最新記事
155

コムソフィアヘッドライン

コムソフィアヘッドライン 2012年2月18日付け最近のソフィアンズのマスコミに取り上げられたものを抜粋してご紹介しています。日時掲載メディア氏名卒業年掲載内容2月22日SAPIO李英和1995・院・文・新卒 龍谷大教授朝鮮学校 金正恩 偶像化教育の内幕2月16日週刊新潮片岡千恵子・杉浦友紀卒業年不詳NHK 春の人事を彩るミスソフィアの2人の特技2月14日朝日新聞渡部昇一1955・院前・西英卒 上智大学名誉教授戦... コムソフィアヘッドライン 2012年2月18日付け<br /><br />最近のソフィアンズのマスコミに取り上げられたものを抜粋してご紹介しています。<br /><br /><table width="590"border="2"><thead><tr><th>日時</th><th>掲載メディア</th><th>氏名</th><th>卒業年</th><th>掲載内容</th></tr></thead><tbody><tr><th>2月22日</th><td>SAPIO</td><td>李英和</td><td>1995・院・文・新卒 龍谷大教授</td><td>朝鮮学校 金正恩 偶像化教育の内幕</td></tr><tr><th>2月16日</th><td>週刊新潮</td><td>片岡千恵子・杉浦友紀</td><td>卒業年不詳</td><td>NHK 春の人事を彩るミスソフィアの2人の特技</td></tr><tr><th>2月14日</th><td>朝日新聞</td><td>渡部昇一</td><td>1955・院前・西英卒 上智大学名誉教授</td><td>戦後日本の知の歩みをたどる ベストセラー 知的生活の方法</td></tr><tr><th>2月12日</th><td>カトリック新聞</td><td>崔友本枝</td><td>1997・院前・神卒 作家</td><td>みんなさんさん</td></tr><tr><th>2月10日</th><td>朝日新聞</td><td>上野秦也</td><td>1985・文・史卒 みずほ証券チーフアナリスト</td><td>デフレ脱却 効果に疑問</td></tr><tr><th>2月9日</th><td>週刊新潮</td><td>今野敏</td><td>1979・文・新卒 作家</td><td>疑心 新潮文庫</td></tr><tr><th>2月9日</th><td>朝日新聞</td><td>西澤善明</td><td>1970・外・英卒 長野清泉女学院校長</td><td>スピードランニング</td></tr><tr><th>2月8日</th><td>週刊新潮</td><td>小林章夫</td><td>1973・文・英卒 上智大学教授</td><td>ファニーヒルの翻訳平凡社ライブラリー</td></tr><tr><th>2月6日</th><td>朝日新聞</td><td>渡部昇一</td><td>1955・院前・西英卒 上智大学名誉教授</td><td>知的余生の方法 95歳 講演会 2月16日</td></tr><tr><th>2月5日</th><td>朝日新聞</td><td>今野敏</td><td>1979・文・新卒 作家</td><td>ドリーム・マッチ 徳間文庫</td></tr><tr><th>2月5日</th><td>朝日新聞</td><td>青木保</td><td>1962・文・独卒 元文化庁長官</td><td>文化力の時代 21世紀のアジアと日本 岩波書店</td></tr><tr><th>2月5日</th><td>読売新聞</td><td>久田恵</td><td>中退・作家</td><td>人生案内</td></tr><tr><th>2月4日</th><td>朝日新聞</td><td>ベンジャミン・フルフォード</td><td>1983・外・比卒 作家</td><td>仕組まれた円高 青春出版社</td></tr><tr><th>2月1日</th><td>諸君</td><td>李英和</td><td>1995・院・文・新卒 龍谷大教授</td><td>金正恩よ、お前は何者か</td></tr><tr><th>1月31日</th><td>朝日新聞</td><td>田中嘉郎</td><td>1966・外・西卒 前川製作所社長</td><td>匠は還暦後も海外で通用 朝日耕論</td></tr><tr><th>1月30日</th><td>読売新聞</td><td>春原剛</td><td>1983・経・経卒 現日経記者</td><td>日米同盟VS中国・北朝鮮 文春文庫</td></tr><tr><th>1月30日</th><td>朝日新聞</td><td>水谷修</td><td>1982・文・哲卒</td><td>ありがとう 日本評論社</td></tr><tr><th>1月26日</th><td>PHP文庫</td><td>吉越浩一郎</td><td>1972・外・独卒</td><td>君はまだ残業をしているのか</td></tr><tr><th>1月5日</th><td>週刊文春</td><td>李英和</td><td>1995・院・文・新卒 龍谷大教授</td><td>金正日と金正恩の正体 文春新書</td></tr></tbody></table>
154

三水会1月講演会「料理研究家の仕事とは」濱田美里氏

■講演テーマ:「料理研究家の仕事とは」 料理研究の道に入った理由と中国の薬膳料理の学びから、食の研究家としての想いとは?■講師:濱田美里(はまだみさと)さん(‘99年文英) 料理研究家■日時:2012年1月18日(水)18時30分~21時■場所:ソフィアンズクラブにて■参加者数:30名濱田美里さんは1977年広島県の瀬戸内海の小さな下蒲刈島の生まれ。1999年上智大学文学部英文科卒業。大学在学中から、世界を旅して、それぞれの土地... ■講演テーマ:「料理研究家の仕事とは」<br /> 料理研究の道に入った理由と中国の薬膳料理の学びから、食の研究家としての想いとは?<br />■講師:濱田美里(はまだみさと)さん(‘99年文英) 料理研究家<br />■日時:2012年1月18日(水)18時30分~21時<br />■場所:ソフィアンズクラブにて<br />■参加者数:30名<br /><br />濱田美里さんは1977年広島県の瀬戸内海の小さな下蒲刈島の生まれ。1999年上智大学文学部英文科卒業。大学在学中から、世界を旅して、それぞれの土地の民族料理を食べ歩きながら台所をのぞく。2003年初の本「簡単!びっくり!炊飯器クッキング」(主婦と生活社)を出版後、様々な料理本を手掛ける。2008年、北京中医薬大学日本校、中医中薬専攻科卒業。国際中医薬膳師、国際中医師A級の資格を持つ。テレビ、雑誌、ウェブ上でのレシピやエッセイの掲載、また講演会なども行っている。2012年1月13日にはNHKの人気番組「キッチンが走る」に俳優の杉浦太陽さんと出演して、群馬県昭和村の開拓村の郷土のそばと大根、塩、こうじを使った即興で創った独自のレシピを披露した。(NHK HP:<a href="http://www.nhk.or.jp/kitchen-wagon/archives/index_archives120113.html" target="_blank" title="http://www.nhk.or.jp/kitchen-wagon/archives/index_archives120113.html">http://www.nhk.or.jp/kitchen-wagon/archives/index_archives120113.html</a>)<br /><br /><img src="http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20120218132514689.jpg" alt="正面RIMG18456" border="0" width="430" height="320" /><br />(写真:濱田美里氏)<br /><br /> 濱田さんは和服姿で登場。自分がなぜ料理研究家になったのかの背景と料理研究家になってからの転換期の状況を話してもらいました。<br /><br /><span style="font-size:large;">▲ 料理人と料理研究家との違いは?</span><br /><br /> 料理人とは、料理を食べてもらうことが仕事です。一方、料理研究家とは、レシピを創ったり、商品開発(マーケティング)をしたり、フードコーディネーターとして、調理器具や食事のためのグラスやお皿のセッティングにも注意を払い、雑誌や本を出版し発信していくことが仕事です。<br /><br /> 以前はレシピを創るには、4人分を想定した作り方でしたが、最近は2人分にと変わって来ている。30代から50代の女性で、自宅で料理するという人たちが少なくなってきていることによる。料理に興味が無いと言うことでなく、現代社会の便利さがその理由のようです。<br /><br /> 料理の基本は “だしとソース”にあるが、これはスタイリングと言って、料理のセッティングの仕方によっても料理の感覚が全く違う。そのようなことを私は料理本で述べてきましたが、最近は本よりもインターネットで料理のレシピを見て作る人が多くなってきています。<br /><br /> 日本は、地方地方でその伝統の味と料理方法が違っています。なぜ、伝統料理が続いているのかを知るためには、地方へ訪れた時には必ず、市場やスーパーへ行って、どのような食材が売られているのか調べることにしています。<br /><br /><span style="font-size:large;">▲ 異文化を知るにはキッチンの中へ</span><br /><br /> 働きすぎで、5年前に健康を害しました。その時、私は医師に音楽が好きであることを話したら、「音符にばかり、注意を払わず、休符にもっと注意を払った方がいい」と言われて、休符にプライオリティーを置くようになってから、苦行と祝祭、労働と休暇のバランスを取る生き方に変えて、精神的に楽になりました。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20120218133036538.jpg" alt="BA25教室" border="0" width="430" height="320" /><br />(写真:教室の様子)<br /><br /> 大学時代はアルバイトをして稼いだお金で、夏休みに世界旅行をすることが大好きでした。<br />特に大学2年生の夏休みにタイのバンコックの市場で、卵から孵化するような状態の卵料理を見て、カルチャーショックを覚えました。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20120218133251d42.jpg" alt="AA1タイ市場" border="0" width="320" height="445" /><br />(写真:タイ市場)<br /><br /><img src="http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2012021813351500e.jpg" alt="AA2タイ" border="0" width="430" height="309" /><br />(写真:タイ 孵化状態の卵料理)<br /><br />ニューヨークでは、ホームステイ先で玄米食によって肌がキレイとなることを知り、料理の面白さを発見しました。また、ラオスではウエストでしぼるスカートのラインを現代的でないと勝手に判断していたら、その概念はまちがっていて、独自伝統の衣類への美意識も料理を作る文化の重要な一旦であることを知る機会になりました。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201202181338142f4.jpg" alt="AA6ラオス" border="0" width="320" height="464" /><br />(写真:ラオス)<br /><br />ケニアでは、とうもろこしの粉のウガリの文化に触れて、異文化を知るには、キッチンの中に入るのが最善の方法だと発見しました。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2012021813391244e.jpg" alt="AA12アフリカ" border="0" width="430" height="310" /><br />(写真:アフリカ)<br /><br /> 大学4年の時、将来どのように生活していくのか悩みましたが、料理研究家として身を立てることを決心しました。その具体的決心はあるレストランでライブの料理のイべントを企画し、実行したら、手応えを感じました。その後、私の名刺と料理の写真を持ち歩いて、自己宣伝を始めていたら、集英社の編集者の方から、声をかけられ、料理研究家の道を歩むようになりました。<br /><br /><br /><span style="font-size:large;">▲ 季節に合わせた料理が健康の源</span><br /><br /> 5年前に私が体調不良に陥ったときに、限られた食材を工夫する昔の知恵に触れ、日本の郷土料理こそ食と健康の源と悟りました。竹の中に灰のあくを入れ、お米を炊く鹿児島料理とか、ミヨウガのお寿司やおからのお寿司の高知料理とか、日本各地の郷土料理を探す旅を続けながら食と健康を考えています。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20120218134056778.jpg" alt="BA10鹿児島" border="0" width="320" height="430" /><br />(写真:鹿児島)<br /><br /><img src="http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20120218134135a46.jpg" alt="BA15高知" border="0" width="320" height="427" /><br />(写真:高知)<br /><br /> その原点になったのが、中国の陰陽五行の思想でした。季節に合わせた食事は、体の健康のために理にかなっています。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2012021813442633c.jpg" alt="五味五性と調和(黒白)" border="0" width="430" height="308" onclick="popupImage('http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2012021813442633c.jpg')" /><br />(図:五味五性と調和:クリックで拡大)<br /><br /> 図(五味五性と調和)に示されているように、季節によって、味と内臓が受け付ける食材がバランスよく伝統的に使われてきました。そこに健康の維持に気を配ってきた人間の深い知恵があったわけです。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201202181345480c4.jpg" alt="五味五性と調和(表)" border="0" width="430" height="201" onclick="popupImage('http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201202181345480c4.jpg')" /><br />(表:五味五性と調和:クリックで拡大)<br /><br /> 例えば表のように、かん味が腎臓に良いとは言っても、あまり塩辛いものを取りすぎると、心臓に悪くなるという相克関係になります。その相関関係が下の図の中の→(矢印)で示されています。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20120218140002050.jpg" alt="五味五性と調和" border="0" width="430" height="464" onclick="popupImage('http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20120218140002050.jpg')" /><br />(図:五味五性と調和の相関関係:クリックで拡大)<br /><br /> 特に夏の暑い時には沖縄のゴーヤが理にかなった食べ物で、梅雨時期には、とうもろこしのひげが利尿作用を強化し、皮のある果物は皮ごと食べるのが、健康に一番という具合です。<br />このように日本の郷土料理には、健康を維持するための人間の深い知恵があったのです。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20120218135105853.jpg" alt="プレゼンRIMG18486" border="0" width="430" height="320" /><br />(写真:会場でのプレゼンの様子)<br /><br /><span style="font-size:large;">▲ 感想:</span><br /><br /> 濱田さんは、会場に食の持論を展開する美しい和服姿で現れました。物静かな語り口で、料理研究家へのモチベーションと動機付け、食と健康との仕組みを理路整然と話され、1時間半があっという間に終わってしまいました。講演の後の質疑応答でも放射能と食の問題など質問が絶えず、日本人の食と健康を考える上で刺激の強い講演でした。<br />(報告:松村裕幸―1970年外・ポ、山田洋子―1977年外・独)<br /><br /><img src="http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201202181353244da.jpg" alt="松村さんと懇親会RIMG18513" border="0" width="430" height="320" /><br />(写真:懇親会での濱田氏(右)と筆者松村)
  • Date : 2012-02-18 (Sat)
  • Category : 三水会
153

第84回アカデミー賞 注目は白黒サイレント映画と外国語映画賞

今年の注目は白黒サイレント映画と外国語映画賞「第84回アカデミー賞みどころ」文:NHK衛星映画劇場支配人 渡辺俊雄(1972文英)▼今年もやってまいりました・・・ 今年も2月26日(日本時間27日)、ロサンゼルスで「第84回アカデミー賞授賞式」が華々しく開催されます。TVを通して全世界で10億人以上が注視する映画界最大のイベントは、受賞すれば作品の価値も一段と上がるということもあり、アカデミー会員約600... <Table border="0" width="430" cellspacing="5" cellpadding="0" bordercolor="#000000"><Tr><Td RowSpan="3"><img src="http://blog-imgs-45.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20110218012130c4c.jpg" alt="渡辺氏" border="0" width="80" height="80" /></Td><Td>今年の注目は白黒サイレント映画と外国語映画賞</Td></Tr><Tr><Td><font size="4"><strong>「第84回アカデミー賞みどころ」</strong></font></Td></Tr><Tr><Td>文:NHK衛星映画劇場支配人 渡辺俊雄(1972文英)</Td></Tr></Table><hr><br /><span style="font-size:large;"><strong>▼今年もやってまいりました・・・</strong></span><br /> 今年も2月26日(日本時間27日)、ロサンゼルスで「第84回アカデミー賞授賞式」が華々しく開催されます。TVを通して全世界で10億人以上が注視する映画界最大のイベントは、受賞すれば作品の価値も一段と上がるということもあり、アカデミー会員約6000人の投票の行方が気になるところです。<br /><br /><span style="font-size:large;"><strong>▼まずは白黒サイレント作品に注目!</strong></span><br /> 私も授賞式の取材を15年程続けていますが、今年も見どころが一杯。最多ノミネートは巨匠マーティン・スコセッシが初の3Dで製作した「ヒューゴの不思議な発明」の11部門、続いて「アーティスト」の10部門ですが、フランス製の白黒サイレント映画「アーティスト」が作品賞を受賞すれば、サイレント映画としては、第1回受賞作「つばさ」(28)以来84年ぶり、白黒映画としては、第33回受賞作「アパートの鍵貨します」(60)以来51年ぶりの快挙となります。(※「シンドラーのリスト」(93)はパートカラー)<br /><br /> また、フランス映画(英語圏以外の映画)としても初の作品賞となりますが、実はこれもサイレント作品であるためフランス語が使われず、外国語映画賞ではなく作品賞にノミネートされたことも幸いしたと言えます。<br /><br /><span style="font-size:large;"><strong>▼外国作品にも目を向けたい・・・</strong></span><br /> そして私が最も注目しているのが、今年も世界63ヶ国から各国のベスト1映画がエントリーした「世界映画選手権」「映画のワールドカップ」とも言うべき外国語映画賞。今年はイラン、イスラエル、カナダ、ベルギー、ポーランドの5カ国がノミネートされました。過去、イラン映画のノミネートは「運動靴と赤い金魚」(98)の1回だけですが、イスラエルは10回目のノミネート。これは映画製作本数が少ない国にしては異常に多い数字なのです。<br /><br /> ちなみに、今年で56回目となる「外国語映画賞」にノミネートされた作品の多い国ベスト10は以下の通りで、世界最大の映画大国インドですら3回だけです。<br /><br />(1)フランス   40回(13回受賞)<br />(2)イタリア   26回(11回受賞)<br />(3)スペイン   20回( 4回受賞)<br />(4)ドイツ    18回( 3回受賞)<br />(5)スウェーデン 14回( 3回受賞)<br />(6)ロシア(ソ連)13回( 3回受賞)<br />(7)日 本    11回( 1回受賞)「おくりびと」(08)<br />   ※名誉賞時代の3作品「羅生門」「地獄門」「宮本武蔵」は含まず。<br />(8)イスラエル  10回(受賞なし)<br />(9)チェコ     9回(3回受賞)<br />(10)8回デンマーク(3回受賞)メキシコ(受賞0)、ハンガリー(受賞0)<br /><br /> 日本では今春公開されるイラン代表の「別離」は脚本賞にもノミネート、私も試写会で見ましたが非常に優れた作品であると思いました。<br /><br /><blockquote><p>「別離」(渡辺評)<br />イランの今を伝えながら家族のあり方を問う傑作。価値観の違いによる夫婦の離婚話は、やがて老人介護、刑事事件をからめて、思いも寄らぬ深刻な事態に陥る。ことの推移を見守る観客はどうなることかとドキドキハラハラ、スクリーンに釘付けにさせられる。このイランの家族に発生した事態は、日本でも実際に起こっていることに近いが、決定的な違いは信仰心の深さだ。その信仰心が事態を複雑にし、悩みを深くしていく。そして家族の行く末は・・・完全に観客の想像に委ねられる。何という緻密に組み立てられた脚本だろう。ベルリン映画祭を完全制覇し、アカデミ-賞でも外国語映画賞、脚本賞ノミネートされているが、米国とイランが対立している現在の国際情勢や、ユダヤ勢力が強い現在のハリウッド映画界がこの作品をどう評価するかが注目される。おまけに、今年は宿敵イスラエル映画もノミネートされているのだ。米国とイランとの対立が強まる中、ユダヤ票が強いといわれるハリウッド映画業界がどういう選択をとるのか、果たして、現在の国際情勢をアカデミー賞も反映するのか、注目です。</p></blockquote><br /><br /> 一方で、残念ながら今年も日本関係のノミネートはありませんでした。今年の外国語映画賞日本代表は、今年4月22日、百歳の誕生日を迎える新藤兼人監督の「一枚のハガキ」でしたが、ノミネートならず。外国作品ですが、短編ドキュメンタリー部門の「津波そしてサクラ」に期待したいところです。<br /><br /><span style="font-size:large;"><strong>▼今年も実在の人物作品も・・</strong></span><br /> また、今年も実在の人物を描いた作品が多数ノミネートされています。去年は「英国王のスピーチ」(ジョージ6世)VS「ソーシアル・ネットワーク」(フェイスブック創設者マーク・ザッカーバーグ)の対決でしたが、今年は「マーガレット・サッチャー」「マリリン・モンロー&ローレンス・オリビエ」大リーグ「オークランド・アスレチックス」のGMビリー・ボーンなどが候補となっています。<br /><br /> ちなみに、なぜかクリント・イーストウッド監督、レオナルド・ディカプリオ主演でFBI初代長官フーバー長官の生涯を描いた「J.エドガー」はノミネート“0”でした。私はアメリカ現代史を学ぶ意味でも非常に興味深く、よく出来た作品だと思ったのですが・・・。<br /><br /><span style="font-size:large;"><strong>▼果たして結果は・・・</strong></span><br />WOWOWでは、「生中継!第84回アカデミー賞授賞式」をWOWOWプライム BS9(Ch191)にて、2月27日(月)午前9時から同時通訳付きの生中継の予定。<br />NHKでも「第84回アカデミー賞授賞式のすべて」を、3月14日(水)夜10時~、BSプレミアムで放映予定。
152

三水会2012年1月 ~新年の挨拶:松尾信武

新年の挨拶 – 2012年1月三水会例会にて2012年1月18日 ソフィアンズクラブにて松尾信武 三水会 幹事長(1966年法・法卒)左から3番目の中央が松尾氏(クリックで拡大) 明けましておめでとうございます。 三水会も1980年以来今年で32年目の歴史になります。昨年は千年に一度の規模の東日本大震災に福島原発事故、戦後最高値を更新した円高、ギリシャに端を発した欧州の債務危機、タイの大洪水に... 新年の挨拶 &#8211; 2012年1月三水会例会にて<br />2012年1月18日 ソフィアンズクラブにて<br />松尾信武 三水会 幹事長(1966年法・法卒)<br /><br /><img src="http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2012020512353278d.jpg" alt="800松尾さんRIMG18499" border="0" width="430" height="323" onclick="popupImage('http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2012020512353278d.jpg')" /><br />左から3番目の中央が松尾氏(クリックで拡大)<br /><br /> 明けましておめでとうございます。<br /><br /> 三水会も1980年以来今年で32年目の歴史になります。昨年は千年に一度の規模の東日本大震災に福島原発事故、戦後最高値を更新した円高、ギリシャに端を発した欧州の債務危機、タイの大洪水に中東の民主化など激動の一年でありました。<br /><br /> 今年は壬辰(みずのえ・たつ)、「壬」はまんなかの一がながくなっており、これは何かが中で育つ様を表し、前年に抑圧されたエネギーが膨張していくさまを示すとありました。<br /><br /> 今年は約40年続いた円高トレンドの終焉、インフレ圧力の昴進、TPPや復興増税に税と社会保障との一体改革、加えて世界を主導する国々の元首の交代や選挙と政治の激変期でもあります。<br /><br /> 日本の歴史を振り返ると、不思議なことに、約40年のサイクル毎に大きな転換期を繰り返してきたようです。例えば、明治維新から日露戦争までの約40年の歴史を紐解くと・・・<br /><br /> 1905年の日露戦争の勝利から敗戦の1945年の40年、<br /> 1931年高橋是清の金輸出再禁止、デフレ脱出のためのリフレーション政策から1971年のドルと金との固定比率の互換停止のニクソンショックの円安トレンドの40年、<br /> そして、1971年は沖縄返還と円為替の変動相場制への移行から<br /> 2011年の過去最高の円高トレンドの40年<br /> そしてまた、1949年の株式再開から1989年のバブル頂点期という40年毎の大事件です。<br /><br /> 今年は新しい時代に向けて大変革の幕開けの準備の年、特に円安トレンドとなりそうな予感がします。株式相場の格言に「辰巳天井」がありますが、「昇り竜」にあやかって良い年となりますことを願っております。(了)<br /><br /><img src="http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20120205123745a7b.jpg" alt="800聞きいる会場RIMG18501" border="0" width="430" height="323" onclick="popupImage('http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20120205123745a7b.jpg')" /><br />三水会1月の懇親会の一コマ(クリックで拡大)<br />
  • Date : 2012-02-05 (Sun)
  • Category : 三水会
151

三水会12月講演会「電子書籍の進展と書店の取り組み」森啓次郎氏

■講演テーマ:「電子書籍の進展と書店の取り組み」■講師:森 啓次郎 (もりけいじろう)さん ('77年法学部法律学科卒)     株式会社紀伊國屋書店 常務取締役・海外本部長・店売総本部副本部長■日時:2011年12月21日(水)18時30分~21時■場所:ソフィアンズクラブにて■参加者数:30名 わが国は、2010年電子書籍元年を迎えた。書籍の電子化が進み、出版社、書店を含めこれまでのスキームが大きく変わろうとしている。 紙で... ■講演テーマ:「電子書籍の進展と書店の取り組み」<br />■講師:森 啓次郎 (もりけいじろう)さん ('77年法学部法律学科卒) <br />    株式会社紀伊國屋書店 常務取締役・海外本部長・店売総本部副本部長<br />■日時:2011年12月21日(水)18時30分~21時<br />■場所:ソフィアンズクラブにて<br />■参加者数:30名<br /><br /><br /> わが国は、2010年電子書籍元年を迎えた。書籍の電子化が進み、出版社、書店を含めこれまでのスキームが大きく変わろうとしている。 紙での読書は廃れていくのか、電子書籍が主流になるのか?そうした中、紀伊國屋書店は、果断に「電子書籍関連の情報発信基地」として情報や体験の場の提供を行っている。 <br /><br /> 三水会12月の講演会では、黒船襲来と言われるアマゾンの話題も含めて、書店としての電子書籍への取り組みを紀伊國屋書店常務、森啓次郎さん('77年法学部法律学科卒)にお話いただいた。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201202051227220e4.jpg" alt="森氏三水会プレゼンRIMG17922" border="0" width="430" height="323" /><br />森啓次郎氏<br /><br /><span style="font-size:large;">▲自己紹介</span><br /><br /> 森さんは1977年に法学部卒業、紀伊國屋書店に就職した。当時は労働争議のあるなかで定期採用としては初めて入社した社員だった。上智大学就職相談室の人に、「そのような会社に入って大丈夫か」と言われたという。大学での専攻は法律であったが、英語に強い上智大学卒ということで、入社して3ヶ月で海外要員となり、サンフランシスコの支店に3年、ロサンゼルスの支店に3年と米国に6年駐在した。<br /><br /> 1983年から今度はアジア地区を任され、シンガポールに20年以上も赴任し、海外勤務を通算29年経験した。いわば紀伊國屋書店の海外市場のビジネス・フォームを創った立役者でもある。日本には7年前に帰国、国内外の出版業界全般の問題について熱く語ってくださった。<br /><br /><span style="font-size:large;">▲シンガポールに東南アジア最大の書店</span><br /><br /> まず上智卒業後の紀伊國屋海外支店勤務時代をスライドで振り返った。最初の赴任地アメリカそしてシンガポールと書店開設の苦労話を話された。特にシンガポールの総支配人時代には、広さ1,200坪、陳列英文書33万冊、和書、中文書合わせ約50万冊をそろえた東南アジア最大の書店となるシンガポール本店を開店させた。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201202051202379bc.jpg" alt="紀伊国屋書店海外展開p13" border="0" width="430" height="306" onclick="popupImage('http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201202051202379bc.jpg')" /><br />紀伊国屋書店の海外展開(クリックで拡大)<br /><br /> このシンガポール本店は、「クロスカルチャー、マルチリンガル」の旗印を掲げ、ただ単に多国籍の書籍を販売するだけでなくクロスカルチャー(文化交流)の起点になるスペースを提供した。このシンガポールでの成功は、中東のドバイにも1800坪の大型支店開設をもたらした。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20120205120538bd3.jpg" alt="紀伊國屋書店海外展開ドバイp18" border="0" width="430" height="306" onclick="popupImage('http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20120205120538bd3.jpg')" /><br />ドバイの紀伊國屋書店(クリックで拡大)<br /><br /><span style="font-size:large;">▲小粒になった最近のベストセラー</span><br /><br /> 続いて、現在の出版業界について、戦後のベストセラーと最近のデータとの比較から始まった。日本の書籍と雑誌の売り上げ市場は、1996年(2兆6千億円)がピークで、2010年には約30%減少し1兆8,748億円、印刷物の市場は15%減少しているが、反面、出版される本の数字は、年間7万―8万もあり依然として日本は出版大国とも言える。また坪面積の大きい大型書店も増加傾向にあると説明。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2012020512074925a.jpg" alt="紀伊国屋書店戦後ベストセラーp03" border="0" width="430" height="306" onclick="popupImage('http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2012020512074925a.jpg')" /><br />歴代書籍メガヒットランキング(クリックで拡大)<br /><br /> 最近のベストセラーは、以前の400-500万部という数字に比べると小粒になっている。例えば『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカ―の[マネージメント]を読んだら』は約100万部、震災後の心の絆を象徴し『くじけないで』が約150万部。その中で『スティーブ・ジョブスの伝説』は、刊行後2ヶ月で既に100万部の売り上げで、電子書籍も同時販売だったので話題になった。<br /><br /><span style="font-size:large;">▲目立つ転売目的の万引き増加</span><br /><br /> 続いて、出版業界の流通の仕組みに話が移り、過剰な返品、書店の低マージン等、さまざまな問題があげられたが、特に最近目立つのは、新興の古書店やネットオークションという以前なかった二次流通市場だそうだ。これがあるため、転売目的の万引きが増加しているとのこと。日本は海外と異なり、店の外に本や雑誌を積んで販売しても、万引きされることは殆どないほど民度が高かったが、今は事情が異なるようだ。昔のような古本屋なら盗本と思われる新刊本を持ってくる学生に店主が注意をすることもできたが、今の古書店では事務的に処理されるだけであることにもよるのではないか。<br /><br /><span style="font-size:large;">▲国を挙げての電子化事業の推進</span><br /><br /> わが国では、出版物の電子化の将来につき政府に「デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会」ができ、2010年3月より活動を始めている。2009年度補正予算には、国立国会図書館(NDL)電子化事業に126億円がつくことになった。これに伴い国会図書館が所蔵する戦前から1986年までの書籍約90万冊の電子化が進行している。この書籍電子化の波は、日本よりも韓国の方が進んでいる。紀伊國屋書店もこのNDL電子化事業には参画している。<br /><img src="http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20120205121039b5d.jpg" alt="紀伊國屋書店図書館目録p20" border="0" width="430" height="306" onclick="popupImage('http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20120205121039b5d.jpg')" /><br />紀伊國屋書店の図書目録のデータ作成販売事業(クリックで拡大)<br /><br /> 紀伊國屋書店は、単に書籍の販売だけでなく図書館のアウト・ソーシング(図書目録のデータ作成販売、運営システムの販売など)や、電子化された学術情報を提供しているそうだ。つまり図書館向け電子書籍サービス(Netlibrary)や電子ジャーナルサービスの提供である。<br /><br />特にNetlibraryは、世界最大の図書館向け電子書籍サービスである。これには、和洋30万タイトルが掲載され、全世界18,500機関で利用されている。和書は、2007年11月より提供を開始した。現在3,600タイトルが掲載され、国内230機関で利用されている。これについては、新たに北米東洋図書館から、和書目録の作成も現在受注しているとのこと。個人向けには、2011年6月より電子書籍の配信・販売サービス「BookWebPlus」の提供を開始しているということだ。<br /><br /><span style="font-size:large;">▲急速に進行する電子書籍の波</span><br /><br /><img src="http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20120205120033361.jpg" alt="森氏三水会プレゼンRIMG17922" border="0" width="430" height="323" /><br />講演中の森氏<br /><br /> 最近の電子書籍市場は、アップルの「iPad」やアマゾンの「キンドル」のが発売がきっかけで急速に広がっているのだそうだ。特にアマゾンより電子書籍リーダー「キンドル2」が発売され、重さ290g程度の端末の中に約2,000冊が入るすぐれものである。これには通信機能も付いており、電子書籍だけでなく映画・音楽を売るオンラインストアーになっており、アメリカでは電子書籍の市場の6割をアマゾンが取ったとも言われているそうだ。<br /><br /> アマゾンに対抗して、全米第1位の書店チェーン店「バーンズ・アンド・ノーブル」も独自にNookという端末を開発し、後発でありながら市場の2割を確保するという、電子書籍配信事業で誰もが驚くほどの健闘をしているとのこと。<br /><br /> 日本の場合、辞書コンテンツの電子化が先行して進んだが、これは出版社がセイコーやシャープに辞書の版権を売ったもので、1988年には180億、年々販売が増え2007年には650億に成長しているが、あくまでも端末の売上であり、出版コンテンツの売上にはなっていない。一面においては出版業界からこれだけの売上が家電業界に流失したとも言える。<br /><br /> 一方、新聞も電子化に時代に入り、日本経済新聞が2010年3月23日より電子版の配信を始めている。日本の電子書籍の規模は、2008年464億、2010年は640億であるが、ほとんどがガラ携(ガラパゴス携帯)と言われるケータイによるアニメ・マンガの配信であった。現下に進行しているタブレットPCやスマホの市場拡大により、読み物、経済書、実用書、専門書、雑誌等含め電子化が進むと、電子書籍市場は2014年に1300億、2015年には2000億になると予想される。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20120205121400615.jpg" alt="紀伊國屋書店電子書籍規模p32" border="0" width="430" height="306" onclick="popupImage('http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20120205121400615.jpg')" /><br />電子書籍市場規模の拡大(クリックして拡大)<br /><br /><span style="font-size:large;">▲電子書籍事業に励む紀伊國屋書店</span><br /><br /> そのような状況の中、森氏は紀伊國屋書店の事業展開で、店舗での①書籍販売、②デジタル書籍販売に、インターネットでの③書籍販売④デジタル書籍販売を加え、4つの出口展開によるハイブリットデジタル販売を目指している。それは紀伊國屋書店が、電子書籍時代に対応し人々の読書ライフのトータルサポート(店舗×ウェブ×紙×電子書籍)に応えるためでもある。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201202051218058eb.jpg" alt="紀伊國屋書店トータルサポートp35" border="0" width="430" height="306" onclick="popupImage('http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201202051218058eb.jpg')" /><br />紀伊國屋書店のトータルサポートイメージ(クリックで拡大)<br /><br /> 日本の電子書籍の課題には、1)日本語書籍コンテンツの不足、2)コンテンツフォーマットの統一、3)著作件処理(再許諾)、4)価格設定、5)デバイスの普及(電子書籍端末)がある。<br /><br /> 現在デバイスの普及が急速に進み、日本の電子書籍ストアとしては、Reader Store(ソニー )、GALAPAGOS(シャープ )、BookWebPlus(紀伊國屋店)、honto(大日本印刷、NTTドコモ他)、Raboo(楽天)、そしてBookLive(凸版印刷、インテル)のそれぞれのものがあり、それぞれ事業展開しているのだそうだ。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20120205121558535.jpg" alt="紀伊國屋書店電子ストアp37" border="0" width="430" height="306" onclick="popupImage('http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20120205121558535.jpg')" /><br />日本の電子書籍ストア(クリックで拡大)<br /><br /> その中で、紀伊國屋書店の開発した電子書籍のアプリ「Kinoppy」はリリース後、半年で20万人がダウンロード。また、電子書籍ストアー「BookWebPlus」も、まさに本日(12月21日)、第5回日本電子出版協会のベスト・ショップ賞を受賞することも出来たと語ってくださったところで幕を閉じた。<br /><br />淡々と語られる森さんだが、現地の文化背景を取り入れ、シンガポール店を成功させ、ドバイ政府に依頼されて、大型店舗を造ったという森さんの手腕に感銘を受けた。また、本が消費財化している現状がよくわかったとともに、アマゾンに対して、書店がどのように対応していくのか、これからが非常に興味深いと思った。<br /><br />(取材:向山肇夫 '63法法 山田洋子 '77外独)<br /><br /><img src="http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2012020512194746b.jpg" alt="森氏三水会懇親会RIMG17972" border="0" width="430" height="323" onclick="popupImage('http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2012020512194746b.jpg')" /><br />講演後の懇親会より(クリックで拡大)<br />
  • Date : 2012-02-05 (Sun)
  • Category : 三水会
150

原サチコさん、独演劇雑誌で語る「記憶せよ、抗議せよ、生き延びよ」

2012/02/05 ドイツで井上ひさし氏の「少年口伝隊一九四五」を上演し、原爆の悲惨さ、放射能の恐ろしさを訴え続けている前衛女優、原サチコさん(88外独)は、ドイツの代表的な演劇雑誌「THEATER DER ZEIT」(現代の演劇)10月号の「震災後の日本の演劇」特集でインタビューに登場しています。ドイツの演劇雑誌「THEATER DER ZEIT」表紙(クリックで拡大) このインタビューのタイトルは「記... 2012/02/05<br /><br /> ドイツで井上ひさし氏の「少年口伝隊一九四五」を上演し、原爆の悲惨さ、放射能の恐ろしさを訴え続けている前衛女優、原サチコさん(88外独)は、ドイツの代表的な演劇雑誌「THEATER DER ZEIT」(現代の演劇)10月号の「震災後の日本の演劇」特集でインタビューに登場しています。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201202051022454ff.jpg" alt="原サチコTheaterderZeit 10月号表紙" border="0" width="330" height="468" onclick="popupImage('http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201202051022454ff.jpg')"/><br />ドイツの演劇雑誌「THEATER DER ZEIT」表紙(クリックで拡大)<br /><br /> このインタビューのタイトルは「記憶せよ、抗議せよ、生き延びよ」で、原さんは「少年口伝隊一九四五」について「放射能の人体への影響をこのような舞台で生の声を聞くと、その恐怖は倍増します。しかし、同時に、この戯曲は『生き延びた者の使命』を訴えています」と、井上ひさし氏の「少年口伝隊一九四五」に対する思いを述べています。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20120205101433788.jpg" alt="原サチコドイツ演劇誌原さんインタビュー記事" border="0" width="430" height="296" onclick="popupImage('http://blog-imgs-44.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20120205101433788.jpg')"/><br />「記憶せよ、抗議せよ、生き延びよ」2011年10月号記事(クリックで拡大)<br /><br /><span style="font-size:large;">▼2個の原爆は人類全体に落とされた</span><br /><br />「井上ひさし氏がなぜ原爆のことを書くのか」という質問に対し、原サチコさんは「あの2個の原子爆弾は、日本人の上に落とされたばかりでなく、人類の存在全体に落とされたものだと考えるべきである。あの時の被爆者たちは、核の存在から逃れることのできない20世紀後半の世界中の人々を代表して、地獄の火で焼かれたのだ。だから被害者意識からでなく、世界54億の人間の一人として、あの地獄を知っていながら『知らぬふり』することは、何にもまして罪深いことだと考えるから書くのである」と、井上氏の言葉を紹介しているのが注目されます。<br />また原サチコさんは、東日本大震災、原発事故を通じて日本人の原子力発電、災害に対する考え方が大きく変わりつつあると強調しています。<br /><br /> この原サチコさんのインタビューは、中央大学文学部の高橋慎也教授(ドイツ語文学文化専攻)のHPに掲載されており、演劇活動を通じて社会正義を実現しようとする原サチコさんの意欲が伝わってきます。一読をお勧めします。(ー><a href="http://www.chuo-u.ac.jp/chuo-u/letters/pdf/20120105_05_t1.pdf" target="_blank" title="こちらからリンク">こちらからリンク</a>)<br /> <br /><span style="font-size:large;">▼原サチコさんは上智の宝</span><br /><br /> 高橋教授によりますと、これまでにも「THEATER DER ZEIT」は日本の演劇に関心を示し、折に触れ日本の演劇活動を紹介してきました。<br /><br /> 東日本大震災と福島の原発事故がドイツでも大きく報道される中で、日本の演劇人がこの震災、原発事故に対してどのように対処したのかについて大きな関心を寄せ、2011年10月号に「震災後の日本の演劇」について特集記事を掲載することになりました。<br /><br /> 原サチコさんはハノーファー州立劇場で、広島原爆投下を題材にした井上ひさしの戯曲「少年口伝隊一九四五<br />を共訳、上演し注目されています。特集には原サチコさんのインタビューのほかに、高橋教授も「上演すべきか中止すべきか」という記事を掲載しています。<br /><br /> 高橋教授は、原サチコさんについて「日本人女優としては実にまれな経歴で、もしかしたら今後は、これだけの日本人女優は生まれないかもしれません。上智大学の宝、日本の宝です。昨年の秋にはケルン州立劇場で、ノーベル賞作家エルフリーデ・イェリネクが福島原発事故をテーマとして執筆した『光のない』の初演にも出演しました。『光のない』は昨年12月に東京でリーディング上演され、今年の秋に国際演劇フェスティバル/トーキョーで、本公演される予定です」と語っています。<br /><br />(山田洋子 '77外独)<br /><br />参考:<br />中央大学文学部HP:<br /><a href="http://www.chuo-u.ac.jp/chuo-u/news/contents_j.html?suffix=i&amp;mode=dpttop&amp;topics=15769" target="_blank" title="http://www.chuo-u.ac.jp/chuo-u/news/contents_j.html">http://www.chuo-u.ac.jp/chuo-u/news/contents_j.html</a><br />原サチコ氏マスコミソフィア会記事:<br />「原サチコ ドイツで生きる 役者を生きる」<br /><a href="http://cumsophia.blog106.fc2.com/blog-entry-125.html " target="_blank" title="http://cumsophia.blog106.fc2.com/blog-entry-125.html ">http://cumsophia.blog106.fc2.com/blog-entry-125.html </a> <br />独誌「THEATER DER ZEIT」記事<br /><a href="http://www.theaterderzeit.de/archiv/theater_der_zeit/2011/10/" target="_blank" title="http://www.theaterderzeit.de/archiv/theater_der_zeit/2011/10/">http://www.theaterderzeit.de/archiv/theater_der_zeit/2011/10/</a> <br />
    Return to Pagetop