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ヨットで世界漫遊を楽しむ定年後の人生

▼大西洋横断の次はカリブ海巡り

 39年前初めて海外赴任をしたブラジルのサルバドルのマリーナに、2012年1月4日、私はヨットARCOIRIS III号で入港した。当時住んでいたアパートのある高層群を海から遠く望むことができた。

 学生時代、私はヨット部に所属。丸紅に入社し2008年に退社するまでに2回、計10年間ブラジルに駐在した。学生時代から将来はいつかヨットで外洋を航海したいという希望をずっと持ち続け、’07年、退職1年前にフランス大西洋岸のラ·ロッシェルでヨットを購入した。翌年退職と同時に、待ちきれぬ思いでヨットでの漫遊の旅を開始した。会社員時代もずっとヨットを乗り続けていた私は、航海開始に当たり、冒険ではなくのんびり楽しみながら世界を漫遊することを主眼とした方針を立てその通りに実行している。

ヨットで世界漫遊2
筆者垣見(左)と妻・泰子

▼漫遊スタイル5原則

・寒い時期、天候の悪い時期は乗らない。
・無寄港航海距離は最長でも2,000マイル程度とする。
・世界各地で家族や友人を乗せクルージングを楽しんでもらう。
・特別なケースを除きシングルでは乗らない。但し装備はシングル仕様とする。
・年に一度は船を現地で預け一時帰国する。(4月から10月頃まで航海)

 これが私の漫遊のスタイルである。

▼地中海の素晴らしさを堪能

 2011年末までの4シーズンはスペイン、ポルトガル、フランス、イタリア、チュニジア、マルタ、クロアチア、モンテネグロ、ギリシャを巡った。その間、家内に加え多くの友人が乗りに来て地中海の素晴らしさを堪能した。上智大学のヨット部やポルトガル語科の友人も11人がジョインした。ヨットは全長約12M、定員8人だが小さなスペースでの共同生活なのでなので乗員は4人maxに抑えている。原則としてマリーナ係留料(一日30-80ユーロ)、食費などの経費は参加者で割勘だ。マリーナに着くと各自自由行動としそれぞれ好きな場所に観光に行くことにしている。食事は地元の食材を買出し、基本的に家内が料理、食器洗いを男どもがやることにしているが外食することも多い。

▼ヨーロッパの奥深さに脱帽

 地中海をヨットで巡ってみて気がついたのは、北のイギリス、ドイツ、オランダ、フランス、北欧などから地中海を目指してやってくるヨットの多さだ。そのほとんどがリタイアー後の夫婦である。皆、夏の間、地中海クルーズを楽しみ、冬はどこかのマリーナに船を預け母国に帰るという生活をしている。奥様が舵をとり、颯爽と港にはいってくる白髪の夫婦は日本では見かけたことが無い風景だ。小さな子どもをたくさん連れた若夫婦、乳飲み子をつれていても平気だ。若者は休暇を利用しチャータリングのヨットを楽しんでいる。男性のスキッパーを雇いチャーターヨットを楽しむ女性ばかりの組もいる。老若男女を問わず心から海を楽しむ姿と、それを受け入れるマリーナの充実ぶりはヨーロッパの奥深さを感じさせる。ギリシャ危機によるヨーロッパ経済混迷が大きく報道されているが、国は財政危機で苦しんでいても国民はもっとタフに人生を生きている印象を受ける。

▼見どころいっぱいの地中海

 日本のような台風にやられる心配のない地中海性の気候、景色の素晴らしさ、歴史、どこも見所がいっぱいだ。当初は2年ぐらいで他に行こうかとも考えていたが急いで通り過ぎてはもったいないということが分かり、結局4年間地中海に留まることになった。そして、いよいよ昨年12月8日にスペイン・カナリア諸島のテネリフェを出発、大西洋を横断することとなった。ヨット部出身ではないが同じポルトガル語科を卒業、ヴァリグ(ブラジル航空)に勤務したブラジル大好き人間の小林建ちゃんに声をかけ今回の航海となった。航海については彼がすでにレポートしているので省略するが、懸念された荒天も、赤道直下の無風状態もなく、天候に恵まれあっけないほどの素晴らしい3,000マイル(5,400KM)の旅だった。

▼8月にはカリブ海へ

 船は今サルバドルのBahia Marinaに係留中で今年8月にカリブに向け出港を予定している。家内とヨット部時代の後輩が乗船する予定である。カリブには数年居ることになるかもしれない。上智大学での3つの出会い―①ポルトガル語、②ヨット、③妻·泰子(69年スペイン語科卒)との出会い―が今のヨット人生につながっていることは確かである。

 世界をヨットで漫遊するうちに私が出会った、80歳を超えても若々しく海に向かうあのヨーロッパのヨット乗りを見ていると、我々も80歳まではやろうという気になってくる。(文 垣見泰雄 '70外ポ)
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