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第26回マスコミ・ソフィア会総会・第23回コムソフィア賞授賞式

日時:2013年6月22日(土)13:00~17:00場所:上智大学四ツ谷キャンパス 9号館地下カフェテリア四ツ谷駅前交差点ソフィア通り四ツ谷土手の紫陽花上智大学正門 6月22日(土)13時より、「第26回マスコミ・ソフィア会総会」と「第23回コムソフィア賞授賞式」が、上智大学四ツ谷キャンパス 9号館地下カフェテリアにて、会員約50名の参加の下開催されました。上智大学四ツ谷キャンパス 9号館地下カフェテリアの様子■第26回年次総会議... 日時:2013年6月22日(土)13:00~17:00<br />場所:上智大学四ツ谷キャンパス 9号館地下カフェテリア<br /><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/yotsuya1.jpg" alt="yotsuya1.jpg" border="0" width="430" height="323" /><br>四ツ谷駅前交差点<br /><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/yotuya2.jpg" alt="yotuya2.jpg" border="0" width="430" height="323" /><br>ソフィア通り<br /><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/yotuya3.jpg" alt="yotuya3.jpg" border="0" width="430" height="323" /><br>四ツ谷土手の紫陽花<br /><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/campus1.jpg" alt="campus1.jpg" border="0" width="430" height="323" /><br>上智大学正門<br /><br /> 6月22日(土)13時より、「第26回マスコミ・ソフィア会総会」と「第23回コムソフィア賞授賞式」が、上智大学四ツ谷キャンパス 9号館地下カフェテリアにて、会員約50名の参加の下開催されました。<br /><br /><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/kaijo2.jpg" alt="kaijo2.jpg" border="0" width="430" height="323" /><br><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/kaijo1.jpg" alt="kaijo1.jpg" border="0" width="430" height="323" /><br>上智大学四ツ谷キャンパス 9号館地下カフェテリアの様子<br /><br /><br /><span style="font-size:large;">■第26回年次総会議事</span><br /><br /> 校歌のメロディーから総会がスタート。総会の司会初参加の、元東海ラジオ放送アナウンサーの川島葵('05文新)さんが司会を担当。新田三千典('59文哲)総会実行委員長の「開会のことば」で幕を開けました。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/kawashima.jpg" alt="kawashima.jpg" border="0" width="430" height="323" /><br>司会の川島葵さん<br /><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/nitta.jpg" alt="nitta.jpg" border="0" width="430" height="323" /><br>新田実行委員長<br /><br /><br />新田委員長から濱口浩三会長のメッセージが代読されました。濱口会長は「今年は上智大学創立100周年の節目の年であり、互いの協力のもと、社会の変化に対応しながら、さらなる母校への貢献に寄与していきたい」と語りました。<br /><br /><br />来賓からの祝辞としては、和泉法夫('70理機)ソフィア会会長から祝辞をいただきました。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/izumi.jpg" alt="izumi.jpg" border="0" width="430" height="320" /><br>和泉ソフィア会会長<br /><br /><br />和泉ソフィア会会長からは、創立100周年の記念事業に於いて、先日のオールソフィアンズのイベント(ASF2013)で昨年のコムソフィア賞受賞者(我謝京子さん、三森ゆりかさん、信長貴富さん)がそろって参加いただいたことなどを指して、マスコミソフィア会がソフィア会の活動の先駆けの仕事をしてくださっていることに感謝の意を語られました。<br /><br />また2016年3月竣工予定で、上智会館跡地に建設中の新棟(19階建)のことにも触れ、2014年度から開校される「グローバル学部」の教室に使われるほか、800人収容の国際会議場やソフィア会の活動拠点ともなるソフィアンズクラブ用に、現在の4倍以上の広さの場所を大学側から提供いただいたことを報告いただきました。新ソフィアンズクラブは、新棟の8階を予定していて、会議室が3つとサロン部分にはオープンテラスも作られるとのことです。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201307011403047fb.jpg" alt="総会アラカルト" border="0" width="430" height="323" /><br>議事進行をすすめる各幹事のみなさん<br /><br /><br />総会議事では、2012年度活動報告、会計報告、2013年度活動計画、予算案提案が、磯浦康二('57文新)幹事長、山口茂('57経経)常任幹事(会計担当)、加藤春一('68経経)常任幹事(監査担当)らから発表および監査報告があり、すべての議事について、満場一致で承認されました。<br /><br /><br /><a href="http://cumsophia.jp/_src/sc1774/89EF8Cv201294N93x89EF8Cv95F18D90288C8892E894BB81j.pdf" target="_blank">(2012年度会計報告)※クリックでダウンロード</a><br /><br /><a href="http://cumsophia.jp/_src/sc1775/89EF8Cv201394N93x975C8EZ88C420130621288C8892E894C581j.pdf" target="_blank">(2013年度予算案)※クリックでダウンロード</a><br /><br /><br /><span style="font-size:large;">■第23回コムソフィア授賞式</span><br /><br />第23回コムソフィア賞授賞式では(受賞理由などは発表ページを参照)、コムソフィア賞を受賞された嶋 浩一郎(1993法法)(しま こういちろう)さん(博報堂ケトル社長)、コムソフィア特別賞の鐸木能光(1978外英)(たくき よしみつ)さん(小説家、音楽家、評論家)と、塩塚博(1979経経)(しおづか ひろし)さん(作編曲家、ギタリスト)の3人の方々が順に壇上に上がり、賞状と副賞が授与されました。(嶋さんは海外出張のため同会社執行役員の原利彦さんが代理で受賞を受けられました)<br /><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20130701140653392.jpg" alt="受賞者たち" border="0" width="430" height="323" /><br>3人の受賞者、<br />(中央)コムソフィア賞:嶋浩一郎さん代理の原利彦さん<br />(左)コムソフィア賞特別賞:鐸木能光(たくき よしみつ)さん<br />(右)コムソフィア賞特別賞:塩塚 博(しおづか ひろし)さん<br /><br />コムソフィア賞を受賞された嶋さんは、例年通り、篆刻(てんこく)・刻字作家の横山翠蹊(すいけい)('55文新)さん作オリジナル「刻字楯」も授与されました。今回の文字は「徳」(とく)。母校100周年にかけて紀元100年に創刊された中国最古の文字解説書「説文解字(せつもんかいじ)」から紐解き、嶋さんのこれからのますますの発展を祈願して、高い水準にまで登りつめていくという意味を持つ「徳」と言う文字に込められたとのことです。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20130701141029d09.jpg" alt="刻字" border="0" width="430" height="399" /><br>「徳」が刻まれた「刻字楯」と嶋さん代行の原利彦さん<br /><br /><br />また、今年も各受賞者への副賞として、元総理の細川護熙さん制作の「信楽焼のぐい呑み」も授与。これは細川氏と同級の向山肇夫('63法法)コムソフィア賞選考委員長からの特別提供。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/guinomi.jpg" alt="guinomi.jpg" border="0" width="430" height="323" /><br>細川護熙さん作の「信楽焼のぐい呑み」(それぞれ1点ものの貴重な品)<br /><br /><br /><span style="font-size:large;">■受賞記念講演会</span><br /><br />そして受賞後初の記念講演が行われました。各受賞者の講演会は別途記事にて紹介いたします。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201307011424430f6.jpg" alt="たくき氏と塩塚氏で演奏" border="0" width="430" height="323" /><br>講演会の最後はたくき氏と塩塚氏でセッション演奏で盛り上がりました。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20130701142442915.jpg" alt="塩塚氏の即売会に群がる会員" border="0" width="430" height="323" /><br>塩塚氏の最新著書「駅メロザ・ベスト」の即売会に群がるみなさん!!<br /><br /><span style="font-size:large;">■懇親会</span><br /><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20130701141328f0d.jpg" alt="最首氏乾杯" border="0" width="430" height="323" /><br>最首さんの乾杯<br /><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20130701142445cfa.jpg" alt="懇親会で乾杯" border="0" width="430" height="323" /><br>全員で乾杯!!<br /><br /><br />講演会のあとの懇親会では、幹事でジャーナリストの最首公司さん('56文新)が、ドバイから帰国された足で会場に駆けつけてくださり、乾杯の音頭を取っていただくなど、なごやかな雰囲気ですすみ、最後は参加者全員で輪になって校歌を大合唱。今年も無事年中事業を完了することが出来ました。(レポート:土屋夏彦 '80理電)<br /><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201307011414286d0.jpg" alt="輪になって校歌" border="0" width="430" height="323" /><br>みんなで輪になって校歌を大合唱<br /><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20130701141429a37.jpg" alt="懇親会4" border="0" width="430" height="323" /><br>懇親会での一こま:横山翠蹊先生<br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20130701141431148.jpg" alt="懇親会3" border="0" width="430" height="323" /><br>懇親会での一こま:<br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20130701141432be5.jpg" alt="懇親会2" border="0" width="430" height="323" /><br>懇親会での一こま:<br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20130701141433388.jpg" alt="懇親会1" border="0" width="430" height="323" /><br>懇親会での一こま:<br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20130701141916161.jpg" alt="懇親会5" border="0" width="430" height="323" /><br>懇親会での一こま:
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第三回紀尾井の森カルチャー倶楽部は7月16日(火)

 第三回目のカルチャー倶楽部は「日本の食文化とTPP:どうやって大地を守るのか」と題して、1970年上智大学法学部法学科卒業後、長年日本の食文化に携わってこられた、株式会社大地を守る会代表取締役社長・藤田和芳氏(1970法法)さんをお迎えしてお送りします。藤田和芳氏市民団体と株式会社の二つの車輪で走り続け、株式会社設立から36年目を迎える藤田さんはまだ道半ばではありますが「日本の第一次産業を守り、育てる」「人々...  第三回目のカルチャー倶楽部は「日本の食文化とTPP:どうやって大地を守るのか」と題して、1970年上智大学法学部法学科卒業後、長年日本の食文化に携わってこられた、株式会社大地を守る会代表取締役社長・藤田和芳氏(1970法法)さんをお迎えしてお送りします。<br /><br /><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20130701171431400.jpg" alt="藤田氏" border="0" width="216" height="261" /><br>藤田和芳氏<br /><br />市民団体と株式会社の二つの車輪で走り続け、株式会社設立から36年目を迎える藤田さんは<br /><br />まだ道半ばではありますが「日本の第一次産業を守り、育てる」「人々の生命と健康を守る」「持続可能な社会を創造する」という私たちの理念は少しずつ社会に浸透していると自負しています。なにより、嬉しいのは有機無農薬野菜を見かける機会が格段に増えたことです。<br /><br />と語っておられます。藤田さん率いる「大地を守る会」は、有機食材宅配のパイオニア、日本のソーシャル・ビジネスの草分けとして広く認知され、2012年の生産者会員は2500人、利用者数は15万9000人を数えます。36年の歩みと、TPPにゆれる日本の食の問題を徹底的に語っていただきます。<br /><br /> 上智大学「マスコミ・ソフィア会紀尾井の森カルチャー倶楽部」<br />参加ご希望の方は、マスコミ・ソフィア会にメールでお申し込みください。<br />メール・アドレス:info@cumsophia.jp<br /><br /><br />                    記<br /><br />マスコミ・ソフィア会・紀尾井の森カルチャー倶楽部<br /><br />第三回:7月16日(火)18時00分開場:18時30分開講:20時閉講(予定)<br />    演目:「日本の食文化とTPP:どうやって大地を守るのか」<br />    講師:藤田和芳さん(1970法法)(大地を守る会会長)<br /><br />参加費:2000円(学生500円、会員1000円)<br />場所 :四ツ谷ソフィアンズクラブ(下記に地図)<br />    〒102-8554 東京都千代田区紀尾井町7-1上智大学12号館特別室 <br />    Tel 03-3238-3075 http://www.sophiakai.gr.jp/club/index.html<br />※マスコミ・ソフィア会会員には、年会費4000円をお納めいただければどなたでもなれます。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/sophiansclub_map_20130514142611.gif" alt="sophiansclub_map_20130514142611.gif" border="0" width="421" height="359" /><br>ソフィアンズクラブの場所<br /><br /><hr size="1" />■マスコミ・ソフィア会・紀尾井の森カルチャー倶楽部について<br /><br />上智大学は、今年創立100周年を迎えます。マスコミ・ソフィア会も1988年の発足以来四半世紀の大きな節目の年であります。そこでこの度、これまでの母校発展のための活動に加えて私ども培ってきた知恵や力を分かち合おうと、会員、上智大学関係者はもとより、広く近隣のみなさまにも参加いただける「マスコミ・ソフィア会紀尾井の森カルチャー倶楽部」を開校することに致しました。<br /><br />現在の約1000名のマスコミ・ソフィア会会員は、マスコミを中心に、いずれも様々な分野で偉業を成し遂げてきたツワモノぞろい。ツワモノらの貴重な体験談や生の声をお伝えすることで、少しでも皆さまの人生のお役に立てればと考えました。<br /><br />毎月1回、四ツ谷の上智大学ソフィアンズクラブ(聖イグナチオ教会横)にて開催して参ります。マスコミ関係、上智大学関係以外の方でも、どなたでも参加できます。
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三水会4月講演会「夢に向かって一緒に走ろう」大野寿子氏

■講演テーマ:「夢に向かって一緒に走ろう」■講師:大野寿子(おおのひさこ)さん ('73年文新)   一般財団法人 メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン事務局長
■日時:2013年4月17日(水)18時30分~21時
■場所:ソフィアンズクラブ
■参加者数:20名大野寿子氏▼難病の子供たちの夢の実現を目指して大野さんの講演は、「本日は、「メイク・ア・ウィッシュ」の活動についてお話することを楽しみにしてきました。そして私の... <blockquote><p>■講演テーマ:「夢に向かって一緒に走ろう」<br />■講師:大野寿子(おおのひさこ)さん ('73年文新)<br />   一般財団法人 メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン事務局長<br />
■日時:2013年4月17日(水)18時30分~21時
<br />■場所:ソフィアンズクラブ<br />
■参加者数:20名<br /></p></blockquote><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20130621102625564.jpg" alt="写真正面" border="0" width="225" height="300" /><br>大野寿子氏<br /><br /><br /><span style="font-size:large;">▼難病の子供たちの夢の実現を目指して</span><br /><br />大野さんの講演は、「本日は、「メイク・ア・ウィッシュ」の活動についてお話することを楽しみにしてきました。そして私の講演を聞き、賛同されて一緒にこの活動の種まきをしてくださる方が増えればという熱い思いで伺いました」と元気のよい明るい挨拶で始まった。写真③ オープニング 写真④挨拶される大野さん<br /><br /><span style="font-size:large;">▼「メイク・ア・ウィッシュ」とは?</span><br /><br />「『メイク・ア・ウィッシュ』とは、『願いごとをする』という意味です。皆さんはどのような願いごとを子供の時にされましたか?<br />野球選手にあこがれたり、外国に行きたかったり、アニメの主人公やビートルズに夢中になったりしたでしょう。<br /> 病気の子どもたちもいっしょです。『あれやりたい、これやりたい、大人になったらこんな仕事をしたい』といろいろ夢を子どもたちは持っています。<br />難病を抱える子どもたち一人ひとりの夢をピンポイントで実現させるのが、私たち の団体『メイク・ア・ウィッシュ』の活動です」と語りかけた。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20130621102802294.jpg" alt="写真⑤ プレゼンの様子RIMG47639" border="0" width="430" height="323" /><br>講演の様子<br /><br /><span style="font-size:large;">▼それは、白血病に苦しむ男の子の夢をかなえることから始まった!</span><br /><br />「メイク・ア・ウィッシュ(MAW)」活動団体( HYPERLINK "http://www.mawj.org/index.html" http://www.mawj.org/index.html)は、1980年にアメリカで発足した。発足のきっかけは、クリスという白血病の7歳の男の子は警察官になる夢だった。それを聞いた地元警察は、クリスを「名誉警察官」に任命、実際にクリスは警察官として宣誓し、駐車違反の取締りも行った。 5日後クリスは亡くなったが、殉職した警察官として「同僚クリス」の葬儀が地元警察では執り行われた。この話題は、CNNのニュースで全米に伝えられ、大きな反響を呼んだ。難病のため夢をかなえることができないかもしれない子どもたちのため、メイク・ア・ウィッシュ基金が設立され団体活動が開始された。3歳から18歳未満の難病と闘っている子どもたちの夢をかなえるため、その子どもと家族に対して、無償で活動をしている団体の日本支部「一般財団法人メイク・ア・ウィッシュ ジャパン(MAWJ)」で、大野さんはその事務局長を長らく務めている。<br /><br />大野さんは、「この団体は日本では1992年12月に沖縄で設立され、今年までに2,043名の病気の子供の夢の手伝いをしています。口頭では一言で済んでしまいますが、2,043とおりの思い、願い、家族の夢、愛、ストーリー、奇跡もありました」と語り、DVDの動画で、同会の活動の対象となった子供たちが紹介された。これには会場の参加者全員が、思わず目頭が熱くなった。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20130621102911304.jpg" alt="写真⑥ DVD紹介 パパと結婚式をする夢RIMG47669" border="0" width="430" height="323" /><br>最後に紹介されたDVD、パパと結婚式をする夢<br /><br /><span style="font-size:large;">▼夢がかなえられる時、子どもたちにはどのような奇跡がおこるのだろうか?</span><br /><br />「キーワードは 夢 笑顔 喜び」という言葉<br />大野さんは、奇跡とも言ってよいひとり一人のエピソードを語りだした。<br /><br />○「病気が進んで歩くことが難しくなっていた女の子はディズニーランドに行くのが夢でした。その夢がかない、ディズニーランドの入り口に着くと、奇跡がおこります。彼女は車いすかたら立ち上がり、不思議の国のアリスにハグをするため、歩きだしました」<br /><br />○「病気の進行と共に感情や言葉をなくしていた男の子が、イルカと会う旅にでかけたとき、『お母さん、弟の名前、どうもありがとう』という大切な言葉を思い出しました」<br /><br />○「全員にぴかぴかの輝くようなとろとろの笑顔が生まれます。あの子が、夢がかなう日をカレンダーに丸を付けて、毎日楽しみに目を輝かせて待っている。あんなに笑って、あんなにはずんで、あんなにしゃべって、ひとりの子どもの笑顔は一緒にボランティア活動をしている人、その話を聞いた沢山の人の心をひとつにしてきました。キーワードは 『夢 笑顔 喜び』という言葉です」<br /><br />○「『かわいそうな子どもの最後の夢づくりをやっている団体だね』と言われることもある。そのような否定的な考え方ではなく、あれやりたいこれやりたいという熱い子どもたちの思いが周囲の大人を巻き込み、夢をかなえることの大きな喜びが波のように大人にも広がり、未来へ進む大きな力になっていく」<br /><br /><span style="font-size:large;">▼夢の実現は新たな出発に</span><br /><br />クリスの例のように周りの大人に、「生きることはすばらしい」という思いが波及し、さらに「夢がかなってよかったね」だけで終わらず「私こんなすごいことができるんだ」という自信になり前向きな考え方になるという。<br /><br />○「いつか病気が治ったらではなく、今チャレンジしていくきっかけづくりをしたいと思います。例えば、福岡ドームでプロ野球の球団(ホークス)の始球式をした男の子は、次はエース投手の球を打ちたいといいます。それを聞いたお母さんは『夢の実現はゴールではなく、新しいゴールへのスタートラインです』というすばらしい言葉をおっしゃいました。そういう活動をしたい」<br /><br />○「骨肉腫という病気でテニスができなくなった男の子は、車いすテニスで世界へ羽ばたきたいという夢があった。すでに肺への転移していたが、高校卒業検定試験を受け、車いすテニス選手の国枝さんの練習所にテニス留学をし、また同じ大学に入学した。<br /><br />○「夢をあきらめないこと。その夢は多くの人に支えられているので、途中であきらめないことと。MAWJとの出会いは、単に車いすをもらっただけでなく大きなチャンスをもらい沢山の人が応援をしてくれるということを知ったということ」とその男の子は。<br /><br />また、あこがれのJリーガーに会った女の子やフェラーリに乗って350キロのテストコースを走った男の子の話や、アフリカの子どもたちに鉛筆を贈りたいという夢をかなえた女の子の例も披露された。<br /><br /><span style="font-size:large;">▼夢の力ってすばらしい!</span><br /><br />大野さんは、19年の間日本のMAW事務局で活動している。「私は、最初毎日事務局に通い、働かせてくれとおしかけて雇ってもらったスタッフ第一号のずうずうしいおばさんです。その私がMAWの活動によって気づかされたのは『夢の力ってすばらしい』ということです。夢があるから頑張る、立ち上がることができるというのを子どもたちの姿をみて思いました。そしてもうひとつは『手をつないで生きること』の大切さです」と強く語った。<br /><br />さらに大野さんは、急性リンパ性白血病を再発した小学校4年生の女の子が闘病生活の中、夢である絵本作りをするという話題をDVDで披露された。<br /><br />小学校4年生の女の子は、絵本作りが始まるとお母さんが目を見張るほど、元気になり、編集会議をとても楽しみにしていて、自分のアイディアを次々と出していた。絵本は、本人の願いどおり、日本中で病気と闘っている子どもたちにもプレゼントされることになり、その贈呈用のしおりをその女の子は作成した。それには「つらいのは君ひとりではないよ。皆で一緒に健康を育てよう」と9人の子どもが輪になって手をつないで踊っているイラストが描いてあった。 <br /><br />それを見たとき大野さんは、「何度この子は自分自身にこの言葉を言い聞かせてきたのだろう」と思い、手をつないで一緒にいるという大切さを感じたという。家族全員もつらく、何より自分も痛みと闘うつらい闘病生活をしているのに、自分と同じ様に苦しんでいる他の子どもたちのことを思いやり、手を差しのべた女の子の姿勢に大野さんは感銘を受けた。残念ながら、絵本が完成する1日前に彼女は旅だったが、森に暮らす動物たちが力を合わせて宝物を見つけるというこの絵本は、全国の小学校や小児病棟におかれているという。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20130621103035a6d.jpg" alt="写真⑦ 絵本を作る夢の紹介 RIMG47620" border="0" width="430" height="323" /><br>絵本を作る夢の紹介<br /><br />大野さんは子どもの闘病生活すべてを支えることはできないが、丸く手をつないだ中にちょっと、手を差出し夢の実現のお手伝いをするというのがMAWJの仕事で、手をつなぐということの大切さに気付いたという。そして「手をつなぐことによって 生きる、頑張る、命ということを、思い出ではなく、今も明日も子どもたちから教え続けてもらうことだと思いました」と語った。<br /><br /><span style="font-size:large;">▼夢の力 病気の人と手をつなぐ</span><br /><br />大野さんは、MAWの活動が三輪車にたとえられるという。前の車輪で一人ひとりの夢を探し、後の2つの車輪でお金を集める活動(物品販売、イベント開催等)をしている。各国支部は、独立採算の団体だそうだ。<br /><br />「最後の3つ目の車輪は、広報活動でこの活動のことを伝えることです。それも、かわいそうな子どもではなく、夢を思い描くこととその明るい心をもつ子供たちに手をつなぐことで大きな喜びを得るということを沢山の人に知ってもらいたいと思います」と、そして「活動の成果を皆さんにお伝えすることは、個人情報の問題等もあり、テレビでするわけにいかない。しかし、私は文章には人の心を動かすことができる力があると信じています。できるだけ自分の著書を紹介しながら広報活動を行っている。生か死か白か黒ではなく、その中間のグレイの場所で、闘病と戦っている子どもを輝やいてほしいと思っている」とも語った。<br />(著書の紹介:『メイク・ア・ウィッシュの大野さん』メディアファクトリー2006刊)<br /><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20130621103131d7c.jpg" alt="写真⑧著書紹介RIMG47647" border="0" width="430" height="323" /><br>著書を紹介する大野さん<br /><br />大野さんは、最後に「10万人に1人という病気にかかる子どもがいる。たまたまその1人子どもが病気になったお陰で、残りの99,999人の子どもが健康ならば、残りの子どもは1人の病気の子のことを応援してほしいと思います。子どもに直接会えなくても、どこかでだれかと手をつないでいることを信じ、人間として共感し、想像するそこがすべての活動です。できたら種まきおにいさん、おねえさんとして、みなさんにも活動をしていただければ幸いです」と締めくくった。<br /><br />質問コーナーでは、闘病生活を続ける子どもたちのこと、活動資金や劇団四季や学生時代の思い出について質問や意見交換があった。<br /><br /><span style="font-size:large;">▼感想</span><br /><br />あるガン専門病院に知合いの見舞いに行った時、小児病棟でエレベーターを降りたことがある。偶然だったが、私は生まれて初めて幼いガン患者たちを見て、ショックで心が重くなったことを思い出した。その時、「かわいそうに」という目で子どもたちのことを見たことを恥ずかしく思った。今回、ひとり一人の夢をかなえるため生命を輝かせ、未来につなげる活動をしている大野さんのお話を伺い、生命の尊さと夢を持って生きることの大切さを改めて感じた。TV出演の夢をかなえた女の子の「幸福とは、幸福な人には見えないもの」という言葉や「『希望』という明日を迎えられ、生まれてきて本当によかったと思うことの大切さを教えてくれました」というお話が胸に刺さった。今後の大野さんの活動に注目したい。('77年外独 山田洋子)<br /><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20130621103255b58.jpg" alt="写真⑩ 懇親会RIMG47702" border="0" width="430" height="323" /><br>講演後の懇親会の1コマ<br /><br /><hr size="1" /><プロフィール><br />大野寿子(おおのひさこ)さん ('73年文学部新聞学科卒)在学中は劇団四季付属演劇研究所5期生として芝居に明け暮れる。大学卒業後商社マンと結婚し、4人の男児の母となる。87年夫の転勤に伴い渡米。91年離婚し、子供4人と共に帰国。友人が経営するブティックに勤務。94年再婚。計6人の子供の母になる。<br /> 米国のボランティア団体「メイク・ア・ウィッシュ」の活動を知り、日本事務所のスタッフに志願する。以後「一般財団法人メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン」(MAWJ)の事務局長として、難病と闘う子供たちの夢をかなえる活動に精力的に取り組んでいる。<br /> ●著書:『メイク・ア・ウィッシュの大野さん』(メディアファクトリー2006刊)<br />99年ASFでも女性で活躍している方の講演をいただいている。
  • Date : 2013-06-17 (Mon)
  • Category : 三水会
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COOLJAPANの原点は縄文土器にあり:紀尾井の森カルチャー倶楽部第2回

祝・上智大学創立100周年 上智大学 マスコミ・ソフィア会主催紀尾井の森カルチャー倶楽部 第2回日時:5月16日(木)18時00分開場:18時30分開講講演テーマ:「日本陶磁器文明の世界的な影響力:日本のCOOLJAPANの原点は縄文土器にあり」講師:加藤春一さん('68経経)(東京エグゼクテイブ・サーチ株式会社)※この講演録は当日の模様から主な箇所を文章に書き起こし加筆したものです。           加藤春一氏■縄文土器と... <strong><blockquote><p>祝・上智大学創立100周年 上智大学 マスコミ・ソフィア会主催<br />紀尾井の森カルチャー倶楽部 第2回<br />日時:5月16日(木)18時00分開場:18時30分開講<br />講演テーマ:「日本陶磁器文明の世界的な影響力:日本のCOOLJAPANの原点は縄文土器にあり」<br />講師:加藤春一さん('68経経)(東京エグゼクテイブ・サーチ株式会社)<br /><br />※この講演録は当日の模様から主な箇所を文章に書き起こし加筆したものです。<br /></p></blockquote></strong><br /><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20130603182450a6a.jpg" alt="加藤" border="0" width="430" height="288" /><br>           加藤春一氏<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">■縄文土器と岡本太郎</span></strong><br /><br />加藤春一です。縄文土器・弥生土器ということで、まずは縄文からスタートしたいと思います。縄文土器を最初に発見したのは、日本人ではなく、エドワード・S・モース(アメリカの動物学者)という人です。<br /><br />彼はハーバード(大学)を出たあと、日本の東京大学に教授として招聘されました。彼が新橋から横浜に電車に乗っていたとき、電車の窓から大森あたりの風景を眺めていたとき、ばーっと山みたいになっていたんですね。彼の学者的な本能から、ここ(大森貝塚)に土器が埋まっていると確信して、相当、層が厚かったにもかかわらず、採掘をして土器を掘り当てました(1877年6月19日)。<br /><br />最初は彼は、縄文という言葉は使わず、「cord marked pottery」(索文土器)と命名しました。これを後日、神田孝平という博士(東京人類学会会長なども務めた明治時代の洋学者)が学会誌で「縄文土器」と使ったことによって、世間に知られるようになりました。<br /><br />この縄文土器がさらに世の中に浮かび上がって来るのは、そのあと戦争を経て、1951年、岡本太郎という強烈かつアバンギャルドな画家で芸術家の働きによるものなんです。<br /><br />彼は独特の本能を持っていて、フランスから帰って来たとき、当時の上野の博物館で、日本の歴史ある、掛軸や巻絵などを見る中、たまたま目に止めたのが縄文土器、それも中期の火焔土器(かえんどき)と言われるものでした。これは越後(新潟)でしか出土しないものなんですが・・・。<br /><br />岡本氏は、直感的に、この土器は一体なんなんだ・・・?。こんなものを日本人が作っていたのか、このパワーとエネルギーと生命力、すごいじゃないかと言い出したそうです・・・。<br /><br />彼はこれがきっかけで、日本の北から南まで、持ち前の行動力で縄文土器のことについて調べました。当時日本の高度成長の真っ只中、採掘も進んでいたおかげで、日本各地から次々と縄文や弥生時代の土器が大量に出土されていることを知ったわけです。<br /><br />これほど生命力のある、縄文土器はまさに日本人の原点・ルーツに違いないと思うようになりました。そこで彼は文部省に掛けあって、縄文土器、縄文時代のことを、小学校の教科書に載せるべきだと訴えることになるんです。(このときまで教科書には縄文文化については特に載ってなかった)<br /><br />その後、京都大学の谷川徹三先生、哲学者で様々な美学について見識のある方、が本を書きました。「縄文的原型と弥生的原型」(岩波書店 1971) ご子息は詩人の谷川俊太郎。<br /><br />彼によれば、日本の美意識は、縄文と弥生の時代に形成されたものだ、と書いています。この本は現在絶版となっています。縄文は男性的、そして装飾的、弥生は女性的、機能的、繊細で優美である、こう定義がされています。のちの古墳時代以降のほとんどが、この縄文的原型と弥生的原型を「用と美」の中に取り入れて日本文化が発展してきたと言及しています。私も同感です。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/IMG_3518.jpg" alt="IMG_3518.jpg" border="0" width="430" height="323" /><br>会場の様子<br /><br /><br /><strong><span style="font-size:large;">■縄文土器に陶酔していく・・・</span></strong><br /><br />縄文土器に魅せられてしまったもうひとつのエピソードがあります。<br /><br />今、放射性炭素年代測定で調べると、一番古い縄文土器は、青森で出土されたものなんだそうです。青森県大平山元I遺跡(おおだいやまもといちいせき)と言われています。16,500年前のものと推定。これが世界の相対比較の中でも、最も古い土器だとされているんです。<br /><br />放射性炭素年代測定とは、炭素が5730年で半減していくという性質などから物質の年代測定を可能にする方法のことですね。<br /><br />なぜ私が縄文遺跡にこだわるようになったかというと、1993年(20年前)、当時商社に勤務しており、ベルギーのブリュッセルでのとある事件がきっかけなんです。<br /><br />当時の商社マンの仲間に、ニューヨーク8年、ロンドン7年、ブリュッセルで3-4年いらした私の先輩がおりまして、彼と飲んでいたんです。彼は欧米派。ギリシャローマから続く強烈なオーナメント、幾何学的対称のものが最も素晴らしい、日本の様式美などたいしたことないと言うわけです。<br /><br />それに対して、私は当時から「陶磁器」に関心があり、ヨーロッパのほとんどの陶磁器の場所に訪れていたので、いやそんなことはない、縄文と弥生があるんだと、その大先輩に食ってかかったんです。<br /><br />深夜でワインも4-5本は空いていた・・・。そんな中、熱烈に議論を交わし、私の気持ちはそれだけでは治まらず、そのときの強烈な思いを綴った「散文詩」を書くことになるんです。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20130603183838325.jpg" alt="加藤さん散文詩" border="0" width="320" height="399" onclick="popupImage('http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20130603183838325.jpg')" /><br>加藤さんの当時書いた散文詩 ※クリックで拡大<br />※当日はご友人の作詞家の加藤さんが朗読くださいました。<br /><br />ということで、20年前の私の美意識はこんなところにありました。これがきっかけで、縄文土器へのこだわりは絶大なものになって行ったのです。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">■シリコンバレーと縄文土器</span></strong><br /><br />ここからはひとっ飛びにシリコンバレーに話は飛びます。アメリカのシリコンバレーには、私も何度も足を運んでいるんですが、私が長く駐在した西豪州のパース(西オーストラリア州)。こことアメリカのシリコンバレー、この2つの地域を、縄文弥生にこだわりながら、連関性を述べさせていただきたいと思います。<br /><br />私は西豪州に2度駐在したことがあるのですが、ここは兼高かおるさんが世界一美しい町と言わしめた場所。私も20数年前に「世界一美しいまち―オーストラリア‐パースへのいざない」という本を書いたんですが、余り売れなかったんですが・・・、そのくらい素晴らしい場所です。<br /><br />ここは鉄鉱石やアルミナ、LNG(天然ガス)やウラン、プラチナ、ジリコン、セラミック、カッパ、マンガンなどなど、様々な資源が採れる世界有数の場所でもあります。日本はここにものすごく依存しています。<br /><br />私は鉄鉱石の売買を中心に駐在をしていたのですが、アルミナの世界最大プロジェクトなどにも関わったこともあります。<br /><br />鉄鉱石は、日本の需要の半分くらいは、ここ西豪州から輸入しています。ピルバラ地区と呼ばれる場所です。ここから10万トンや20万トンのタンカーで年間5-600杯、日本の北から南までの製鉄会社に運ばれ、自動車部品や航空機部品などに加工されます。<br /><br />当時私は、フィンランドのエルケム(ELKEM)という世界一のシリコンの製造会社と取引することになったんです。西豪州には鉄鉱石のほかにもシリカ(シリコン)があるだろうと・・・。そのとき鉄とシリカを比較対象してみてびっくりしました。シリカのものすごい可能性、めちゃくちゃな付加価値。これがのちのシリコンバレーにつながっていくわけです。<br /><br />地殻の5つの要素は、酸素、シリカ、アルミナ、鉄、カルシウム。この順に多く含まれています。鉄は還元されてFe2O3からFeOに変わり、シリカは金属シリコンに変わります。どちらも原料では1トン3000円くらいなんですが、加工された鉄製品はだいたい10万円程度のもの(約30倍)になりますが、シリカは半導体などに製品化されて付加価値が2000倍近くなるわけです。<br /><br />シリカは精製して多結晶から単結晶に、純度ナインイレブン(99.99・・9が11個続く)で、半導体のウエハー(信越化学は世界最大の半導体ウエハーメーカー)に使われるものに変わります。これが原料の2000倍以上の価値になるということなんです。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/IMG_3525.jpg" alt="IMG_3525.jpg" border="0" width="430" height="323" /><br>加藤さん所有の数少ない陶磁器<br /><br /><br /><strong><span style="font-size:large;">■IT産業の根底に、縄文土器の16000年の歴史を垣間見る・・・</span></strong><br /><br />私は2000年に、ITPという国際会議がシリコンバレーであるということで、サンフランシスコからサンノゼに行きました。ここで、コーンフェリーという人材ヘッドハンティング会社の副社長のポール・コー氏と出会います。<br /><br />彼と会ったときに「アメリカでヘッドハンティングという職業は、一度やったらやめられないのを知ってるか」と言われました。<br /><br />現在私は人材派遣会社にいますが、こうなったきっかけはまさにこのシリコンバレー。シリコン、すなわち陶磁器の原料、そしてそのルーツが縄文土器。私の人生もどうやら縄文土器にあるようなんです。<br /><br />私の先祖の話になりますが、鎌倉時代、1222年、道元禅師という福井の永平寺の開祖(日本における曹洞宗の開祖)にくっついて、我が祖先は中国に6年間渡ったとされます。そのとき中国は南宋の時代。南宋の時代はすでに陶磁器文明は相当洗練されていたようです。<br /><br />祖先である、当時の加藤藤志郎景政は中国で、日本の陶器の技術がこれほどまでに遅れていたことに愕然とした。それは技法の面だけでなく、釉薬(ゆうやく)の面においてもでした。これらを徹底的に中国で学んで来たというわけです。私はこの加藤藤志郎景政の末裔で分家の23代目。本家は31代目の人間国宝の陶芸家加藤孝造氏(78)(5月30日付けで(岐阜県)多治見市の名誉市民に選定すると発表)です。<br /><br />最終的な磁器の完成は江戸後期の3人の陶芸家、青木木米(もくべえ)、仁阿弥道八(どうはち)、永楽保全(ほぜん)によるものが大きいとされていますが、そうした素晴らしい日本の陶芸を評価したのは、実は日本人ではなく、最初に紹介したモース氏だったり、彼の紹介でその後来日したアーネスト・フェノロサ氏。彼は岡倉天心とともに古寺の美術品を訪ね、彼と東京美術学校(のちの東京芸術大学)設立にも尽力されました。そしてもうひとりはゴットフリード・ワグネル氏。彼はドイツ出身。おかかえ外国人として長崎に招聘され、有田町で窯業の技術指導したことが、陶磁器(伊万里焼)を飛躍的に発展させることになります。窯の温度を上げる技術や、コバルト顔料を使った塗技術などで貢献しました。<br /><br />3人の外国人によって飛躍的な進歩を遂げることになった陶磁器ですが、そんな縄文土器以来の歴史的継続性、新たな技術の習得から独自の開発、そして自然美に基づく様式美の徹底追求、特に海外から技術を入れたら、吸収し、咀嚼し、選択し、日本の風土に応用、そして日本的な形に想像していく、これが日本文化の「用」、そこに「美」も加わって「美と用を伴う文化」が日本の原点。<br /><br />縄文土器で発掘した粘土。これがシリカやアルミナ、鉄などとともに、火を使って、水を使って、空気で、酸素を送って、陶器を作ったわけですが、それが現代でも、基本的な構造、メカニズムは全く変わっていない。<br /><br />即ち、日本の陶磁器文明は日本が誇るべき文明・文化だと確信しています。これらの技術があったからこそ、コンピュータが出来た、今の時代がある。その根底には16000年間も続いたとされる縄文時代より存在した縄文土器の息吹が流れているんです。(まとめ:土屋夏彦 '80理電)<br /><br /><img src="http://blog-imgs-60.fc2.com/c/u/m/cumsophia/IMG_3534.jpg" alt="IMG_3534.jpg" border="0" width="430" height="323" /><br>懇親会にて<br /><br /><hr size="1" /><br /><span style="font-size:large;">■紀尾井の森カルチャー倶楽部とは</span><br /><br />上智大学の創立100周年を記念して、マスコミ・ソフィア会としてこれまで行ってきた母校発展のための活動に加え、私どもの培ってきた知恵や力を、卒業生や上智大学関係者はもとより、広く近隣のみなさまとも分かち合おうと開校したプチカルチャースクールです。現在の約1000名のマスコミ・ソフィア会会員には、マスコミを中心に、いずれも様々な分野で偉業を成し遂げてきたツワモノぞろい。ツワモノらの貴重な体験談や生の声をお伝えすることで、少しでも皆さまの人生のお役に立てればと考えております。
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