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ソフィアンズが書いた本

ヘーゲル精神の深さ―「精神現象学」における「外化」と「内化」ヘーゲル精神の深さ―「精神現象学」における「外化」と「内化」
小島 優子

知泉書館 2011-12-25
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ヘーゲル精神の深さ―「精神現象学」における「外化」と「内化」
知泉書館 2011年12月25日発行 5,250円(税込)
小島 優子 ('07院文哲)

この本で私は、2012年度日本ヘーゲル学会第五回研究奨励賞を受賞しました。この賞は、ヘーゲルに関する研究で将来すぐれた研究者となることが見込まれる若手研究者に贈られます。本書は、上智大学で2007年9月に博士号を取得した博士論文に加筆修正をしたものであるので、このたびの受賞によって哲学研究科の博士論文が評価されたことはたいへん光栄に思います。

本書は、ヘーゲルの『精神現象学』に関する著者の長年の研究をまとめたものであり、全体として力作であると評価されました。ヘーゲルの『精神現象学』を、当時のロマン派の「美しい魂」やゲーテ『ファウスト』などの文学的背景を論じた箇所に、説得力がある点が受賞理由となりました。

今後の課題として指摘されたのは、著者の立てる仮説、「『精神現象学』は行動と言葉による「外化」と「内化」の構造である」という説に対して、行動と言葉、「外化」と「内化」との連続的な関係づけを明確にする点です。

我々は行動や言葉を介して、自分の信条や意志などの内的なものを「外化」します。そして表現した言葉は人々に聞き取られることによって、精神的なものとなって「内化」します。そうしたヘーゲルが描き出す精神の運動のダイナミズムを解き明かしました。

小島優子授賞式写真-s


ご興味を持っていただけた方はぜひ手にとってみていただければ幸いです。

青山学院大学大学院・駒澤大学・國學院大學他非常勤講師
小島 優子(2007年哲学研究科博士後期課程修了)
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