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井上ひさしは原子炉事故を予見していた

2011年4月17日

□今刻々と危機をます東日本津波大震災に続く、東京電力福島第1原子力発電所の火災事故。事故評価尺度がレベル7に格上げされ、チェルノブイリ原発事故を凌ぐ人類始まって以来とも言われるほどの様相を呈してきた。
□連日全世界のメディアが東電原発火災事故(Fukushima 3.11)の成行きを注目し、救援に要人だけでなく各国の最新原子力科学技術スタッフが来日している。原子炉・燃料棒冷却のために「水、水、水を…」と決死の作業が日夜続いている。しかし次から次へと未解決の水問題が山積し、今もって危機が去っていない。

▼人類へのメッセージ

□私は、昨年9月に「環境と文学―いま、何を書くか」をテーマに開催された「第76回国際ペン東京大会」(日本ペンクラブ主催)開会式で上演された群読劇を、いやでも思い出さざるを得ない。群読劇は日本ペンクラブ前会長の井上ひさしさんが書いた「水の手紙」で、井上さんが世界中の「水
問題に託して書き残した人類へのメッセージである。
□井上ひさしさんは、惜しくもこの開会式の群読劇を見ることなく昨年4月9日亡くなられたが、劇は、20数人の若者が世界から寄せられた水問題の手紙を読み上げる形で進行する。

国際ペン東京大会2010
写真説明:国際ペン東京大会の開会式で上演された、故井上ひさしさんの群読劇「水の手紙」(2010年9月26日早稲田大学大隈講堂)写真提供:共同通信社

▼原子を鎮めるのは水以外にない

□アラル海、コロラド川、黄河、モルジブ、ベネチア、アフリアなど世界各地で渇水、浸水、水不足と水問題は刻々と深刻化している。群読劇の中で若者が叫ぶ。
□「わたしたちの住む地球は水の惑星」、「みんな水で生きているのです」、「みんな水で生かされているのです」、「わたしたちは水そのもの」
□そして最後のセリフは、「わたしは水です」であった。

▼文学が時代を予見するのか

□原子を鎮める、地球を救うのはまさに水。作家、井上ひさしさんは今、福島で起きている原子炉災禍を既に予見していたのである。何と言うべきだろう。声もない。日本の今の今を見ると恐ろしいほどである。
□文学が時代を予見するー。昨年、東京に集った世界の作家たちは、日本ペンクラブの掲げたテーマ「環境と文学―いま、何を書くか
を今更のように噛みしめているに違いない。(了)

(文:向山肇夫('63法法)

注:群読劇の一部はYouTube(Opening Ceremony-International PEN Congress Tokyo 2010)で見ることができます。 
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