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三水会2月講演会「ソフィア・森の長城プロジェクト」戸川宏一氏

■講演テーマ:「ソフィア・森の長城プロジェクト」ー
     「ガレキを活かす森の長城プロジェクト」および
     「上智大学創立100周年のソフィア会活動」について
■講師:戸川宏一(とがわ こういち)さん ('63年経経)
     インターマックス・コーポレーション代表取締役社長
     上智大学ソフィア会副会長・ソフィア経済人倶楽部専務理事
■日時:2013年2月20日(水)18時30分~21時
■場所:ソフィアンズクラブにて
■参加者数:26名

戸川宏一氏
戸川宏一氏

まず講演会幹事の佐藤光利氏より今回の講演の概要などが紹介されました。

「今回『ガレキを活かす森の長城プロジェクト』については、 細川護煕さんと同期の向山さんや支援会の石川さんも本日出席されていますが、戸川さんがその活動を支援する会(「ソフィア・森の長城プロジェクト」)を立ち上げられたということでお話を伺います。また、上智大学創立100周年事業は現在進行中で、三水会の中にも実行委員が自分も含め何名かいいます。今回講演をお願いした戸川さんは、ソフィア会副会長というお立場で上智大学創立100周年事業についてのお話も伺います。」

佐藤さんより戸川さんの紹介
佐藤光利幹事が戸川氏を紹介

戸川氏は、まず自分を含めどうして上智大学卒業生が『ガレキを活かす森の長城プロジェクト』に関係することになったについて現状を講演された。

▼今、何故『ガレキを活かす森の長城プロジェクト』か?

 平成23年3月11日、2万人余の犠牲者と甚大な被害をもたらした東日本大震災だが、二年余が経過した。しかし被災地はいまだに大量に発生した震災ガレキの処理ができていないのが現状である。これを解決するために立ち上がったのが、上智大学'63年法学部卒の細川護煕氏(元首相)と横浜大学名誉教授宮脇昭氏です。

森の長城プロジェクトP14
森の長城プロジェクト資料①

 それはガレキを活かす大防潮堤(森の長城)を作ろうというものです。被災地域の復興には、将来の巨大津波に対応するため、防潮堤の整備が不可欠で、青森県から福島県に及ぶ太平洋岸に、ガレキを活用して盛土を築き、その上にシイ・タブ・カシといった土地本来の照葉樹、低木・草花からなる森を育て、巨大津波から命を守る300kmにわたる森の防潮堤を築いていく、つまりガレキを活かす「森の長城」をつくるというものです。

森の長城プロジェクトP8
森の長城プロジェクト資料②

 この計画を実現させるために細川氏は、昨年財団『ガレキを活かす森の長城プロジェクト』を設立、この財団法人理事長に細川氏が就任され、これを国民運動にしようとするために活動中です。上智大学関係者もこのプロジェクトに賛同し、支援グループを発足させ、発起人の一人として自分も活動を始めていると語りました。

▼「ガレキを活かす森の長城プロジェクト」の目指すもの

戸川様プレゼン様子
戸川氏プレゼンの様子

 「ガレキを活かす森の長城プロジェクト」は、津波の防ぐ堤の目標総延長は、300㎞(青森県~福島県の太平洋岸)にわたる。幅30m~100m、高さ10m~15mの残土とガレキを利用したマウンドを築き、タブノキ やカシ類、地域の草花からなる「ふるさとの木に よるふるさとの森」をつくるものです。(詳細はHP参照 http://greatforestwall.com/ )

 今回の東日本大地震時の大津波に強かったのは、土地本来の「ふるさとの木」であるタブやカシの木だったためことが証明されました。これらの木を植樹する計画で、昨年財団が計画した仙台での「ドングリ拾い」も行なわれ、戸川氏も含め上智卒業生も多く参加したそうです。戸川氏は、「その土地の木にあくまでこだわり、そのドングリを拾い植えることが大切である」と強調されました。

森の長城プロジェクトP9
森の長城プロジェクト資料④

▼始まった上智関係者による「ソフィア・森の長城プロジェクト」の活動

これまでの経緯:
2012年9月27日に'63年卒金祝委員会を中心に上智関係者による支援グループを立ち上げた。きっかけは、金祝の会合をやっている時に細川元首相がガレキのプロジェクトを立ち上げたという新聞記事を持ってきた人がいて、さっそく、このプロジェクトをサポートしようということになった。そのポイントは細川氏個人のためではなく、「森の長城プロジェクト」を支援するのが目標で、5月26日の'63年卒金祝祝賀会の機会に寄付することも決定し計画が進められている。

現在までの活動:

◎2012年11月9日~11日:
仙台平野における輪王寺他神社・寺におけるドングリ拾いに参加(上智関係では6人参加)をした。

細川氏を囲んでP19
ソフィア・森の長城プロジェクト:細川氏を囲んで

11万個のどんぐりを拾ったが、実際に芽が出るのはその内2から3割程度だという。

※マスコミ・ソフィア会HPのどんぐり拾い参加者投稿も参照のこと
 http://cumsophia.jp/rr130119.html#rr_130119 

◎2013年2月15日:
上智卒業生有志による「ソフィア・森の長城プロジェクト」の設立総会が開催(発起人は22名)共益法人事務局の小野崎氏、名誉顧問カリー元学長を含む16名が参加した。ちなみに2月21日に、オークションパーティーが開催され、マスコミにも紹介された。


メンバーは以下のとおり

ソフィア・森の長城プロジェクト
名誉顧問:ウィリアム・カリー (上智大学元学長 )
発起人: 堀 信行、柳本 信一郎、辻川 毅弘、戸川 宏一、 向山 肇夫、藤井 統司、金 肇、 大滝 史博、 小桧山 紀之、本間 優子、山田 充彦、 宮本 武夫(以上1963年卒)
石川 雅弥(1965外英)、池田 賢吾(1965年経商)、 秋元 征紘(1968年経経)、加藤 春一(1968年経経)、 穴原 謙(1971外西)、枝川 葉子(1972外独)、
八木 達郎(1974経営)、上原 隆一(1976経営)、 高山 雄一(1976法法)、伊達 万壽夫(1977経営)(以上22名 )

戸川氏は、「これからこのメンバーでスタートをして増やしこれからますますこのプロジェクトチームを大きくしていきたい」と語りました。

最後に戸川氏は、「震災の現場に行くと本当に何もなくて、悲しくなり、まだ時間がかかることを実感し何かできることをしたいと強く思う。財団が計画している植樹祭(5月2日)にはポットの苗を、現地で植樹をする予定で上智大学の参加者も大歓迎なので是非参加してほしい」と語られた。

又、来る5月26日の母校100周年記念ASFでは、東北復興支援のひとつとして「500円募金」としてワンコインで苗の募金活動をする。さらに6月9日には南相馬市での財団による植樹祭が行われる予定で、「現役学生にはなるべくたくさん参加してほしい」とも語られた。

▼着々と進行する上智大学創立100周年・ソフィア会2013年記念行事

次に「上智大学創立100周年記念 と上智大学及びソフィア会2013年行事 」の説明が、行われました。

創立100周年記念イベントカレンダー
上智大学創立100周年記念2013年度行事予定表(2013年1月現在)※クリックして拡大

※各イベントのお知らせはソフィア会HP参照ください http://www.sophiakai.gr.jp/

「上智大学における教育の精神は、”他者のために、他者と共 に生きる“(Men and Women for Others, with Others)で、自由な思索を尊び、外の世界に開かれたヒューマニズムを模索するということ。 この精神が上智らしさの原点であることを今一度見直し、100周年のソフィア会の行事を通じて、この精神をより一層、日本社会、世界に向かってアッピールできるようにしたい」と最後に強調されました。

最後の質問コーナーでは、東日本大震災の復興の状況について等、意見交換が活発に行われた。

質問コーナー質問する向山さん
質問コーナー質問する向山氏

▼感想

参加メンバーで発起人の細川氏と同窓生の向山肇夫('63法法)氏は、「この"-ガレキを活かす-森の長城プロジェクト"の活動が多くのソフィアンの協力で、ソフィアの森が実現すること祈りたい。」と語りました。

余談ですが、昨年、BSフジTVの番組「プライムニュース」に細川元首相と宮脇教授が「森の長城プロジェクト」の紹介で出演されているのを偶然拝見しました。当時の野田首相を、細川氏が訪問されたため、政界復帰の噂が流れたらしいが、このプロジェクトのことで首相官邸を訪問されたそうです。

戸川さんがおっしゃるように、「細川氏個人のためではなく、ソフィアンとして東日本大震災の復興をこのプロジェクトを通して支援することで、将来日本の豊かな自然が戻れば」と思いました。('77外独 山田洋子)
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  • Date : 2013-03-30 (Sat)
  • Category : 三水会
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