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三水会1月講演会「見ないで買い物!? ラジオ通販のひみつ」清原美樹氏

■講演テーマ:「見ないで買い物!? ラジオ通販のひみつ」
■講師:清原美樹(きよはら みき)さん ('84文新)
    株式会社ニッポン放送 エンターテインメント開発部 副部長
■日時:2013年1月16日(水)18時30分~21時
■場所:ソフィアンズクラブにて
■参加者数:25名

清原さん正面1RIMG38549
清原美樹氏

 2013年最初の三水会ニッポン放送(AMラジオ1242)で、清原さんが手がけている「ニッポン放送・ラジオリビング」(ニッポン放送のオリジナルラジオ通販)でのユニークな取り組みや「見ないでものが売れていく」ラジオ通販の現場について、笑顔いっぱいにお話しいただいた。プレゼントも用意され、最後に参加者全員じゃんけんで盛り上がった。

▼「オールナイトニッポン@三水会」スタート

「皆さんこんばんは、寒い1月16日水曜日、本日のスペシャルプログラムは、清原美樹のオールナイトニッポンです」と同番組テーマソング「ビタースウィートサンバ」(http://www.youtube.com/watch?v=3gqHExUQmUI )が流れる中、さわやかな清原さんの声で、今年最初の三水会はスタート。「この曲なつかしくないですか?本日はラジオ番組だと思って声だけで勝負しますので、プレゼン資料もありません。眼を閉じたい方は閉じてください。最後に皆様の半分くらいの方には何かがあたるプレゼントをご用意しているので、その時は眼をさましてくださいね」と清原さん。昔のパーソナリティーが出ている本「オールナイトニッポン大百科(ニッポン放送監修・オールナイトニッポン友の会編集)」も紹介された。

 清原さんの担当されている「ニッポン放送・ラジオリビング」は、同社が子会社の㈱ニッポン放送プロジェクトと共同で、「価値あるものを求めるラジオのリスナーにショッピングの楽しさを」というコンセプトの下に行っている、ニッポン放送オリジナルの通販事業。そのコンセプトを展開する現場の様子、会社の姿勢が講演で具体的に紹介された。ラジオ通販の「ひみつ」とは?

ニッポン放送ラジオリビング HP  https://www.jolf-p.co.jp/shop/  
ニッポン放送プロジェクト会社概要 HP http://www.jolf-p.co.jp/


▼最初のコーナーは自己紹介

 「私はニッポン放送に入社後約25年管理部門にいましたが、3年前から収入部門の配属になりました。番組表をご覧になればわかるように、番組やスポットCMを販売する放送は限界産業なので、放送事業以外でも事業を強化する必要があり、37年前からニッポン放送はラジオ通販をやっています」と元気に語る清原さんだが、毎朝5時45分に起きて まず高嶋ひでたけさんの番組内の「ラジオリビング」コーナーを聴き、パーソナリティーののり、原稿内容を確認し、気になるところがあれば、生放送に立ち会っている担当者に電話をいれるという。
(番組表:http://www.1242.com/timetable/index_day.php )

 会場ではパーソナリティー・高嶋ひでたけさんの番組「高嶋ひでたけのあさラジ!」の録音が披露された。(同番組HP http://www.1242.com/program/asa/ )

 冬の売れ筋商品「ホワイトグ―ズ高級羽毛布団」を紹介する高嶋ひでたけさんのトークに全員聞き入った。 ストーリー、品質、価格、他との差別化のポイント、条件、連絡先などが滑らかな口調で紹介され、さりげないが、説得力があり、思わず私も購入したくなった。月曜から金曜の放送番組で各ワイド番組のパーソナリティーが自分の番組内でその日の商品を紹介する。

参考 商品イメージ HP通販カタログ:寝具コーナー
https://www.jolf-p.co.jp/shop/select.php?gid=67929&slid=67698

会場の様子RIMG38566
会場の様子

▼他の通販とはどこが違うの?

 通常の通販番組(例えばジャパネットたかたや、ライフサポート「快適生活ラジオショッピング」等)は、通販会社が放送局から番組枠を購入する形のタイム収入で成り立っている。一方、「ニッポン放送・ラジオリビング」は、顧客に対してニッポン放送が売主になっているので、商品の売り上げが直接収入になるそうだ。仕入れから配送、事後処理にいたるまで一貫してニッポン放送グループが責任をもつことになる。「ニッポン放送・ラジオリビング」は、DM、季刊カタログ誌(8万部~10万部)、Webなども展開しているが、圧倒的な売上はラジオ放送によるという。朝5時45分からスタートし、顧客はすぐに電話をしてくるので、早朝から電話がつながらないことも頻繁にあるという。

トークの様子RIMG38593
トークの様子

▼商品を見ないのになぜ売れるのだろう?

 それは、ニッポン放送とそのパーソナリティーへのリスナーの信用度が非常に高いからだろう。例えば、玉置宏さんのいらした時代は、玉置さんが推薦すれば何でも売れたそうだ。

 顧客アンケートによると 購入動機は
 1)パーソナリティーが「良い品ですよ」と言っていると、買いたくなる。
 2)ニッポン放送を信用している。
 3)1回購入してよかったので、再度購入する

という声が多い。

 また、商品の選定では、バイヤーよりパーソナリティーの意見のほうが重視されているようだ。具体的には、㈱ニッポン放送プロジェクトに所属する5名の各分野 (食品・家電・ファッション雑貨・寝具・リフォームサービス・ジュエリー)のバイヤーと、ニッポン放送の清原さんらによって商品企画が行われる。本番の2ヵ月以上前から選定会議が数回開かれ、その後、本選会議で、パーソナリティーと番組プロデューサーが最終決定をするが、パーソナリティーが自分のリスナーに対して、自分の言葉で薦められる納得のゆく商品でないと選ばれないという。パーソナリティーとリスナーの信頼関係が強い理由のひとつだろう。そして放送の現場では、見ることはできなくても、臨場感をだすためにさまざまな工夫や配慮がされているそうだ。

 例えば、梅干しが紹介される場合、スタジオに梅干しを使った料理を沢山置いて、現場を盛り上げ、そして、内容に誤りがないように、メーカー担当者、担当バイヤーが責任を持って番組に立ちあっている。番組終了後は、翌日放送予定の商品説明がパーソナリティーに行われ、実際に商品を試してもらい、原稿が確認される。パーソナリティーはリスナーにその商品を自らの言葉で心を込めて紹介できるように、商品が出来上がるまでのストーリーなど、納得のいくまで取材をする。毎日この繰り返しだそうだが、番組をずっと聴いているとパーソナリティーを自分の家族のように感じているリスナーが多く、それだけに顧客の信用を裏切らないように電話オペレーターの部門も紀尾井町にある㈱ニッポン放送プロジェクト本社内におき、顧客対応が迅速に行われる仕組みになっているそうだ。

 当然だが、放送される原稿の内容については、法務関係部門の厳しいチェックも受けている。また、返品率もテレビ通販より少なく、およそ1%未満という数字も驚きであった。

トークの様子RIMG38600
トークの様子

▼取り扱っている商品は?

 3,000円代のこわれせんべいから100万円以上する家のリフォームまでバラエティーに富む商品が扱われている。効率から言えば、10万円以上の高額ジュエリ―などを多く扱えばよいが、ニッポン放送の通販は、「ただ商品を売るのではなく、情報番組としての成り立ちを重視する」ので、さまざまなリスナーに楽しんでもらうために参加型番組をめざしバラエティーに富む商品開発をしているという。

 最初に述べた「ラジオのリスナーにショッピングの楽しさを」という考え方で、一般的な通販会社のように売上の数字にがつがつしていないらしい。

 具体的な売れ筋商品は、冬は、蟹などの食品、羽毛布団等だそうだ。ところで3月の新入学やお彼岸の時期に売れるジュエリ―は何だろうか? 答えは真珠。ジュエリ―部門では、黒真珠やピンクダイヤモンド、そして男性用のブラックダイヤモンドなど新しいトレンド提案もされるという。ただし、送料込みのため、どうしても利益率は低めになってしまう。

 ではラジオ通販で一番売れている家電製品は?(ヒント:清原さんがいつもバッグに入れ持ち歩いているもの)
答えは携帯ラジオ。ラジオを聞いている人がなぜラジオを買うのか不思議な現象だが、2,3台を一人で持つ人が多く、震災後は特に売れたという。「ニッポン放送のアナウンサー、スタッフ皆これを使っています!」というレコメンド効果が大きいらしい。 ということで、この型番のSONY携帯ラジオを日本で一番多く販売しているのは「ニッポン放送ラジオリビング」だそうだ。

商品情報 <ソニー>高感度 充電式ポケットラジオ 
https://www.jolf-p.co.jp/shop/select.php?gid=67465&slid=67144

㈯SONY携帯ラジオRIMG38640
SONY携帯ラジオの紹介 

 初めて取り扱ってヒットした商品としては、清原さんが偶然展示会で見つけた「エマージェンシートイレキット」についても話された。ラジオリスナーは防災意識が高いため、朝から電話がなりやまない大ヒットとなったそうだが、一般消費者に対して初めて販売したBtoB主体の製造業者もラジオ通販の成功によって、自社製品に自信を持ったというエピソードも披露された。
参考HP: https://www.jolf-p.co.jp/shop/select.php?gid=64127&slid=67241 

 当日、医療ジャーナリスト/医学博士の森田豊の「病院に行くほどではないと放っておくと大変なことになる」という本もプレゼントに出された。これは朝の番組「ラジオ人間ドッグ」から清原さんが企画した本。当日朝の同番組の録音(フリーラジカルについてのお話)も披露された。また、同じくプレゼントのニッポン放送いちおしの健康米「芽ぐみ米」や、6500部が完売した「ニッポン放送女性アナウンサーカレンダー」についても紹介された。
参考HP: 森田豊HP http://morita.pro/html/chosho.htm#6

プレゼントのの本、お米、女子アナカレンダーRIMG38555
プレゼントの商品(本、米、女子アナカレンダー) 

芽ぐみ米」の説明IMG38596
「芽ぐみ米」の説明 https://www.jolf-p.co.jp/shop/regul/megumimai/ 

 最後の質問コーナーでは、仕入れの条件等具体的な質問が出た。

 基本は「衝動買いをしていただきたい」そうだが、「リスナーに楽しんでもらうための番組作りを優先させている」と語った。「ラジオのリスナーはシニア層が多くゴールデン60‘Sの心をわしづかみにしているが、今後は新規顧客も増やしたい。ラジオのリスナー数は、ビデオリサーチによる聴取率調査のエリアよりももっと広い範囲まで電波は届いているので実際の数字は多いはずだ」と語った。

 実際に放送局の売上は、このところ減少傾向だが、清原さんの担当する通販部門の数字は連続伸びていて、ニッポン放送全体売り上げの約2割弱を占めているそうだ。「新しい商品のアイディアがあったら連絡してください」とにこやかに語った。

 最後は、参加者全員を楽しませる達人の清原さんが、じゃんけんの勝者に、プレゼントを渡し、会場は多いに盛り上がった。

じゃんけんで盛り上がる会場RIMG38613
じゃんけんで盛り上がる会場

懇親会RIMG38648
懇親会の様子 

▼感想

 ラジオ通販の現場が具体的にわかり大変面白い講演だった。「見えないのになぜ売れるの?」と思ったが、想像豊かにさせることもでき、また男性パーソナリティーのトークが一般的なTV通販のナビゲーター(女性)より、落ち着いているので、じっくり聴け、間の取り方も絶妙で、押し付けられるような感じがない。会社案内をみて、「情報番組の中で生活に密着している」という言葉にも納得した。また、清原さんは「ロボット掃除機・ルンバ」をお母様にプレゼントし、実際に使ってもらい「基地にもどってくる姿がかわいい」等の感想を聞き出し、説明の切り口をみつけるために日々いろいろと努力されているようだ。さわやかで元気な清原さんの今後のご活躍に期待したい。
(報告:山田洋子‘77外独)


<プロフィール> 清原美樹('84文新)
昭和59年に、AMラジオ局ニッポン放送(AM1242)に入社。
編成部(新入社員時代)、秘書室(バブル期)を経て、経理部へ。
決算・財務・税務及び、会計システム開発を担当。子会社の立ち上げから清算、会社の上場から上場廃止に至るまで等を経験。
平成21年に家族の転勤により1年間休職してニューヨークに滞在。その間に、ピラティス・インストラクターの資格を取得。
平成23年に復職し、エンターテインメント開発部でラジオ通販を担当、現在に至る。
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  • Date : 2013-02-03 (Sun)
  • Category : 三水会
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