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「わたしの意見・主張」 ~発想の転換が上智の命運決める~

■入試改革への取り組みへ

 国際学力テスト(PISA)の成績で日本の教育関係者は一喜一憂しているが、大学入試を含め大学教育の仕組みを根底から改めない限り、日本の若者たちのバイタリティーは下がるばかりだ。人材育成のために大学改革、入試改革への取り組みを上智大から始めるときが到来したのではないだろうか。

 日本経団連は、学生に対する会社説明会などを3年生の12月1日以降とする方針を固めたという。というのも学生の就職活動は3年生の夏ころから始まっていて、学業の妨げになっているからだ。入試地獄から解放されて大学に入り、部活や旅行などに熱を入れて、いざ勉強しようとすると就活が待っている。しかも不況のあおりで昨年春に卒業した大学生の就職率は60・8%、就職も進学もしていない人は8万7千人にも達している状況だ。研究テーマを見つけて勉強に励む大学生は数えるほどしかいない。

■問題は企業側・・・

 さらに問題なのは就職したものの中途退職する若者たちが増え、企業も中途採用に力を入れないと存続できない時代である。

 メディアも例外ではない。新聞社や通信社も新規採用した人間が次々に辞めていくので中途採用で補充せざるを得ない。しかも中途採用した人間の方がやる気十分で、仕事も器用にこなす。極端な言い方をすると、中途採用に依存している状況なのだ。

■個々の適材適所を見極める力・・・

 どうしてこのような問題が生じてきたのだろう。さまざまな原因、見方がある。私は学校教育が単なる受験教育になり、受験技術だけは身につけるが、肝心の児童・生徒の興味関心を引き出したり、自分が何に向いているか、どんな仕事をしたいかという点についての教育がされていない、こうした状況を数十年も文科省は放置してきたからだと考える。

 上智大学も例外ではない。私は60年の新聞科卒だが、当時の同級生の大半はマスコミ界で仕事をしたいという意欲に満ちていた。ところが近年は受験競争のあおりを受けて、「上智ならどこでもいい」という学生が増えた。そのため新聞科の教授たちはマスコミで働く意義、動機付けを学生たちに培う努力をしなければならない状況のようだ。

■上智大学のユニークな入試制度を・・・

 どうしたら目的意識や問題意識をもった研究意欲に満ちた学生を採用できるのだろうか。従来のように入口を狭めた入試制度を改め、門戸を広げる代わりに出口を狭める、つまり卒業基準を厳しくするのも一つの方法である。そのためには授業の質を高め、勉強しなかった者は卒業させないという方針を内外に徹底させなければならない。

 さらには高校を卒業した後の社会体験、職場体験を重視する入学枠を別枠で設けるのもよいだろう。また他のキリスト教系の私大と連携して、取得した単位を生かしながらが大学をはじめ学部や学科を自由に移行できる柔軟なシステムをつくってはどうだろう。

 要するに大学入試センターを基軸とする現在の偏差値中心の入試システムをいかに解体し、上智独自のユニークな入試制度をはじめ教育、研究システムを構築できるか、発想の転換がこれからの上智の命運を決めると考える。
(文:横川和夫)
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