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  1. 萌音

    萌音

    2014-04-03 (Thu) 08:29

    こんにちは。富士屋ホテルのブログを読んでたらコチラのブログに辿り着きました。写真が綺麗でオシャレなブログですね。羨ましいです

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富士屋ホテルでデッカー大佐の『黒船の再来』を現場検証する

 戦後昭和21年から25年まで米海軍横須賀基地司令官だったデッカー大佐(後に少将)夫妻共著の回顧録“Return of the Black Ships”『黒船の再来』を5年もかけて翻訳中。その中でデッカー司令官が泊まった箱根宮ノ下の富士屋ホテルを現場検証するため、2010年12月23,24の両日行ってきた。 3年前にも見学に行ったことはあるが、やはり風呂や部屋の中は泊まらないとみられないので、3月に迫った出版に向け最後の検証に行ったわけだ。
以下はその旅日記・・・。

 【2010年12月23日】
 23日は午後12時58分横浜発のアクティーで行く予定で、家を出たが、予定より十分早く着いたので、東海道線熱海行き普通に乗る。当たり前のことだが、途中でアクティーに抜かれ、小田原には12分遅い13:56着。

中腹まで冠雪した富士山が車窓からだんだん大きくなる。きれいだ。

 JR小田原駅は3年前に富士屋ホテルを見学して以来か。横浜駅より敷地はゆったりして近代化した新しい駅ビルにびっくり。ここで軽食を摂って、3番線から出発の桃源台行きのバスに14:35に飛び乗る。

 宮ノ下温泉で降り、640円。歩いてすぐの富士屋ホテルに3時ごろ到着。ホテルボーイが駆け下りてきて荷物を運んでくれる。

富士屋写真①花御殿CIMG0538
写真①「花御殿の富士屋旅館」

 デッカー司令官がこの本で記述している正面玄関を入り、「赤い欄干のある階段」を上り、「頂上には龍の頭が寝ている」ところをさっそく写真に撮る。

富士屋写真②
写真②「正面玄関から入ったところにある階段の赤い欄干。この上に龍の頭が寝ている」

富士屋写真③
写真③「赤い欄干の上に寝ている龍の頭」

 もう少し階段を上ったところに本館ロビーがあり、チェックインすると、部屋はデッカーさんが昭和14年に齋藤博駐米大使の遺骨を米巡洋艦アストリアで運んだとき招待されて泊まったのと同じ「花御殿」だ。

 3階の「泡盛草」(あわもりそう)の356号室。思ったより広くはないが、荷物を置いたり、洋服やコートをかける部屋があり、それだけゆったり感がある。それに風呂場の中に、トイレが別室になっているのが特別に感じる。だけど、どこも天井が高く、暖房で部屋が温まるのに時間がかかり、寒い。

 花御殿はデッカーさんが昭和22年に泊まったのは「菊の間」で、「天皇の間」ともいわれる。この部屋は65㎡もある別格の広さ。


富士屋写真④
写真④「花御殿の部屋での佐々木寛」

 周りはアジサイ、水仙、はす、百合など全部花の名前がついた部屋ばかり。幸せな気持ちにさせてくれる。

 午後4時と4時半から館内の見学会があり、明るいうちの4時からのに参加する。30人くらいの団体にのこのこついていく。史料展示室には三代目の山口正造さんの像がある。メインダイニングルームでの説明にはみんな80年の重みと豪華さに「うーん」とうなづく。日本的なつくりと将軍の部屋にいるようで、フランス料理にもなぜかぴったりと合う。


 富士屋ホテルは創業が明治11(1878)年で、今年で132年。創業者は山口仙之助。この人は慶応義塾に学び、福沢諭吉の教えを受け、アメリカに渡り、羊の飼育を日本に
持ち帰ったが、咸臨丸で渡米した斎藤留吉(木村摂津守の従者、栃木県壬生町出身)が熱海の伊豆山で牧羊を試みたのと同じように、失敗。しかし、ホテル経営に乗り出し、大成功をする。

 本館が明治24年建築で、私の父の生まれた年、菊華荘(明治天皇の第八皇女美富宮内親王のために建てた別荘)が明治28年、西洋館は明治39年(義母の生まれた年)、メインダイニングルームが昭和5年、花御殿は女房の生まれた昭和11年と、デッカーさんが書いているように、何回もの建て増しをして、内部は全部複雑な廊下でつながっているが、迷路のようで、3度も迷ってしまった。

 三代目の山口正造は日光の金谷ホテルの二男で、廊下に展示してあった口髭のめずらしい写真(今は史料展示室に)があったように、「万国ひげクラブ」を作った人。この人がまた、ホテル経営がうまかった。箱根では日本人は奈良屋に、外国人は富士屋ホテルにと分業制にしたのが成功の秘訣。

富士屋写真⑤
写真⑤「万国ひげクラブの面々の珍しいひげのオンパレード」

 見学会の説明員は宿泊課の中田裕子さん。終わって、デッカー本の富士屋ホテルの記述がある3ページを見せると「コピーさせて・・・」と事務所へ。

 12月18日逗子での「デッカーの功績」講演会で配った営業用の4ページとデッカー本の表紙のコピー、それに翻訳中の校正本の表紙コピーを渡す時間がなく、明日の課題として持ち越す。


 ともかく6時からの家族風呂「人魚の湯」(「人魚風呂」改め)を2,100円で予約、17:45からの夕食を19:30分に変更して乗り切る。

富士屋写真⑥CIMG0572
写真⑥「人魚の湯」

 人魚風呂は正方形で、天井は丸くなく、「金魚風呂」は消防法で不許可になり、すでに「丸天井に金魚が泳いでいた」おもかげはどこにもない。

 フランス料理のメニューは
 ①ホタテ貝と牡丹海老のミキュイ ペルノー酒の香るポワロークーリ添え
 ②白いんげんのスープ
 ③羅臼で取れた真鱈の香草パネ ミニラタトゥユ(ratatouille)とソースフヌイユ
 ④牛フィレステーキ 白ポルト酒風味のクリームソース
 ⑤ガトーオペラ オレンジシャーベット添え
 ⑥コーヒー

でした。もちろん私には食べきれないボリュームでしたが、女房に手伝ってもらってたらふく食べ、大満足。

 【12月24日】
 自室の源泉かけながしの風呂に5時過ぎ入り、ひげそり。女房に早すぎると文句を言われる。

 朝食は9時に、1号線を渡ったところにある御用邸「菊華荘」の和食にする。寒くてオーバーを着ていく。

富士屋写真⑦CIMG0592
写真⑦「明治天皇が第八皇女のために造った御用邸菊華荘」

富士屋写真⑧CIMG0597
写真⑧「菊華荘で朝食をとる筆者」

 和食を出す和室は8畳、10畳、12畳二つ、4畳など大きな座敷に本床の間、違い棚のある本格的書院造り。

 単独で頼めば3450円の高級和食、食べきれないしゃけ、卵焼きなどもあったが、おかゆは小さい茶碗に3杯も食べる。

 さて、話は昭和5年、堂ヶ島の大和屋旅館に父と長女、二女、長男の3人が家族旅行したときの写真が家にある。その後追いでその旅館をコンシェルジュに訪ねると、ホテルから歩いて3分ほどの所にあるという。そばまで行ったが、急坂なのであきらめた。

 もうひとつの目的地である芦の湯の老舗「松坂屋旅館」(「帰れなくなったドイツ兵」130人が昭和18年から22年までの4年間止宿していたところ)へ行こうと思ったが、バスで20分と教えてもらったまではよかったものの、これまた、寒くて鼻水が出てきて断念。

 またの機会に譲ることにして、バスで下山。なぜか予定していた12:25分小田原発のアクティーに乗り、13:12横浜着。ジョイナスの地下二階でうどんを食べて二時過ぎ帰宅。

 【まとめ】
 ともかく日本最古級で、最高のホテルに行こうと駆り立ててくれたのはデッカーさんのおかげと感謝しつつ、夢気分の旅は終わった。

2人分で交通費を含め総計67,000円ほどだったが、これも天の恵み。

 帰り際、チーフコンシェルジュの亀井さちさんに、営業用4ページとデッカー本の表紙のコピー、それに校正本の表紙コピーを渡し、来年3月に本が出版されたら1冊はお買い上げしてと依頼、「それは必要です」と彼女は言い、上司にもその旨伝えてもらうことを約束した。

 【余談】
 家族風呂に行く廊下には宿泊した有名人の写真がたくさん張り出され、展示されている。 
 その中に昭和7年のチャーリー・チャプリン、昭和21年のアイゼンハワー元帥(後に米大統領)とアイケルバイガー米第八軍司令官の二人の「アイク」が奇しくも並んで同じ写真に写っているではないか。これは貴重な写真だ。

富士屋写真?CIMG0615
写真⑨「マッカーサー元帥のジーン夫人」これも珍しい写真です。

 もう一つ、マッカーサーのジーン夫人が元帥と一緒に写っている写真もその左隣にあり、ジーン夫人の顔写真は初めて。これも必見。私にとっては大ニュースみたいなものだ。
(文と写真:佐々木寛(S34外・英))



佐々木寛プロフィール
1935(昭和10)年、横須賀生まれ。横須賀市立豊島小、緑ヶ丘中、県立横須賀高校
1959年上智大学外国語学部英語学科卒
1959年(昭和34年)、時事通信社入社、外信部、横浜支局、南米ペルーのリマ特派員(4年3カ月)、出版局世界週報編集部次長のとき、ロンドンの国際戦略研究所編」の『軍事力バランス』を翻訳・編集を手掛け、軍事用語に精通する。マスコミ・ソフィア会会計幹事を23年間務める。
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  1. 萌音

    萌音

    2014-04-03 (Thu) 08:29

    こんにちは。富士屋ホテルのブログを読んでたらコチラのブログに辿り着きました。写真が綺麗でオシャレなブログですね。羨ましいです

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