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訃報 庄司永建氏逝去

最年長の現役俳優、庄司永建先輩(1947専新)が9月15日、膵臓がんのため東京都内の病院で亡くなった。92歳。山形県出身、上智大学卒業後、劇団民芸を経てフリーとして活動。民芸の舞台「セールスマンの死」、ドラマ「西部警察」、映画「ミンボーの女」などドラマや映画で活躍。最後に聞いた庄司さんの話昨年、7月に行われた諸橋晋六元ソフィア会会長の一周忌の集いで庄司永健先輩は次のような話をされた。「昭和20年3月、召集を受... 最年長の現役俳優、庄司永建先輩(1947専新)が9月15日、膵臓がんのため東京都内の病院で亡くなった。92歳。山形県出身、上智大学卒業後、劇団民芸を経てフリーとして活動。民芸の舞台「セールスマンの死」、ドラマ「西部警察」、映画「ミンボーの女」などドラマや映画で活躍。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-81.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20150929090102b9d.jpg" alt="庄司永健shoujieiken1" border="0" width="240" height="360" /><br /><br />最後に聞いた庄司さんの話<br /><br />昨年、7月に行われた諸橋晋六元ソフィア会会長の一周忌の集いで庄司永健先輩は次のような話をされた。<br /><br />「昭和20年3月、召集を受けて山形へ。私は在学中、当時必修だった「教練」も「野外演習」にも真面目に参加したので、配属将校の三輪大佐に「幹部候補生試験」を受けるための推薦状を書いてもらいに行きました。ところが三輪大佐は、お前は教会の神父と仲がいい。そんなスパイと親しい奴にはやらん、といって拒否されたのです。再三、お願いしましたが駄目で、結局、私は二等兵として山形連隊に入隊し、一兵卒として軍隊では大変な目に会いました。<br /><br />秋に上智へ戻ったが学校は荒れ果てていました。木造校舎は焼けて、焼夷弾のカスだらけだった。そこで「新聞部」を作ろうと学校に言って部室をもらった。紙がないから「壁新聞」でも出すかと言っているところに、陸軍と海軍の将校服を着た2人が来た。それが諸橋晋六と白石元良で、モロさんに、あなたが編集長をやってください、よしやろうということで始まったんです。それから新宿区下落合のモロさんの家の離れに下宿して7年間家賃も払わずお世話になったんです」<br /><br />とても元気でお話をされました。本当に残念です。(磯浦康二 '57文新)
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安保法案が成立:武市英雄(1960文英)

安保法案が成立安保法案は9月19日未明成立した。参院平和安全法特別委員会をテレビで見ていたが、はたしてこれが採決されたのかがよく分からない。鴻池委員長への問責決議案が否決され、再び委員会室へ戻ったとたん採決したというのだが、議事録を見るとその証拠がなかった。再開した時間もないし、賛否を採ったこともない。さらに本会議で採決が行われた。このような国会での紛糾場面が全世界へ報道されたことも、日本にとって大... <span style="font-size:large;">安保法案が成立</span><br /><br />安保法案は9月19日未明成立した。参院平和安全法特別委員会をテレビで見ていたが、はたしてこれが採決されたのかがよく分からない。鴻池委員長への問責決議案が否決され、再び委員会室へ戻ったとたん採決したというのだが、議事録を見るとその証拠がなかった。再開した時間もないし、賛否を採ったこともない。さらに本会議で採決が行われた。<br /><br />このような国会での紛糾場面が全世界へ報道されたことも、日本にとって大きな恥である。第二次世界大戦でも、政府や軍部が国の方針を誤った指導をしたのと同じように、ベトナム戦争やイラク戦争でも外国の政府は同じような誤りを犯している。<br /><br />その一つの誤りだけではない。年月がたつとまた再び同じ誤りを繰り返す。その犠牲者は弱い立場の一般庶民である。<br /><br />安全保障法案の骨子は「集団的自衛権の行使」「他国軍隊への後方支援の拡充」「国連PKO活動の拡充」「国連が主導していない国際平和協力への参加」「米軍などの武器等の防衛」「在外邦人の救出」「船舶検査活動の拡充」などである。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-81.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20150922082856780.jpg" alt="安保法案成立イメージ800" border="0" width="430" height="323" /><br /><br /><span style="font-size:large;">ちぐはぐな答弁</span><br /><br />ただ審議をしている間、安倍晋三首相らの答弁にはあいまいさがただよう。法律に明記されていない「歯止め」をどうするのか。首相は14日の参院特別委で「今の国際情勢に照らせば、現実の問題として発生することは想定していない」と説明している。<br /><br />首相によると、中東・ホルムズ海峡で、日本人母子の乗船する図を掲げて説明した米艦防衛は、邦人乗船の有無とはかかわりないのが分かった。このように曖昧模糊とした状況をそのままにして、法案を可決するのはおかしいのではないだろうか。<br /><br />要するに答弁が前に言っている事と、後で言っている事が「ちぐはぐ」であるということは、問題点の「正体」がなくなってしまう。第二次世界大戦中、言論の自由を抑圧する法律はしだいに拡大してしまう事と同じである。<br /><br /><span style="font-size:large;">自立した若者の登場</span><br /><br />これに対して一部の一般国民は国会へ抗議行動に出かけた。とくに若者や女性たちは自発的に国会へ出向いた。昔は政党支持のデモが多く、一般国民は参加しにくい傾向はあったといえよう。とくに若者にとっては兵隊にとられるのではないかという恐れもあろう。女性にとっては家庭を守る心配もある。若者が自らの問題でじっくり考え、一定の考えを表明するのは望ましい。公職選挙法の改正で18歳に選挙権が成立するのも、このような傾向を促進するのによいことである。<br /><br /><span style="font-size:large;">一部のマス・メディアの偏向</span><br /><br />この安保法案を報道したマス・メディア(とくに新聞)は二つに分かれていた。朝日、毎日、東京は安保法案に反対。読売、産経、日経は安保法案に賛成。昔のように東京を中心とした全国紙が同じ報道をするのはよくないと思う。<br /><br />しかし、安保法案に関しては、国会のデモをほとんどと言ってよいくらい報じなかった新聞があった。<br />その新聞の歴史を将来見たら、デモの写真がほとんどなかったということになりそう。それでよいのだろうか。賛成する、賛成しないにかかわらず写真はきちんと撮るべきであったと思う。<br /><br /><span style="font-size:large;">新たな民主主義への確立</span><br /><br />これからは、とくに若者や女性を中心とした人びとに期待したい。新の「民主主義」を確立するのは若者の責任である。戦争中も、今も続く過度の「自主規制」からの離れるべき。自民党の中で正面から反対意見がでなかったのも、次の選挙への気遣いであろう。<br />(武市英雄(1960文英)メディア論、上智大学名誉教授)
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紀尾井の森カルチャー倶楽部講演会を開催「タイ国のウラオモテ」布施隆史さん('64外露)

今年1月の開催以来少々間があいてしまいましたが、マスコミソフィア会主催の文化活動「紀尾井の森カルチャー倶楽部」を再開いたします。第十三回目の今回は、長年商社マンとして欧米で活躍の後、日商岩井タイランド社社長を務め、退職後は、バンコクで投資経営アドバイザーとしてタイと日本を往来する忙しい日々を送る、布施隆史さん(1964外露)。近年日本人のセカンドライフの地としても注目のタイについて大いに語っていただき... 今年1月の開催以来少々間があいてしまいましたが、マスコミソフィア会主催の文化活動「紀尾井の森カルチャー倶楽部」を再開いたします。<br /><br />第十三回目の今回は、長年商社マンとして欧米で活躍の後、日商岩井タイランド社社長を務め、退職後は、バンコクで投資経営アドバイザーとしてタイと日本を往来する忙しい日々を送る、布施隆史さん(1964外露)。近年日本人のセカンドライフの地としても注目のタイについて大いに語っていただきます。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-81.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20150917085215e6f.jpg" alt="布施さん430x573" border="0" width="300" height="400" /><br /><br />参加ご希望の方は、下記アドレスにメールにてお申し込み下さい。<br />info@cumsophia.jp<br /><br /><strong>■第十三回紀尾井の森カルチャー倶楽部講演会<br />主催:マスコミ・ソフィア会<br />日時:2015年11月5日(木)18:30〜20:00<br />テーマ:「タイ国のウラオモテ」〜日本との関係〜(仮題)<br />講師:布施隆史さん(1964外露)(元日商岩井勤務)<br />会費:会員1,000円 非会員2,000円 学生 500円<br />場所:ソフィアンズクラブ会議室(四ツ谷上智大学構内12号館1F)</strong><br />※講演後に懇親会(1時間程度)を予定しております。<br />※マスコミ・ソフィア会会員には、年会費4000円をお納めいただければどなたでもなれます。<br /><br />■解説<br />タイ国と日本は約600年前(室町時代)から親密な関係で、その後も深い関係が続いていますが、最近ではセカンドライフの地として関心が高いものがあります。<br /><br />一方で今年8月、タイ国の首都バンコク中心部で爆発事件が発生し外国人を含む20名が死亡、日本人1名を含む多数の負傷者が発生し、翌日昼にもバンコク中心部の川の橋付近の水中で爆発が発生し、日本でも大きく報道されました。タイ国の現状はどうなっているのか気になります。<br /><br />長年、商社マンとして欧米で活躍、2000年にバンコクの日商岩井関連会社を退職後は、<br />バンコクで投資経営アドバイザーを務めてタイと日本を往来しています。<br />今回は、その豊かな経験から、タイと日本を語っていただきます。<br /><br />■講演内容(予定)<br />・政治情勢(軍政、憲法改正、総選挙、民主政権確立、爆弾事件)<br />・日本のタイへの投資(なぜ日本企業はタイに投資するか、今後の見通しなど)<br />・タイ人の気質<br />・ロングステイ<br />・汚職は文化など<br /><br />■布施隆史さん略歴<br /><br />1940年9月10日生まれ(75歳)<br /><br />1964 日商株式会社に入社。社長室配属。<br />1967-1972 ウィーン駐在。この間の1968年に日商と岩井産業が合併、日商岩井となる。<br />1972-1978 東京勤務(石炭輸入)<br />1978-1983 ニューヨーク駐在。<br />1983-1988 東京勤務(石炭輸入)<br />1988-1994 東京勤務(鉄鉱石輸入)<br />1994-1998 バンコク駐在(日商岩井タイランド社社長)<br />2000 日商岩井退職<br />2000-2003 ジェトロ・バンコクの投資アドバイザー<br />2004-現在 TICON社経営アドバイザー<br />2011-現在 バンコクバンク投資アドバイザー<br /><br />(注)<br />TICONはタイ企業。日本資本は入っていない。賃貸工場・倉庫を建設して貸す事業。<br />この分野ではタイの最大手。日本が最大の顧客。<br />バンコクバンクはタイ最大の民間銀行。日本の地銀26行と提携関係を結んでいる。
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三水会 2015年03月講演録:權田光洋さん('87法法)

■講演テーマ:東日本大震災被災地気仙沼での法律相談-4年間の軌跡■講師:權田光洋(ごんだみつひろ)さん(1987法学部法律学科卒)    權田法律事務所 弁護士■日時:2015年3月18日(水) 18時30分~21時■場所:ソフィアンズ・クラブ■参加者数:20名權田光洋氏講演会は,佐藤幹事による演者のプロフィール紹介と挨拶から始まった。「今回は,2011年から東日本大震災の被災地で,ボランティアで法律相談の活動をされている權田光... ■講演テーマ:東日本大震災被災地気仙沼での法律相談-4年間の軌跡<br /><br />■講師:權田光洋(ごんだみつひろ)さん(1987法学部法律学科卒)<br />    權田法律事務所 弁護士<br />■日時:2015年3月18日(水) 18時30分~21時<br />■場所:ソフィアンズ・クラブ<br />■参加者数:20名<br /><br /><a href="http://blog-imgs-81.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20150914193753b11.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-81.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20150914193753b11.jpg" alt="1_權田さん正面写真RIMG11894" border="0" width="430" height="323" /></a><br />權田光洋氏<br /><br />講演会は,佐藤幹事による演者のプロフィール紹介と挨拶から始まった。<br /><br />「今回は,2011年から東日本大震災の被災地で,ボランティアで法律相談の活動をされている權田光洋弁護士のお話しを伺うことにします。<br /><br />權田さんは,東日本大震災を契機に,2011年5月から2ヵ月に1回,気仙沼市本吉地区を中心に継続的に住民の法律相談をされています。ボランティアで法律相談されているこれまでの経緯,相談内容,今後の課題などをお話しいただきます。この会場には,東日本大震災復興で細川護煕元首相がやられている『森の長城プロジェクト』にも参加されている方も多いので,たいへん興味のある話題かと思います」<br /><br /><span style="font-size:large;">▼プロフィール:</span><br />1989年弁護士登録。勤務弁護士を経て1994年に現法律事務所を開設。企業法務,一般民事事件等を扱う傍ら,紛争当事者が話し合いにより自らの知恵で紛争を解決することを中立の立場から支援する「調停(ADR)」をライフワークとしている。<br />調停関係では,東京地方裁判所民事22部所属調停委員,第二東京弁護士会仲裁センター仲裁人候補者,行政書士ADRセンター東京手続関与弁護士,原子力損害賠償紛争解決センター仲介委員等の職にある。そのほか,調停人養成のためのトレーナー,上智大学を会場とする大学対抗交渉コンペティションの審査も務めている。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-81.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2015091419375576b.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-81.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2015091419375576b.jpg" alt="2_オープニング佐藤幹事挨拶RIMG11914" border="0" width="430" height="323" /></a><br />オープニング佐藤幹事挨拶<br /><br /><span style="font-size:large;">▼住民に寄り添い仮設住宅がなくなるまで続ける</span><br /><br />演者口上:「三水会にはよく参加させていただいていますが,ついに,今回は自分が講演をする立場になりました。本日は皆さん来ていただいてありがとうございます」となごやかな雰囲気の中,權田さんの話しははじまった。<br /><br /><span style="font-size:large;">▼想像を絶する東日本大震災の被害</span><br /><br />「まず東日本大震災とはどのようなものだったのか数字データからご紹介します」と用意された2012年3月11日付の朝日新聞をみせがなら数字を紹介され,すさまじい被害のあったことを再確認された。<br /><br />死者(東北地方全体)15,852 名<br />行方不明者 3,268 名<br />被災住宅 372,962 棟<br />(2012年2月末現在 朝日新聞2012年3月11日)<br />気仙沼市<br />死者 1,137 名(関連死107名)<br />行方不明者 226 名<br />被災住宅 15,815 棟(2014年3月31日現在)<br />(気仙沼市HP 2015年2月28日現在)<br /><br /><a href="http://blog-imgs-81.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20150914193756490.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-81.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20150914193756490.jpg" alt="3_講演会の様子RIMG11934" border="0" width="430" height="323" /></a><br />講演会の様子<br /><br /><span style="font-size:large;">▼突き動かした被災地での法律相談活動の展開</span><br /><br />權田さんの民間調停の仲間である静岡の司法書士の方が,震災後2週間で現地入りし,翌月の2011年4月に全国青年司法書士協議会の会議で現地での法律相談の必要性を訴えた。權田さんは,その司法書士の方から会議への参加を要請された。<br />会議では「大震災の翌月であり,日が経っていないのに法律相談というのはいかがなものか」という意見もあったが,「私が『だったら,いつならいいのか』という発言をしたため,法律相談活動を実施することとなり,自分が発言した手前かかわることになった」と語られた。<br />会議の結果,継続的にローテーションを組み,次のようなポイントで活動を開始することとなった。<br />現地入りして法律相談の存在を知ってもらう<br />一回だけでなく現地に寄り添い続ける<br /> ⇒毎週現地で法律相談活動をすることを決定<br /> ⇒中心部ではない,未だ手の届いていない地区に集中することにする<br /><br /><span style="font-size:large;">▼活動の経過</span><br /><br />權田さんが初めて参加した2011年5月には,東京の司法書士とともに深夜に自動車で出発して現地入りした。当時気仙沼の宿は,マスコミ関係者等で満室だったので,1日活動をして一関にもどり宿泊。翌日再び一関から気仙沼に入り,夜に東京に戻った。当時は電力不足の影響もあり,東北自動車道のランプはすべて消えている状態で,車のヘッドライトだけで走行した。気仙沼に入ると,橋の欄干に自動車の残骸がぶら下がっていたり,建物の下層階がなくなり鉄筋だけが残っていたり,信号は全滅していたりと,津波の傷跡が残る生々しい状態だった。本吉地区の商工会の会議室をお借りして法律相談を実施し,また,避難所を訪問してリーダーの方に私たちの活動を説明し,被災の状況を伺った。自衛隊が災害出動し,各避難所の敷地にテントを張って活動していた。<br />以後,權田さんは,2ヶ月に1回,ローテーションの中で,本吉地区の商工会や仮設住宅集会所での法律相談活動を継続することとなった。<br />2012年になると,気仙沼で宿がとれるようになったので,復旧していた一ノ関-気仙沼間の在来線(大船渡線)を利用して気仙沼入りした。<br />權田さんは,2012年9月までは,司法書士のグループのローテーションの中で活動していたが,そのグループの活動が終了したため,2012年11月以降は一人で2ヶ月に1回の割合で気仙沼に行くこととなった。本吉地区の商工会での法律相談会を継続するとともに,階上地区の「NPO法人生活支援プロジェクトK」とも連携して活動することとし,2013年8月には,プロジェクトKのイベント活動の中で「よろず相談」ブースを設け,住民の皆さんの法律相談を担当した。<br />これまでの旅程は以下のとおり。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-81.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201509141937583a4.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-81.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201509141937583a4.jpg" alt="5_講演される權田さんRIMG12016" border="0" width="430" height="323" /></a><br />講演される權田さん<br /><br />(權田さんの旅程)<br />…………………………………………………………………………………………<br />2011.5 自動車 東北自動車道一ノ関インター→気仙沼→一関(泊)→気仙沼→帰途<br /><br />2011.7~11 東北新幹線→一ノ関駅レンタカー→気仙沼→一関(泊)→気仙沼→一ノ関駅 東北新幹線<br /><br />2012.1~9 東北新幹線一ノ関駅→大船渡線気仙沼駅 レンタカー→気仙沼(泊)→気仙沼レンタカー→気仙沼駅→大船渡線一ノ関駅→東北新幹線<br /><br />2012.11~ 東北新幹線一ノ関駅→大船渡線気仙沼駅→BRT本吉駅→BRT気仙沼駅(泊)→BRT陸前階上駅→BRT気仙沼駅→大船渡線一ノ関駅→東北新幹線  <br />…………………………………………………………………………………………<br /><br /><span style="font-size:large;">▼住民の皆さんからの法律相談は一杯</span><br /><br />続いてこれまでの合計22回以上にわたる相談活動について具体的に説明をされた。<br />相談内容は多岐にわたるという。仮設住宅では,薄い壁一枚を隔ててさまざまな人が生活をするので,いろいろな問題が起こってくるとも語られた。<br />(權田さんの法律相談)<br />-2011~2012-<br />①震災体験を伺う<br />② 津波による流出に関連する問題<br />  ・家屋<br />  ・車<br />  ・財産<br />③ 二重ローン<br />④ 休業・廃業<br />⑤ 避難所から仮設住宅へ<br />⑥ 危険区域の住宅地買取り<br /><br />-2013-<br />①二重ローン問題<br />②震災に伴う相続<br />③遅れた支援制度申請<br />④仮設住宅生活長期化に伴う諸問題<br />  ・生活習慣の違い<br />  ・独居老人問題<br />  ・迷惑なボランティア<br />  ・リーダーの苦悩<br /><br />-2014~2015-<br />① 復興工事に伴う諸問題<br />  ・雇用<br />  ・怪しい業者<br />②交通事故 被災地見学者と地元住民<br />③仮設住宅コミュニティの崩壊<br />④所得格差⇒取り残され感<br />⑤ 一般相談<br />  ・離婚,相続,生前贈与<br />  ・旧墓(他者の土地の一角に先祖伝来の墓の名残があり,慣習としてお参 りをしたり,手入れをしたりしている。その土地を処分するにあたり,旧墓のある敷地の権利関係や旧墓までの立ち入りの権利関係をどうするか??)<br /><br /><a href="http://blog-imgs-81.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20150914193759939.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-81.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20150914193759939.jpg" alt="5_講演される權田さんRIMG12019" border="0" width="430" height="323" /></a><br />講演される權田さん<br /><br /><span style="font-size:large;">▼コミュニティの崩壊と働き手の不足</span><br /><br /> 今後の問題については,次のような点を挙げられた。<br />① 住宅再建⇒集団移転・災害復興住宅<br />  →移転に伴う諸問題<br />  ・仮設住宅コミュニティの崩壊 独居老人 「取り残され感」<br />② 産業復興<br />  →人材不足 復興工事に人が取られる (地元産業で働く人がいない)<br />③ 防潮堤<br />  →地元は防潮堤を望んでいない?<br />  ・仮設商店街や仮設住宅がなくなるのは、いつことか?<br /><br />最後に「仮設住宅がなくなるまでは,この法律相談活動を継続していきたいと思います」と語られた。<br /><br /><span style="font-size:large;">▼質問コーナー</span><br /><br />学生時代に学ばれたことと今回の活動との関連については,「東日本震災を受けて何かできないかというときに,法律相談という切り口で,ボランティア活動ができ,法学部を卒業してこの職業についていてよかったと思いました」と語られた。<br />最後に被災地でのボランティア活動をするにあたっての助言についての質問があったが,「2ヶ月に1回,気仙沼に行くのが自分の楽しみになっているので,皆さんも東北にいらして,あまり硬く考えずに,楽しんでいただければと思います」と語られて締めくくられた。<br /><br /><span style="font-size:large;">▼感想</span><br /><br />いつも三水会会場でおめにかかる權田さんが,2011 年の震災以来,地道ながら,東北被災地でボランティアをされているというお話を伺い,たいへん感銘をうけた。淡々と講演をされたが,法律相談の実際は,たいへんな時期もおありになったのではと思った。今後の東北被災地でのさらなる活動をお祈りしたい。<br />(報告:1977年外独 山田洋子)<br /><br /><a href="http://blog-imgs-81.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20150914193818c9b.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-81.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20150914193818c9b.jpg" alt="6_懇親会RIMG12049" border="0" width="430" height="323" /></a><br />懇親会の様子
  • Date : 2015-09-13 (Sun)
  • Category : 三水会
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ソフィア会講演会「海外特派員から介護ジャーナリズムまで」のお知らせ

ソフィア会で開催する講演会のお知らせです。マスコミ・ソフィア会も共催しています。振るってご参加ください。講演者は、フジテレビの報道番組「ニュース JAPAN」で、滝川クリステルさんと一緒に番組に出演していた松本方哉さんです。なぜメデイアを目指し、何を感じてきたか。ジャーナリストとして、テレビ業界で国際社会、医療や介護と出会い、たどり着いた境地を明かします。 ©新潮社演目:「海外特派員から介護ジャーナ... ソフィア会で開催する講演会のお知らせです。マスコミ・ソフィア会も共催しています。振るってご参加ください。<br /><br />講演者は、フジテレビの報道番組「ニュース JAPAN」で、滝川クリステルさんと一緒に番組に出演していた松本方哉さんです。<br /><br />なぜメデイアを目指し、何を感じてきたか。ジャーナリストとして、テレビ業界で国際社会、医療や介護と出会い、たどり着いた境地を明かします。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-81.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20150910093416917.jpg" alt="松本方哉氏" border="0" width="200" height="261" /><br /> &copy;新潮社<br /><br />演目:「海外特派員から介護ジャーナリズムまで」<br />講演者:フジテレビ報道局 キャスター・解説委員 松本方哉氏(1980年文学部英文学科卒業)<br />共催:上智大学、上智大学ソフィア会、マスコミ・ソフィア会<br /><br />日時:2015年10月9日(金)<br />開場:17:30<br />講演:18:00~19:30<br />懇親会:19:30~20:30<br /><br />場所:上智大学 四谷キャンパス 2号館17階国際会議場<br />(なお、懇親会は2号館5階教職員食堂で開催します。懇親会参加の卒業生は、SOPHIA未来募金に1000円のご寄附をお願いします)<br />内容:講演会<br />聴講者:上智大学在校生、ソフィア会会員、教職員、上智大学短期大学部関係者、上智社会福祉専門学校関係者<br /><br />申し込み:在学生はLOYOLA その他はソフィア会WebサイトからWebエントリーをお願いします<br />問合せ:上智大学ソフィア会事務局 Tel 03-3238-3041<br />    上智学院総務局ソフィア連携室 Tel 03-3238-3198<br /><br />詳細はPDFをダウンロードください。<br /><a href="http://www.sophiakai.gr.jp/news/event/2015/doc/201510090101.pdf" target="_blank" title="http://www.sophiakai.gr.jp/news/event/2015/doc/201510090101.pdf">http://www.sophiakai.gr.jp/news/event/2015/doc/201510090101.pdf</a><br /><br />参加申し込みはソフィア会ホームページより<br /><a href="https://www.sophiakai.gr.jp/form/fid_172.html" target="_blank" title="https://www.sophiakai.gr.jp/form/fid_172.html">https://www.sophiakai.gr.jp/form/fid_172.html</a>
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「抗日70周年記念行事」首相は参加を

安倍晋三首相は、中国が9月3日に行う「抗日戦争勝利70周年」記念行事に、反日的ではなく融和的な行事なら、と条件付きで出席の意向を示した。戦後70年談話記者会見で、首相は「私たちは歴史に対して謙虚でなければなりません」「これからも謙虚に歴史の声に耳を傾けながら、未来の知恵を学んでいく」と述べた。談話では「過去の歴史に真正面から向き合わなければなりません」とも明言した。であれば、この記念行事は、中国との関係... 安倍晋三首相は、中国が9月3日に行う「抗日戦争勝利70周年」記念行事に、反日的ではなく融和的な行事なら、と条件付きで出席の意向を示した。<br /><br />戦後70年談話記者会見で、首相は「私たちは歴史に対して謙虚でなければなりません」「これからも謙虚に歴史の声に耳を傾けながら、未来の知恵を学んでいく」と述べた。談話では「過去の歴史に真正面から向き合わなければなりません」とも明言した。<br /><br />であれば、この記念行事は、中国との関係の過去と未来に真正面から向き合うまたとない機会だ。ここは条件など付けずに、たとえ反日的な行事であろうと堂々と出席すべきだ。出席することで対外的にも好印象を与えることができるだろう。<br /><br />首相は談話で「我が国は、いかなる紛争も、法の支配を尊重し、力の行使ではなく、平和的・外交的に解決すべきである」と訴えた。さらにこの原則を「世界の国々にも働きかけてまいります」とも語った。<br /><br />中国は日本を含め周辺国とさまざまな点で摩擦を引き起こしている。「平和的・外交的に解決」を意図するなら、首相はせっかくの招待に背を向けず、正面から中国と向き合うべきだ。(稲村哲 '68文英 出版プロデューサー)(2015年8月22日 朝日新聞 オピニオン&フォーラムに掲載)
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