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三水会4月講演会「夢に向かって一緒に走ろう」大野寿子氏

■講演テーマ:「夢に向かって一緒に走ろう」
■講師:大野寿子(おおのひさこ)さん ('73年文新)
   一般財団法人 メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン事務局長

■日時:2013年4月17日(水)18時30分~21時

■場所:ソフィアンズクラブ

■参加者数:20名


写真正面
大野寿子氏


▼難病の子供たちの夢の実現を目指して

大野さんの講演は、「本日は、「メイク・ア・ウィッシュ」の活動についてお話することを楽しみにしてきました。そして私の講演を聞き、賛同されて一緒にこの活動の種まきをしてくださる方が増えればという熱い思いで伺いました」と元気のよい明るい挨拶で始まった。写真③ オープニング 写真④挨拶される大野さん

▼「メイク・ア・ウィッシュ」とは?

「『メイク・ア・ウィッシュ』とは、『願いごとをする』という意味です。皆さんはどのような願いごとを子供の時にされましたか?
野球選手にあこがれたり、外国に行きたかったり、アニメの主人公やビートルズに夢中になったりしたでしょう。
 病気の子どもたちもいっしょです。『あれやりたい、これやりたい、大人になったらこんな仕事をしたい』といろいろ夢を子どもたちは持っています。
難病を抱える子どもたち一人ひとりの夢をピンポイントで実現させるのが、私たち の団体『メイク・ア・ウィッシュ』の活動です」と語りかけた。

写真⑤ プレゼンの様子RIMG47639
講演の様子

▼それは、白血病に苦しむ男の子の夢をかなえることから始まった!

「メイク・ア・ウィッシュ(MAW)」活動団体( HYPERLINK "http://www.mawj.org/index.html" http://www.mawj.org/index.html)は、1980年にアメリカで発足した。発足のきっかけは、クリスという白血病の7歳の男の子は警察官になる夢だった。それを聞いた地元警察は、クリスを「名誉警察官」に任命、実際にクリスは警察官として宣誓し、駐車違反の取締りも行った。 5日後クリスは亡くなったが、殉職した警察官として「同僚クリス」の葬儀が地元警察では執り行われた。この話題は、CNNのニュースで全米に伝えられ、大きな反響を呼んだ。難病のため夢をかなえることができないかもしれない子どもたちのため、メイク・ア・ウィッシュ基金が設立され団体活動が開始された。3歳から18歳未満の難病と闘っている子どもたちの夢をかなえるため、その子どもと家族に対して、無償で活動をしている団体の日本支部「一般財団法人メイク・ア・ウィッシュ ジャパン(MAWJ)」で、大野さんはその事務局長を長らく務めている。

大野さんは、「この団体は日本では1992年12月に沖縄で設立され、今年までに2,043名の病気の子供の夢の手伝いをしています。口頭では一言で済んでしまいますが、2,043とおりの思い、願い、家族の夢、愛、ストーリー、奇跡もありました」と語り、DVDの動画で、同会の活動の対象となった子供たちが紹介された。これには会場の参加者全員が、思わず目頭が熱くなった。

写真⑥ DVD紹介 パパと結婚式をする夢RIMG47669
最後に紹介されたDVD、パパと結婚式をする夢

▼夢がかなえられる時、子どもたちにはどのような奇跡がおこるのだろうか?

「キーワードは 夢 笑顔 喜び」という言葉
大野さんは、奇跡とも言ってよいひとり一人のエピソードを語りだした。

○「病気が進んで歩くことが難しくなっていた女の子はディズニーランドに行くのが夢でした。その夢がかない、ディズニーランドの入り口に着くと、奇跡がおこります。彼女は車いすかたら立ち上がり、不思議の国のアリスにハグをするため、歩きだしました」

○「病気の進行と共に感情や言葉をなくしていた男の子が、イルカと会う旅にでかけたとき、『お母さん、弟の名前、どうもありがとう』という大切な言葉を思い出しました」

○「全員にぴかぴかの輝くようなとろとろの笑顔が生まれます。あの子が、夢がかなう日をカレンダーに丸を付けて、毎日楽しみに目を輝かせて待っている。あんなに笑って、あんなにはずんで、あんなにしゃべって、ひとりの子どもの笑顔は一緒にボランティア活動をしている人、その話を聞いた沢山の人の心をひとつにしてきました。キーワードは 『夢 笑顔 喜び』という言葉です」

○「『かわいそうな子どもの最後の夢づくりをやっている団体だね』と言われることもある。そのような否定的な考え方ではなく、あれやりたいこれやりたいという熱い子どもたちの思いが周囲の大人を巻き込み、夢をかなえることの大きな喜びが波のように大人にも広がり、未来へ進む大きな力になっていく」

▼夢の実現は新たな出発に

クリスの例のように周りの大人に、「生きることはすばらしい」という思いが波及し、さらに「夢がかなってよかったね」だけで終わらず「私こんなすごいことができるんだ」という自信になり前向きな考え方になるという。

○「いつか病気が治ったらではなく、今チャレンジしていくきっかけづくりをしたいと思います。例えば、福岡ドームでプロ野球の球団(ホークス)の始球式をした男の子は、次はエース投手の球を打ちたいといいます。それを聞いたお母さんは『夢の実現はゴールではなく、新しいゴールへのスタートラインです』というすばらしい言葉をおっしゃいました。そういう活動をしたい」

○「骨肉腫という病気でテニスができなくなった男の子は、車いすテニスで世界へ羽ばたきたいという夢があった。すでに肺への転移していたが、高校卒業検定試験を受け、車いすテニス選手の国枝さんの練習所にテニス留学をし、また同じ大学に入学した。

○「夢をあきらめないこと。その夢は多くの人に支えられているので、途中であきらめないことと。MAWJとの出会いは、単に車いすをもらっただけでなく大きなチャンスをもらい沢山の人が応援をしてくれるということを知ったということ」とその男の子は。

また、あこがれのJリーガーに会った女の子やフェラーリに乗って350キロのテストコースを走った男の子の話や、アフリカの子どもたちに鉛筆を贈りたいという夢をかなえた女の子の例も披露された。

▼夢の力ってすばらしい!

大野さんは、19年の間日本のMAW事務局で活動している。「私は、最初毎日事務局に通い、働かせてくれとおしかけて雇ってもらったスタッフ第一号のずうずうしいおばさんです。その私がMAWの活動によって気づかされたのは『夢の力ってすばらしい』ということです。夢があるから頑張る、立ち上がることができるというのを子どもたちの姿をみて思いました。そしてもうひとつは『手をつないで生きること』の大切さです」と強く語った。

さらに大野さんは、急性リンパ性白血病を再発した小学校4年生の女の子が闘病生活の中、夢である絵本作りをするという話題をDVDで披露された。

小学校4年生の女の子は、絵本作りが始まるとお母さんが目を見張るほど、元気になり、編集会議をとても楽しみにしていて、自分のアイディアを次々と出していた。絵本は、本人の願いどおり、日本中で病気と闘っている子どもたちにもプレゼントされることになり、その贈呈用のしおりをその女の子は作成した。それには「つらいのは君ひとりではないよ。皆で一緒に健康を育てよう」と9人の子どもが輪になって手をつないで踊っているイラストが描いてあった。 

それを見たとき大野さんは、「何度この子は自分自身にこの言葉を言い聞かせてきたのだろう」と思い、手をつないで一緒にいるという大切さを感じたという。家族全員もつらく、何より自分も痛みと闘うつらい闘病生活をしているのに、自分と同じ様に苦しんでいる他の子どもたちのことを思いやり、手を差しのべた女の子の姿勢に大野さんは感銘を受けた。残念ながら、絵本が完成する1日前に彼女は旅だったが、森に暮らす動物たちが力を合わせて宝物を見つけるというこの絵本は、全国の小学校や小児病棟におかれているという。

写真⑦ 絵本を作る夢の紹介 RIMG47620
絵本を作る夢の紹介

大野さんは子どもの闘病生活すべてを支えることはできないが、丸く手をつないだ中にちょっと、手を差出し夢の実現のお手伝いをするというのがMAWJの仕事で、手をつなぐということの大切さに気付いたという。そして「手をつなぐことによって 生きる、頑張る、命ということを、思い出ではなく、今も明日も子どもたちから教え続けてもらうことだと思いました」と語った。

▼夢の力 病気の人と手をつなぐ

大野さんは、MAWの活動が三輪車にたとえられるという。前の車輪で一人ひとりの夢を探し、後の2つの車輪でお金を集める活動(物品販売、イベント開催等)をしている。各国支部は、独立採算の団体だそうだ。

「最後の3つ目の車輪は、広報活動でこの活動のことを伝えることです。それも、かわいそうな子どもではなく、夢を思い描くこととその明るい心をもつ子供たちに手をつなぐことで大きな喜びを得るということを沢山の人に知ってもらいたいと思います」と、そして「活動の成果を皆さんにお伝えすることは、個人情報の問題等もあり、テレビでするわけにいかない。しかし、私は文章には人の心を動かすことができる力があると信じています。できるだけ自分の著書を紹介しながら広報活動を行っている。生か死か白か黒ではなく、その中間のグレイの場所で、闘病と戦っている子どもを輝やいてほしいと思っている」とも語った。
(著書の紹介:『メイク・ア・ウィッシュの大野さん』メディアファクトリー2006刊)

写真⑧著書紹介RIMG47647
著書を紹介する大野さん

大野さんは、最後に「10万人に1人という病気にかかる子どもがいる。たまたまその1人子どもが病気になったお陰で、残りの99,999人の子どもが健康ならば、残りの子どもは1人の病気の子のことを応援してほしいと思います。子どもに直接会えなくても、どこかでだれかと手をつないでいることを信じ、人間として共感し、想像するそこがすべての活動です。できたら種まきおにいさん、おねえさんとして、みなさんにも活動をしていただければ幸いです」と締めくくった。

質問コーナーでは、闘病生活を続ける子どもたちのこと、活動資金や劇団四季や学生時代の思い出について質問や意見交換があった。

▼感想

あるガン専門病院に知合いの見舞いに行った時、小児病棟でエレベーターを降りたことがある。偶然だったが、私は生まれて初めて幼いガン患者たちを見て、ショックで心が重くなったことを思い出した。その時、「かわいそうに」という目で子どもたちのことを見たことを恥ずかしく思った。今回、ひとり一人の夢をかなえるため生命を輝かせ、未来につなげる活動をしている大野さんのお話を伺い、生命の尊さと夢を持って生きることの大切さを改めて感じた。TV出演の夢をかなえた女の子の「幸福とは、幸福な人には見えないもの」という言葉や「『希望』という明日を迎えられ、生まれてきて本当によかったと思うことの大切さを教えてくれました」というお話が胸に刺さった。今後の大野さんの活動に注目したい。('77年外独 山田洋子)

写真⑩ 懇親会RIMG47702
講演後の懇親会の1コマ


<プロフィール>
大野寿子(おおのひさこ)さん ('73年文学部新聞学科卒)在学中は劇団四季付属演劇研究所5期生として芝居に明け暮れる。大学卒業後商社マンと結婚し、4人の男児の母となる。87年夫の転勤に伴い渡米。91年離婚し、子供4人と共に帰国。友人が経営するブティックに勤務。94年再婚。計6人の子供の母になる。
 米国のボランティア団体「メイク・ア・ウィッシュ」の活動を知り、日本事務所のスタッフに志願する。以後「一般財団法人メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン」(MAWJ)の事務局長として、難病と闘う子供たちの夢をかなえる活動に精力的に取り組んでいる。
●著書:『メイク・ア・ウィッシュの大野さん』(メディアファクトリー2006刊)
99年ASFでも女性で活躍している方の講演をいただいている。
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  • Date : 2013-06-17 (Mon)
  • Category : 三水会
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