最新記事

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-

Comment

Comment Form

Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
-

Trackback

Trackback URL

128

アイアンクラブ・ノーベル賞学者 野依良治博士 講演会

アイアンクラブ・ノーベル賞学者 野依良治博士 講演会(七洋会)
日時:2011年9月27日(火)12時00分から14時00分
場所:東京・鉄鋼会館
要旨まとめ:東京エグゼクテイブ・サーチ株式会社副社長 加藤春一('68経経)

2011年10月9日

今年は、ノーベル各賞に日本人受賞者は惜しくもありませんでしたが、2001年にノーベル賞化学賞を受賞された、野依良治博士の講演会が先日あり、大変興味あるお話を伺いましたのでご報告いたします。

■自然科学の原理について思うこと

 宇宙を支配する自然を科学する「自然科学」の原理は揺るがない。

■福島原発について思うこと

 ・技術選択の間違い
 ・運営管理の問題
 ・政治の思惑

 全て人間の判断力と心の問題で 人間の問題から派生した人災である

■科学者の使命と科学の本質に対する認識不足について

 スーパーコンピュータの事業仕分けで話題になったように、科学の世界では、世界オンリーワン、
 ナンバーワンでなくてはならない。
 政治家や官僚の世界観や科学への認識、将来への洞察などなど全てにおいて最悪。全く低レベルである。

■宇宙観と死生観

 宇宙が誕生して138億年、物質世界は10の26乗にもなり、相対する反物質の世界では10のマイナス25乗まで
 ミクロが続く
 この差異から出た人類は「もえかすーちり」みたなもの・・・
 人類は自己中心的思考から脱却する必要あり。
 
 「物質不滅則」「万物流転」「輪廻転生」
 人間は死ねば骨になりこれは炭素で出来ているので不滅 魂はわからない

■Science based technology(技術基盤の科学分野)

 無限の多様性  人類存続  社会の持続に絶対必要
 20世紀はイノベイションの時代だった:20の発明ー>鉄、車、飛行機、コンピューター etc

 日本は世界2位の技術基盤国家:スーパーコンピューター、X線自由電子レーザー「SACLA」世界最短波長

■20世紀は科学技術による価値創造がなされた時代~その光と影~

 光  「寿命」が40歳から80歳まで延びた
    「人間の能力」が「外的」に拡大・・・外的環境を劇的に変化させた
    「巨大な経済効果」・・・アメリカ経済の85%が技術の恩恵である

 影  「科学者当事者の責任回避」多数
    「人口爆発」70億から90億へ・・・市場主義経済蔓延
    「産業技術の発展」
    「生活様式の変化」1. 気候変動 2.環境劣化 3. 資源枯渇 4.南北格差     
     the best and brightest の科学者が責任を取らない結果
     例:福島原発  2004年に全米アカデミーで危機を予測
    「意思決定の能力・見識の欠如」政治家 学者 経済人然り・・・

■21世紀に卓越した科学技術立国にするためには

 基礎科学が人類の根源知で文化遺産であることを深くリーダーが認識し
 イノベイションにより国際競争力をつけてー国際貢献に繋ぐ必要あり

 圧倒的科学技術力ー>卓越した技術を創造する人材を育成する必要あり
 領域は広大ー>ライフサイエンス 情報通信技術 環境基盤整備
 ナノテクノロジー エネルギー 物づくり
 社会基盤整備  空、海 へのフロンテイア

 「ONLY ONE」「NUMBER ONE」を目指さないと生き残れない

 日本には 光ファイバー 光触媒 レーザー 青色ダイオード トンネル磁気 自然エネルギー
 Ips細胞などなど

 次期ノーベル賞候補はいるが、この後の人財が現在の日本の教育システムから出てくるか心配   

 日本は世界の科学技術水準ではアメリカに次ぐ、ノーベル賞もアメリカに次ぐ。

 ゲーテの言葉:「知るだけでは駄目、知を活用しなければ意味が無い、意志があるだけでは駄目、
 実行しなければ意味が無い」

 自分(野依氏)が好きな名言だが・・・

 日本には科学技術力を相互に繋げるMANAGEMENTの力が不在である

  SCIENCE ---アインシュタイン 
  TECHNOLOGY---エジソン
  ENGINEERING----フォード
  INNOVATION----ステイーブ ジョブス

 個人知ー>機関知ー>社会知 に繋がらないと意味が無い

 確かにパスツールは「科学には国境が無い、科学者には祖国がある」と名言を吐いたが・・・

 日本は政府も大学も最悪、最低・・・とても「KNOWLEDGE BASED SOCIETY」とはいい難い。
     
 全て問題や課題を先送りにしてきた責任は重い。

■日本人ノーベル賞受賞者について

 15人のうち3分の1が海外頭脳流出科学者が受賞
 日本で勉強した受賞者は9人
 現在は世界の頭脳競争の時代で、アメリカの大学が物理・化学・生理学・医学など
 全ての分野で世界のリーダーである。

 昨年、アメリカの科学分野で、博士号を取得した国別内訳は以下の通り:

 日本:235人、中国:4,395人、韓国:1,137人、台湾:462人、インド:1,956人
 アフリカ:466人、トルコ:436人、ヨーロッパ:1,771人

 世界の知的ネットワークが広がる中、これでは日本のガラパゴス化は避けられない。

■日本の高等教育について

 日本の科学技術研究従事者数:

  研究者   71万人(修士レベル)
  アカデミア 18万人(博士レベル)
  国立大教員 6万人

 OECD 26カ国のうちで日本は最低 GDP比率の0.6%
 OECD平均で1.3%・・・日本は教育費用に3兆円上乗せが必要

■世界の科学技術動向:

 国連コフィーアナン総長
  WATER
  ENERGY
  HEALTH
  AGRICULTURE
  BIO DIVERSITY
  POVERTY

 日本は「限りある地球の枠組みの中で人類の生存に貢献 
 国になり多くの貢献できる科学者を育てる必要あり」
 その為に抜本的、根本的教育制度改革がMUSTである。(了)
スポンサーサイト
0

Comment

Comment Form

Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
0

Trackback

Trackback URL

検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
Return to Pagetop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。