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北京出張で見た海外での安全対策ー福永佳津子

2012/10/20

 10月11日から15日まで北京に滞在した。出発前、「日本人駐在員の何人もがタクシーの乗車拒否に遭っている。うまく乗れても車中でずっと日本の悪口を聞かされた人も…」との情報が入っていたので、空港送迎ならびに日中の移動の手配を依頼してから出た。

 現地に着いて観光地に出向いたが、まったくと言っていいほど日本人観光客に出くわさなかった。苗さんという中国人ガイドによると、ほぼ9割強のツアーがキャンセルになっているという。

福永さん故宮博物院20121018IMG_2015
写真:北京・故宮博物院前(観光客はいっぱいいるがその中に日本人は・・・)

万里の長城、天安門広場、故宮でも誰ひとり見かけなかった。北京旅行のハイシーズンというのに、やっぱりだ。まだ中国出張が解禁でないことも在北京駐在員から聞く。

安全確保もさることながら、ビジネス成果が全く期待できないことが理由だ。販売促進も今の時期は考えられず、活発なビジネス活動はほとんど封印されているとのことだった。

福永さん万里の長城P1110941
写真:万里の長城(世界各地からの観光客で賑わう北京の観光地だが、日本のツアー会社の誘導旗や日本人観光客の姿をまず見ることはなかった)

昨日、上海で日本人駐在員が顔を殴れらた話が報道されたが、日本料理店内の日本人客が大勢いる中での暴挙。当面、安心エリアはないと思ってよさそうだ。

 日本大使館前の道路は6車線。ピーク時にはその全車線がデモ隊に埋め尽くされたという。現在は直近の1車線を封じて警備のためのバリケードが敷かれ、青色灯を点滅させた複数台の警察車両、要所要所に立つ公安の物々しい立ち姿に警戒が解けない厳しい事態を知る。大使館に入るには隣のビル内から通じる脇道から回り込む形。館内に入るのは当然だがひと苦労だった。

大使館員に聞いた事例のひとつは、ネットで宿泊予約した人が「知らない」と門前払いをされた話だ。現地としっかりした業務提携がある旅行会社を通じての手配でない限り、同様の問題は今後も起こり得る。

さらには、パスポート携帯は義務となっているが、「ホテルに忘れた」と答えて、トラブルになった例もあるそうだ。通常であれば、さほどのお咎めもないところ、徹底した追及に遭う。「何で見せるんだ」と抵抗した輩がいるそうだが、結果は言うまでもない。

 日本人学校は運動会の中止に追い込まれ、企業によっては事態悪化を案じて家族を帰国させている。小競り合いはまだまだ起こり得ると思ってよかろう。

大使館員も9・18後の2週間ほど、私服通勤を言われたという。背広姿=日本人の典型となって、ターゲットになり得るからだ。日本人であることを気付かせない知恵と工夫、無用のトラブルを生まない姿勢と努力。長期化しそうな今回の問題の雲行きを見つつ、各自は出来得る限りの回避術を施すべきであろう。
(文責(社団法人)海外邦人安全協会理事  福永佳津子('71年文英) 2012/10/16 記)

福永さん


プロフィール
福永佳津子氏 71年文英卒。在ニューヨーク6年。マンハッタンビルカレッジで修士号取得。帰国後は海外生活カウンセラーとして講演、執筆多数。NHK趣味悠々「サトウサンペイと楽しむ海外旅行術(ロングステイ)」講師など。著書に「ある日海外赴任」「アジアで暮らすとき困らない本」など。海外邦人安全協会理事。ロングステイ財団政策審議会委員。
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