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2017年度(第30回)マスコミ・ソフィア会総会・コムソフィア賞受賞記念講演

上智の精神を生かしたジャーナリストが、語った!!マスコミ・ソフィア会の2017年度総会と第26回コムソフィア賞授賞式ならびに記念講演会加えて時局講演会が、5月28日(日)「オールソフィアンズフェスティバル」で賑わう母校四ツ谷キャンパス 2号館401、402教室で午後1時より約60人が参加して開催された。当日菅家ゆかりさん(1981文新)の総合司会で総会議事の終了後、第26回コムソフィア賞授賞式が行われた。今年の受賞者は雑誌「暮し... <span style="font-size:large;">上智の精神を生かしたジャーナリストが、語った!!</span><br /><br />マスコミ・ソフィア会の2017年度総会と第26回コムソフィア賞授賞式ならびに記念講演会加えて時局講演会が、5月28日(日)「オールソフィアンズフェスティバル」で賑わう母校四ツ谷キャンパス 2号館401、402教室で午後1時より約60人が参加して開催された。<br /><br />当日菅家ゆかりさん(1981文新)の総合司会で総会議事の終了後、第26回コムソフィア賞授賞式が行われた。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-110.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20170701175705eae.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-110.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20170701175705eae.jpg" alt="第30回総会記念写真900x600" border="0" width="430" height="287" /></a><br /><br />今年の受賞者は雑誌「暮しの手帖」編集長の澤田康彦さん(1982外仏)。澤田さんは卒業後、平凡出版(現・マガジンハウス)入社。「BRUTUS」「Tarzan」などの編集にかかわり「平凡パンチ」「ポパイ」の編集に携わった。また、椎名誠さんの映画「ガクの冒険」のプロデュース、関連エッセイ本の執筆など多方面での仕事を積み重ね2010年退社。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-110.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201707011756005d3.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-110.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201707011756005d3.jpg" alt="澤田康彦さん受賞720x900" border="0" width="344" height="430" /></a><br /><br />その後、フリー編集者となり、2015年「暮しの手帖」社に招かれ編集長に就任。70年続くブランドの“暮し第一の誠実な雑誌作り”を継承しつつも、就任翌年発行の83号では新しい企画を立ち上げ評判を呼ぶ。伝統を守りながらも新しい感覚を取り入れる姿勢と長年出版界での活動が評価された。<br /><br />澤田さんにはこれからも雑誌文化の先端で意欲的な活動を期待することで第26回コムソフィア賞が贈られた。<br /><br />澤田さんは、『「暮し」のつくりかた』のテーマで受賞記念講演を行った。講演の中で「変えることのできない物事を受けいれる落ち着きと、変えることのできる物事を変える勇気と、その違いを常に見分ける知恵と・・・」と編集者としての考えを述べた。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-110.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20170701175602126.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-110.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20170701175602126.jpg" alt="澤田さん講演900x600" border="0" width="430" height="287" /></a><br /><br />続いて、第30回総会記念時局講演会として上出義樹(かみで よしき)さん(2016院新聞学専攻)が『「報道の自主規制」〜メディアを蝕む不都合な真実〜』と題して講演した。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-110.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20170701175559ea3.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-110.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20170701175559ea3.jpg" alt="講演会全景900x600" border="0" width="430" height="287" /></a><br /><br />上出さんは元北海道新聞社記者で、定年退職後、上智大学大学院で学び2016年、70歳で博士号を取得し、現在もフリーランス記者として活動しており、また上智大学メディア・ジャーナリズム研究所研究スタッフとして研究活動をしている。現役記者の時の取材経験を元に書いた卒論に加筆して、昨年9月『「報道の自己規制」〜メディアを蝕む不都合な真実〜』を出版した。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-110.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20170701175603564.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-110.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20170701175603564.jpg" alt="上出義樹さん900x600" border="0" width="430" height="287" /></a><br /><br />上出さんは、1945年北海道夕張生れ。1970年北海道新聞社入社。札幌本社学芸部、東京支社政治経済部、シンガポール特派員、外報部次長、編集委員などを歴任。定年退職後、フリーランスの記者活動をしながら上智大学大学院で新聞学を専攻。海外など幅広い取材体験から、今、何が問題かを熱く語った。<br /><br />上出さんは「この国のマスメディアが何だかおかしい。政権による露骨な政治的圧力を受けてからというものメディアは「ウオッチドッグ」(吠えること)を忘れてしまった。この致命的な病巣を抉り、民主主義安定装置としてのメディア復権の手だてを探った。今、マスコミ界にとって最大の問題である」と話した。<br /><br />その後行われた懇親会には高祖敏明上智学院理事長、曄道佳明(てるみち よしあき)上智大学学長を始め会員が参加し行われた。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-110.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20170701180228c34.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-110.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20170701180228c34.jpg" alt="曄道学長900x600" border="0" width="430" height="287" /></a><br /><br />まず、渡辺俊雄さん(47文英) (元NHK衛星映画劇場支配人)の発声で乾杯した後、高祖理事長が「今年で30回ということだが、コムソフィア賞受賞者の選定は目配りが利いている。一般に知られた人ばかりでなく、広い視野で見て上智の精神を生かしている人を見つけている」と挨拶。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-110.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20170701180229bc9.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-110.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20170701180229bc9.jpg" alt="高祖理事長900x600" border="0" width="430" height="287" /></a><br /><br />曄道学長は「今年4月から学長になりましたので、初めてお目にかかりますが、日頃からマスコミ・ソフィア会の活発な活動は楽しみに拝見しております。ホームページも見せて頂きました。海外でも各分野で活躍している卒業生が沢山おり上智大学の力を感じます。そうした意味でマスコミ・ソフィア会の存在は大学に貢献していると思います。<br /><br />今後も上智全体は勿論、学生の指導もお願いしたい」と話された。そして最後は皆で輪になって校歌を歌い散会した。(以上 レポート 磯浦康二'57文新)<br /><br /><a href="http://blog-imgs-110.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20170701180436904.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-110.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20170701180436904.jpg" alt="澤田さんに贈られた花束600x900" border="0" width="287" height="430" /></a><br />
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大人の見学ツアー第3弾はNHKの「4K・8K試験放送の見学」!!

マスコミ・ソフィア会主催第3回「大人の社会見学ツアー」<NHKスーパーハイビジョン4K・8K試験放送>昨年からマスコミ・ソフィア会が開催している「大人の社会見学ツアー」、第3回はNHKの協力を得ての特別見学会・スーパーハイビジョン4K・8K試験放送の見学です。<スーパーハイビジョンとは?>スポーツ中継、大自然の絶景、世界文化遺産の究極の映像など、今までのテレビ映像の概念が変わると言われる4K・8Kの試験... <strong>マスコミ・ソフィア会主催<br />第3回「大人の社会見学ツアー」<br /><NHKスーパーハイビジョン4K・8K試験放送></strong><br /><br /><a href="//blog-imgs-110.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20170629075958fca.jpg" target="_blank"><img src="//blog-imgs-110.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20170629075958fca.jpg" alt="NHK放送センター" border="0" width="550" height="370" /></a><br /><br />昨年からマスコミ・ソフィア会が開催している「大人の社会見学ツアー」、第3回はNHKの協力を得ての特別見学会・スーパーハイビジョン4K・8K試験放送の見学です。<br /><br /><スーパーハイビジョンとは?><br />スポーツ中継、大自然の絶景、世界文化遺産の究極の映像など、今までのテレビ映像の概念が変わると言われる4K・8Kの試験放送・・・<br /><br />テレビジョン映像の近未来を局内の試写室でスタッフの解説を交えて、300インチのスクリーンプロジェクター、22.2マルチチャンネル音響で8Kのコンテンツを鑑賞します。<br /><br />(スーパーハイビジョンの基礎知識は <a href="http://www.nhk.or.jp/shv/" target="_blank" title="www.nhk.or.jp/shv/">www.nhk.or.jp/shv/</a> をご覧ください)<br /><br />試写会の後は大相撲名古屋場所14日目のスーパーハイビジョン生放送をふれあいホールにて「大関・横綱の取組み」を結びの一番まで観戦します。<br /><br />終了後、担当者にも参加していただいて懇親会を行います。<br /><br />参加要領は下記の通りです。今回は定員30名です。<br /><br />      記<br /><br /><strong>■第三回大人の見学ツアー</strong><br />主催:マスコミ・ソフィア会<br />日時:2017年7月22日(土)15:45〜<br />見学場所:NHK局内試写室<br />会費:会員500円 非会員1,000円 学生 500円 ※懇親会参加費 3,000円<br /><br />定員:30名(スペースの関係で、申込み多数の場合は抽選させていただきます)<br />集合場所:NHK放送センター西口玄関内の待ち合わせスペース<br />地図:<a href="https://www.nhk.or.jp/info/about/intro/map.html" target="_blank" title="https://www.nhk.or.jp/info/about/intro/map.html">https://www.nhk.or.jp/info/about/intro/map.html</a><br />※ご注意:15時半から待ち合わせスペースにて受付、お名前の確認をします。<br /> 場所がNHK局内のため受付時間に遅れると入場できません。<br /> 遅れた場合は090-1037-5957磯浦までご連絡を下さい<br /><br />申込:メール:info@cumsophia.jp/ <br />    FAX:03-3238-3028<br />「NHK4K・8K試験放送見学希望」と書いて、氏名、卒年度、学部学科、住所、メールアドレス、電話番号(当日連絡のつく番号)、懇親会参加、不参加をお願いします。申込後、一両日中に確認のメールを致しますので、なるべくメールで お申し込みください。<br /><br />アクセス:東京メトロ千代田線・代々木公園駅<br />     京王バス・渋谷駅西口中野駅行き・放送センター西口<br /><br />※マスコミ・ソフィア会会員には、年会費4000円をお納めいただければどなたでもなれます。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-110.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20170629080121961.png" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-110.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20170629080121961.png" alt="NHKマップ" border="0" width="610" height="440" /></a><br /><br /><br /><br /><br />以上
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第26回(2017年度)コムソフィア賞受賞記念講演会開催!

いよいよ来週5月28(日)は学生と卒業生が集うオールソフィアンズフェスティバル2017が開催されます。会場内ではさまざまな催し物や卒業生を祝う金銀銅祝も例年通り行われます。オールソフィアンズフェスティバルの詳細は(http://www.sophiakai.gr.jp/~asf2017/)をご参考下さい。◆第26回(2017年度)コムソフィア賞受賞記念講演会母校の発展とともに各界で活躍する優れたソフィアンを顕彰する「コムソフィア賞」授賞式ならびに記... いよいよ来週5月28(日)は学生と卒業生が集うオールソフィアンズフェスティバル2017が開催されます。会場内ではさまざまな催し物や卒業生を祝う金銀銅祝も例年通り行われます。オールソフィアンズフェスティバルの詳細は(<a href="http://www.sophiakai.gr.jp/~asf2017/" target="_blank" title="http://www.sophiakai.gr.jp/~asf2017/">http://www.sophiakai.gr.jp/~asf2017/</a>)をご参考下さい。<br /><br /><span style="font-size:large;">◆第26回(2017年度)コムソフィア賞受賞記念講演会<br /></span><br />母校の発展とともに各界で活躍する優れたソフィアンを顕彰する「コムソフィア賞」授賞式ならびに記念講演会が、今年もオールソフィアンズフェスティバル会場内で行われます。<br /><br />会場:上智大学四ツ谷キャンパス 2号館401号室(総会・懇親会402号室)<br />第26回コムソフィア賞受賞者:澤田康彦さん(1982外仏)<br /><br /><a href="http://blog-imgs-110.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20170519163718acd.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-110.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20170519163718acd.jpg" alt="チラシ用澤田さん写真" border="0" width="164" height="246" /></a><br /><br />澤田康彦さんは現在「暮しの手帖」編集長。卒業後、平凡出版(現・マガジンハウス)入社。「BRUTUS」「Tarzan」などの編集にかかわり「平凡パンチ」「ポパイ」の卒業世代に大いに刺激を与えた。一方、椎名誠さんの映画「ガクの冒険」のプロデュース、関連エッセイ本の執筆など多方面での仕事を積みね2010年退社。<br /><br />その後、フリー編集者となり2015年「暮しの手帖」社に招かれ編集長に就任。70年続くブランドの“暮し第一の誠実な雑誌作り”を継承しつつも、就任翌年発行の83号では新しい企画を立ち上げ評判を呼びました。<br /><br />伝統を守りながらも新しい感覚を取り入れる姿勢と長年出版界での活動が評価された。これからも雑誌文化の先端で意欲的な活動を期待することで第26回「コムソフィア賞」が贈られます。<br /><br />日時:2017年5月28日(日)<br /> 12:30:開場<br /> 13:00:総会と授賞式(2号館402号室)<br /> 13:45:「コムソフィア賞」受賞者記念講演(2号館401号室)<br />     「「暮し」のつくりかた」:澤田康彦さん(1982外仏)<br /> 14:40:上出義樹さん時局講演会(2号館401号室)<br /> 15:30:懇親会(2号館402号室)<br /> 16:30:校歌斉唱&閉会予定<br /><br />※懇親会参加費:2,000円 学生:500円<br /><br />また今回は受賞者講演会のほか、元北海道新聞社記者の上出義樹さん(2016院新聞学専攻)による時局講演会「「報道の自主規制」~メディアを蝕む不都合な真実~」も同時開催されます。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-110.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20170519163922209.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-110.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20170519163922209.jpg" alt="上出義樹さん200x267" border="0" width="200" height="267" /></a><br /><br />みなさんお誘い合わせの上ぜひご参加下さい。<br /><br />なお、これまでの受賞者一覧は下記よりご確認いただけます。<br /><コムソフィア賞受賞者一覧><br /><a href="http://cumsophia.blog106.fc2.com/blog-entry-172.html" title="http://cumsophia.blog106.fc2.com/blog-entry-172.html">http://cumsophia.blog106.fc2.com/blog-entry-172.html</a>
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「共謀罪法案」と「緊急事態条項」について 専修大学教授・山田健太

現在、国会では「共謀罪」(テロ等準備罪)の審議が行われている。これは言論の自由を侵しかねない重大な問題をはらんでいる。また先日始まった「憲法審査会」では「緊急事態条項」を盛り込むことが提案された。これは言論の自由の息の根を止めかねない条項である。言論人として見逃せない問題について、コムソフィア編集室では武市英雄上智大学名誉教授にご推薦いただき、日本で言論法の第一人者・山田健太専修大学教授に急遽執筆... 現在、国会では「共謀罪」(テロ等準備罪)の審議が行われている。これは言論の自由を侵しかねない重大な問題をはらんでいる。また先日始まった「憲法審査会」では「緊急事態条項」を盛り込むことが提案された。これは言論の自由の息の根を止めかねない条項である。<br /><br />言論人として見逃せない問題について、コムソフィア編集室では武市英雄上智大学名誉教授にご推薦いただき、日本で言論法の第一人者・山田健太専修大学教授に急遽執筆をお願いした。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-104.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20170409131504110.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-104.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20170409131504110.jpg" alt="山田健太先生430x621" border="0" width="200" height="289" /></a><br /><br /><strong><span style="font-size:large;">「表現行為にとっては大きな脅威」〜共謀罪法案〜<br />山田健太(専修大学教授=言論法)</span></strong><br /><br /><strong>■「日本の刑法原則を大きく変える」</strong><br /><br />いわゆる共謀罪が2017年通常国会の焦点の1つとなっている。これまで3度にわたって廃案になってきた法案であるだけに、安倍人気の中でかつオールマイティともいえる「東京オリンピックのため」を制定理由にできるという意味で、政府とりわけ取締り当局にとって今回は、千載一遇のチャンスだといえるだろう。<br /> では、なぜそれほどまでに問題なのか。理由は、共謀罪「そのもの」の問題と、共謀罪を含めた「的なるもの」の問題の2つに分けて考えることが必要だ。前者は、刑事法あるいは憲法や国際人権法の立場からすでに多くの指摘がなされているが、日本の刑法原則を大きく変えるということにある。いままでは「既遂」すなわち罪を実行することで罰していたわけであるが、これからは多くの犯罪行為においては(政府は当初の予定より半減したとしているが、それでも300近くある)、「合意(共謀)」しただけで罪とするということになる。<br /><br /><strong>■「共謀を立証するために警察の広範な盗聴が予定されている」</strong><br /><br /> これは、これまでの「未遂」とか「予備」を一気に飛ばし、まさに<心の中>に手を突っ込み、怪しそうな人を捕まえるということにほかならない。しかもすでに日本では、ハイジャック犯などとりわけ重大な犯罪行為においては、予備罪とともに共謀罪も存在する。にもかかわらず、あえて一般犯罪まで対象を増やすのは後述する別の意図があると疑わざるを得ない。政府はこの対象の拡大は、条約批准のためと主張しているが、すでに国会承認は終わっているうえ、現行の国内法において条件を満たしていると考えられている。<br /><br /> そして後者の共謀罪を含めた治安立法全体の問題としては、共謀を立証するために警察は広範な盗聴を予定しているとされる。すでに国会審議の中でも、盗聴法を再改正し日常的な監視活動を強化する必要性に言及している。これはまさに<監視社会>そのものである。一般人は関係ないと再三予防線を張っている政府であるが、少なくともこうした捜査段階においては、だれがテロリストかあるいはテロ集団構成員かがはっきりしない中で、より広範にまさに私たち一般市民が監視対象になることは十分ありうるし、むしろそれが目的とすら思えるのである。<br /><br /> そしてこの関係で危惧されるのが、とりあえず拘束する、という事態が生じることである。実際に共謀罪で立件するかどうかは別として、怪しいから盗聴します、家宅捜査します、パソコンを押収します、ということが起こりかねないということだ。実際に警察はこれまでも、いわゆる見せしめ捜査・逮捕をさまざまな形で行ったきた歴史がある。盗聴により証拠を集め共謀罪容疑で逮捕というのが、外形的に見えづらい犯罪行為だけに、より恣意的に取締り当局の意思で行われる可能性が格段に広がることにならないか。しかもこれは、とりわけ表現行為にとっては大きな脅威となる。以上<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">「言論の自由の息の根を止めるものに・・・」〜緊急事態条項〜<br />山田健太(専修大学教授=言論法)</span></strong><br /><br /><strong>■「先の大戦の苦い経験から出来た法制を否定する条項」</strong><br /><br /> 典型的な国の有事法制の1つが「緊急事態」対処法制だ。すでに日本にも、小泉政権時代に有事法制が整備され、その中で緊急事態宣言が出されると通常の手続きを飛ばして、部分的に私権が制限されることが決まっている。こうした制度は、戦争に限らず、原発事故や大規模自然災害時のための法規定にも存在する。そこでは、たとえばあらかじめ政府や自治体から指定された企業(指定公共機関)は、自社の車や社員を国に提供することが求められている。<br /><br /> しかし当然ながら、一方で憲法は私有財産を保障していることから、かつての戦争の時のように、一方的に財産を没収したり、究極の奉仕ともいえる徴兵制によって命を国に差し出すようなことを認めていない。また、憲法を超えるような特別法を作ることも、一般の法律を国会以外で制定することも禁じている。これは、先の大戦による苦い経験から、国益を絶対的に優先することで、結果として個々人の自由や権利をないがしろにするような制度を排してきたということになる。<br /><br /><strong>■「今、政府の権限強化を進めることの必然性が不明」</strong><br /><br /> にもかかわらずいま、北朝鮮や中国の脅威を理由として、いざという場合には緊急的に政府が法律を制定したり、首相に権限を集中させることで、指揮命令を効果的に実施できるようにしようとの動きが急である。そのためには憲法を改正する必要があるわけで、現在、議論が始まっている国会の憲法改正審議においても検討事項に挙がってきている。特に、憲法改正を求める人たちからは、当初大きな「目標」とされてきた9条より、国民の理解が得られやすいとして、環境権の創設や家族制度の強化などと並んで、改正項目の最初に挙げられることも多い。<br /><br /> まずは、戦争ありきの国家体制作り自体の是非があるが、現行でも制約が強すぎると指摘されている特別法による緊急事態対処法制を、さらに強化させ首相(政府)の権限強化を進めることの必然性が不明である。それは、憲法原則を空洞化させ、首相の恣意的な権力行使を可能にすることに繋がるだろう。それはまさに、「国家の恣意的な権力行使を禁止するための」憲法の性格を根底から否定するものだ。<br /><br /> また表現活動に関して言えば、指定公共機関に指定されているほぼすべてのテレビ局は、現行でさえも機材や社員の提供を求められている。放送法の恣意的な解釈変更による行政権の拡大傾向が顕著ないま、その「要請」が憲法改正によって「義務」に変われば、それは官製の報道が始まることを意味している。一般的な政府による表現規制の手段である秘密保護法制ができ、政府の異論を認めない(批判を許さない)姿勢が強まるなかでの、さらなる行政権限の拡大は言論の自由の息の根を止めるものになりかねないだろう。以上<br />
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ソフィアンが書いた本「ROUGE「アカ」」

ROUGE「アカ」伊藤千砂著(1990外仏) 2017年3月21日発行企画・取扱い連絡先◎ビーズ千砂chisa@domainebize.frこの本は、芳醇なワインそれもRougeを手許において味読することをお勧めする。急死したご主人(ブルゴーニュワイン蔵元)への挽歌いや鎮魂歌といっていい。ご主人を愛し、美味しいブルゴーニュワインを生む大地を愛する作者の魂の発露が、そえられた美しいブドウ園の写真とともに心に響く。ワインの持つ生命力に乾杯!伊藤... ROUGE「アカ」<br />伊藤千砂著(1990外仏) 2017年3月21日発行<br />企画・取扱い連絡先◎ビーズ千砂chisa@domainebize.fr<br /><br /><a href="http://blog-imgs-104.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2017040411420683a.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-104.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2017040411420683a.jpg" alt="「ルージュ」表紙630x800" border="0" width="200" height="253" /></a><br /><br />この本は、芳醇なワインそれもRougeを手許において味読することをお勧めする。急死したご主人(ブルゴーニュワイン蔵元)への挽歌いや鎮魂歌といっていい。<br /><br />ご主人を愛し、美味しいブルゴーニュワインを生む大地を愛する作者の魂の発露が、そえられた美しいブドウ園の写真とともに心に響く。ワインの持つ生命力に乾杯!<br /><br />伊藤千砂プロフィール<br />1967年東京生まれ。上智大学外国語学部フランス語学科卒。86年度ミス・ソフィア。在学中、一年フランスへ留学。卒業後、フランス商業銀行に就職。東京支店勤務の後、パリ本店へ。パリ滞在の2年間でワインの魅力にとりつかれ、帰国後、アカデミー・デュ・ヴァンに通い始める。96年、仏ブルゴーニュ地方のボーヌにあるサヴィニー・レ・ボーヌ村の老舗ドメーヌである「シモン・ビーズ」4代目当主パトリック・ビーズ氏と東京で出会う。97年には渡ブルゴーニュ。98年に結婚。2002年ドメーヌ・ビーズのマダムに就任。2015年、彼女の活動を追ったドキュメンタリー「ヴィニュロンの妻 日本人マダムと名門ドメーヌ 再起の闘い」がNHKで放送された。(<a href="http://www.nhk.or.jp/etv21c/archive/150523.html" target="_blank" title="http://www.nhk.or.jp/etv21c/archive/150523.html">http://www.nhk.or.jp/etv21c/archive/150523.html</a>)既著「<a href="https://www.amazon.co.jp/dp/441303404X/" target="_blank" title="ブルゴーニュワイン村で見つけた世界でいちばん贅沢な生活(青春出版社)">ブルゴーニュワイン村で見つけた世界でいちばん贅沢な生活(青春出版社)</a>」など。<br />※プロフィールは<a href="https://www.amazon.co.jp/dp/441303404X/" target="_blank">『ブルゴーニュワイン村で見つけた世界でいちばん贅沢な生活』</a>より転載
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大統領とメディア

大統領とメディア 武市 英雄(1960文英 新聞学 上智大学名誉教授)アメリカのトランプ大統領はメディアが嫌いなようである。この2月末にニューヨーク・タイムズやCNNテレビ、ロサンゼルス・タイムズ、イギリスのBBC、デイリー・メールなどを記者発表から締め出してしまった。逆に参加を認められているのはFOXテレビ、ウォールストリート・ジャーナルなどである。他に大統領側近のバノン首席戦略官が会長を務める右派系ニュース... 大統領とメディア 武市 英雄(1960文英 新聞学 上智大学名誉教授)<br /><br />アメリカのトランプ大統領はメディアが嫌いなようである。この2月末にニューヨーク・タイムズやCNNテレビ、ロサンゼルス・タイムズ、イギリスのBBC、デイリー・メールなどを記者発表から締め出してしまった。逆に参加を認められているのはFOXテレビ、ウォールストリート・ジャーナルなどである。他に大統領側近のバノン首席戦略官が会長を務める右派系ニュースサイトのプライバート・ニュースなどである。大統領が気に入らないのは、一連のロシア関連の疑惑を報じたものである。AP通信やタイム誌は取材を認められたが、抗議の意を込めて辞退した。<br /><br />トランプ大統領は「我々は偽ニュースと戦っている。彼らは国民の敵である」と一部の報道機関を批判した。政権に都合の悪い情報に「フェイク(偽)ニュース」のレッテルを貼り、報道の信ぴょう性を貶めている。とくにニューヨーク・タイムズやCNNは「もはや物笑いの種だ」と非難した。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-104.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20170404114204061.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-104.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20170404114204061.jpg" alt="トランプ大統領430x294" border="0" width="430" height="294" /></a><br /><br />これに対してニューヨーク・タイムズは「さまざまな取材をして来た長い歴史の中で、このようなことはなかった」と抗議した。CNNも「気に入らない記事への報復である」と反発した。さらにメディアが8年前の大統領就任式の写真と比べて、今回は人出が少なかったと報じたのに対して、政権高官は「もう一つの事実〈オールタナティブ・ファクト〉」と強弁したのも変な話しである。真実は一つしかないはずだ。<br /><br />報道機関で批判される政権にとっては、メディアを批判したい気持ちはあるだろう。しかしメディアこそが最後のチック機関なのである。これを通ったら、まちがった事実が実行される。今のトランプ政権は、メディアの自由な取材と報道が民主主義に果たす役割を十分理解していないのではないか。これは戦後、日本がアメリカから学んだことなのである。そのアメリカの大統領がおかしくなっている。<br /><br />大統領とメディアとの関係は古い。とくにフランクリン・D・ルーズベルトはメディアと有意義な関係を持っていた。在任期間12年間に998回も記者会見を開いている。年平均83回である。「炉辺談話」は有名で、アメリカ国民と対話をした。<br />年平均にすると、トルーマンが42回、アイゼンハワーが24回、ケネディが22回、ジョンソンが25回、ニクソンが7回、フォードが16回、カーターが26回などである。<br /><br />記者会見をしばしばやった方が政権と国民との繋がりが良いと言えるのではないだろうか。たとえ、政権にとって不都合な場面があってもである。<br /><br />日本のプレスと首相との関係はどうだろうか。質問が一般的で、あまり深い審議がない。アメリカでも日本でも、メディアは国と一般市民を結びつける関係にある。メディアを嫌う政権は国民との関係が薄くなってしまうだろう。
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2017年度(第26回)「コムソフィア賞」候補者募集!

あなたの推薦で授賞式を盛り上げよう!2017年度「コムソフィア賞」候補者募集中マスコミ・ソフィア会は「コムソフィア賞」を設け、母校の発展とともに各界で活躍する優れたソフィアンを顕彰してきました。昨年は、第25回コムソフィア賞受賞者による記念講演会「ソフィアンが語る今日の戦争と平和」を、「オールソフィアンの集い」(2016年5月29日)の会場で盛大に行いました。「コムソフィア賞」選考基準は、上智大学の関係者(在学生... あなたの推薦で授賞式を盛り上げよう!<br />2017年度「コムソフィア賞」候補者募集中<br /><br />マスコミ・ソフィア会は「コムソフィア賞」を設け、母校の発展とともに各界で活躍する優れたソフィアンを顕彰してきました。<br />昨年は、第25回コムソフィア賞受賞者による記念講演会「ソフィアンが語る今日の戦争と平和」を、「オールソフィアンの集い」(2016年5月29日)の会場で盛大に行いました。<br /><br />「コムソフィア賞」選考基準は、上智大学の関係者(在学生、卒業生等)で<br />(1)国際社会、地域社会に貢献した優れた人物、<br />(2)際報道、日本紹介に優れた業績を挙げた人物、<br />(3)マスコミ学に新しい優れた論文を発表した人物<br />となっています。<br /><br />同級生など身近な方から先輩後輩まで、これはという優れたソフィアンをご推薦ください。自薦他薦問いません。<br /><br />推薦の方法は、候補者の氏名とプロフィール、推薦する理由を記入の上、推薦される方の氏名、卒業年度及び学部学科、現職名、e-mail address(連絡先)等を添えて下記までお送り下さい。<br /><br />e-mail:info@cumsophia.jp<br />郵送:上智大学マスコミ・ソフィア会<br />   〒102-8554 東京都千代田区紀尾井町7-1上智大学ソフィア会内<br />   (TEL:03-3238-3041 FAX:03-3238-3028)<br /><br />締め切り:2017年3月31日(コムソフィア賞選考委員会)<br /><br /><a href="http://blog-imgs-104.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20170224093743143.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-104.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20170224093743143.jpg" alt="第25回コムソフィア授賞式" border="0" width="430" height="287" /></a><br /><br />昨年度(2016年)は、<br />◆コムソフィア賞:植木(川勝) 千可子さん(うえき ちかこ)さん<br /> (1981年外国語学部卒、1983年国際関係学研究科修士課程修了、 早稲田大学国際学術院教授)<br />◆コムソフィア賞:孔 健(こう けん)さん<br /> (1996年大学院新聞学科博士課程卒業、週刊チャイニーズドラゴン主幹)<br />◆コムソフィア賞:石川えりさん<br /> (1999年上智大学法学部国際法学科卒 NPO法人難民支援協会代表理事)<br />の3人の方々が受賞されています。<br /><br />なお、これまでの受賞者一覧は下記よりご確認いただけます。<br /><コムソフィア賞受賞者一覧><br /><a href="http://cumsophia.blog106.fc2.com/blog-entry-172.html" target="_blank" title="http://cumsophia.blog106.fc2.com/blog-entry-172.html">http://cumsophia.blog106.fc2.com/blog-entry-172.html</a>
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ソフィアンが書いた本7冊_会報71号より

ゆびさきの宇宙岩波書店刊 2015年2月17日発行、1,100円+税生井久美子(’79文心)著目が見えず、耳も聞こえない「盲ろう者」福島智東大教授の生きる軌跡を追った良書。体の底からうめき、七転八倒する福島に寄り添いながら「生きることが最大の仕事」「よりよく生きること」「より豊かに生きること」という言葉に出会って、障害者が働くことは相互に支えあうこと、そしてこのことはあらゆる人に当てはまることに行き着く。「ゆび... <span style="font-weight:bold;font-size:large;">ゆびさきの宇宙</span><br />岩波書店刊 2015年2月17日発行、1,100円+税<br />生井久美子(’79文心)著<br />目が見えず、耳も聞こえない「盲ろう者」福島智東大教授の生きる軌跡を追った良書。体の底からうめき、<br />七転八倒する福島に寄り添いながら「生きることが最大の仕事」「よりよく生きること」「より豊かに生きること」という言葉に出会って、障害者が働くことは相互に支えあうこと、そしてこのことはあらゆる人に当てはまることに行き着く。<br />「ゆびさきの宇宙」とは自分の思いを他者に伝える「指点字」「指点字通訳」の実践であった。今回文庫本として新装出版されたが、2冊の本の印税は全額盲ろう者支援に届けられているのは感銘に絶えない。<br /><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/4006032811/ref=as_li_tf_il?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4006032811&linkCode=as2&tag=twoc-22" target="_blank"><img border="0" src="http://ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4006032811&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=twoc-22"></a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=twoc-22&l=as2&o=9&a=4006032811" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br /><br /><br /><br /><span style="font-weight:bold;font-size:large;">羊と鋼の森</span><br />文藝春秋刊 2015年9月15日発行、1,500円+税<br />宮下奈都(’89文哲 2016年、第154回直木三十五賞候補、本屋大賞受賞)著<br />ピアノの蓋を開いて中を覗いたことがありますか? 中には羊がいるのです。それも森の中に……。<br />主人公は山で育った高校二年生。縁あってピアノの調律師にあこがれてゆく。羊毛でできているハンマーのフェルト。音の調律に針を刺したり削ったり。一人前の調律師になる過程を繊細な筆致でやさしく見守るような目なざし。失敗したり、いじめとも思われる厳格な指導。双子のピアノ姉妹に対する恋心など、主人公に寄り添う描写が好ましい。芥川賞の又吉直樹著『火花』の師弟関係を凌駕している良質な師弟小説だ。<br />作中にピアノのトップメーカー「リーゼンフーバー社」とあるが、著者の恩師リーゼンフーバー哲学科名誉教授の名を借りたと思われる。『夏の花』の作家・原民喜の言葉を引き合いにしながら心に沁みる興味深い一冊に仕上がっている。<br /><a href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/4163902945/ref=as_li_tf_il?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4163902945&linkCode=as2&tag=twoc-22" target="_blank"><img border="0" src="http://ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4163902945&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=twoc-22" ></a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=twoc-22&l=as2&o=9&a=4163902945" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br /><br /><br /><span style="font-weight:bold;font-size:large;">風聞き草墓標</span><br />新潮社刊 2016年3月発行 1,800円+税<br />諸田玲子(’76文英・第9回コムソフィア賞受賞)著<br />元禄の財政危機を救った辣腕の勘定奉行・萩原重秀定の急死と不正発覚。その20年後の夏のさかり、重秀の嫡男の許嫁だった主人公せつのもとに町奉行・大岡越前の守が突然訪ねてきた。20余年前、大地震や富士の噴火が続くなか、財政を取り仕切った重秀の死にまつわる写本が出回り、関係者が不審な死を遂げていた。せつは否応もなく事件に巻き込まれ、重秀の嫡男と父が奉行を務める佐渡をめざして江戸を発つ。史実に基づくミステリー、歴史の暗部と父子の葛藤を見事に描き切った超大作。<br /><a href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/4104235156/ref=as_li_tf_il?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4104235156&linkCode=as2&tag=twoc-22" target="_blank"><img border="0" src="http://ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4104235156&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=twoc-22" ></a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=twoc-22&l=as2&o=9&a=4104235156" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br /><br /><br /><span style="font-weight:bold;font-size:large;">これからの環境エネルギー―未来は地域で完結する小規模分散型社会</span><br />三和書籍刊 2015年4月20日発行 2,400円+税<br />鮎川ゆりか(’71外英・第21回コムソフィア賞受賞)著<br /> 本書の特徴は、「エネルギー」の世界を「環境」という切り口で今後の日本社会の進むべき道を解説している点だ。環境に負荷を与えず、私たちの生活を快適にしてくれるエネルギー利用生活はどんなものかを描いている。それは地域が主体となり、そこで完結する小規模分散型社会である。これからはこうした型の社会がITでつながり、互いに情報やエネルギー、文化、生活物資を融通し合い、自然を資本と考える経済社会になるだろうと予測している。<br /><a href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/4862511813/ref=as_li_tf_il?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4862511813&linkCode=as2&tag=twoc-22" target="_blank"><img border="0" src="http://ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4862511813&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=twoc-22" ></a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=twoc-22&l=as2&o=9&a=4862511813" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br /><br /><br /><br /><span style="font-weight:bold;font-size:large;">本物の英語力―「英語の壁」を越えるための新常識</span><br />講談社現代新書 2016年2月20日発行 800円+税<br />鳥飼玖美子(’69外西・第20回コムソフィア賞受賞)著<br />日本人が過去英語教育に投じたエネルギーと金は天文学的といっていい。でも現実は英語が苦手な状態が続いている。長年日本人の英語教育に力を入れてきた著者の書いたこの本では、英語が苦手、英語が嫌い、必要だけど英語はやる気がしないなどの人のために英語学習の新たな視点を紹介。<br />基本原則は2つ。(1)ネイティブ・スピーカーを目指すのではなく自分が主体的に使える英語--「私の英語」を目指す。(2)英語を覚えようとするのではなく、知りたい内容、興味のある内容を学ぶこと、と著者は指摘する。<br /><a href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/4062883538/ref=as_li_tf_il?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4062883538&linkCode=as2&tag=twoc-22" target="_blank"><img border="0" src="http://ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4062883538&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=twoc-22" ></a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=twoc-22&l=as2&o=9&a=4062883538" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br /><br /><br /><br /><span style="font-weight:bold;font-size:large;">防諜捜査</span><br />文藝春秋刊 2016年04月20日発行 1,600円+税<br />今野敏(1979文新)著 <br />ロシア人ホステスの轢死事件が発生。事件はロシア人の殺し屋による暗殺だという証言者が現れた。<br />国益とプライドをかけた防諜戦争の行方は…?上智在学中に『怪物が街にやってくる』で第4回問題小説新人賞を受賞しデビューした天才サスペンンス小説家。膨大な数のシリーズがあるが、倉島警部補シリーズには『曙光の街』『白夜街道』『凍土の密約』などがあるが、待望の最新刊!<br /><a href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/4163904417/ref=as_li_tf_il?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4163904417&linkCode=as2&tag=twoc-22" target="_blank"><img border="0" src="http://ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4163904417&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=twoc-22" ></a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=twoc-22&l=as2&o=9&a=4163904417" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br /><br /><br /><br /><span style="font-weight:bold;font-size:large;">四月になれば彼女は</span><br />文藝春秋刊 2016年11月4日発行 1,512円<br />川村元気 (2001文新) 著<br />初めての小説『世界から猫が消えたなら』が100万部突破、続く『億男』も連続2回本屋大賞にノミネート。映画プロデューサーとしても『電車男』『告白』『悪人』『おおかみとこどもの雨と雪』『寄生獣』など次々にヒットを飛ばす。ちなみに現在中国を始め全世界でアニメ映画の記録を塗り替えている「君の名は。」も彼のプロデュース作品。2016年は『理系に学ぶ。』『超企画会議』などのハウツー本に加えて年末に『億男』から2年ぶりの小説として「四月になれば彼女は」を発刊。星野源に「川村元気そのもののような小説」と言わしめた「恋愛がなくなった世界」で、恋愛を求めてもがく男女の物語。<br /><a href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/4163905537/ref=as_li_tf_il?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4163905537&linkCode=as2&tag=twoc-22" target="_blank"><img border="0" src="http://ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4163905537&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=twoc-22" ></a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=twoc-22&l=as2&o=9&a=4163905537" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />
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大人の見学ツアー第2回「YKKものづくり館訪問」レポート

■大人の見学ツアー第2回「YKKものづくり館訪問」日時:2017年1月14日(土)10:00〜11:30見学場所:東京・秋葉原「YKK本社・ものづくり館」同行:末永亜希子さん('00外ポ)(YKK株式会社 経営企画室 広報グループ) 猿丸雅之さん('75外英)(YKK株式会社 代表取締役社長)内容:YKKのものづくり哲学に触れるためのワークショップ+猿丸社長の会社解説2016年秋からの「マスコミ・ソフィア会」の新企画として始めた、旬... ■大人の見学ツアー第2回「YKKものづくり館訪問」<br />日時:2017年1月14日(土)10:00〜11:30<br />見学場所:東京・秋葉原「YKK本社・ものづくり館」<br />同行:末永亜希子さん('00外ポ)(YKK株式会社 経営企画室 広報グループ)<br /> 猿丸雅之さん('75外英)(YKK株式会社 代表取締役社長)<br />内容:YKKのものづくり哲学に触れるためのワークショップ+猿丸社長の会社解説<br /><br />2016年秋からの「マスコミ・ソフィア会」の新企画として始めた、旬なトレンドの企業や、頑張っている企業を別の角度から訪問し見学しようという「大人の見学ツアー」。<br /><br />昨年の第1回「Google日本本社」に引き続きの2回目。前日までの穏やかな天気とは打って変わった急な寒波の来襲で、参加者の出足が心配されたが、16名が定刻までに「ものづくり館」に参集、10時に開始。<br /><br />冒頭では、明日から海外出張という多忙な時間を割いて、猿丸雅之代表取締役社長(1975外英)も参加して下さり、「ものづくり館 by YKK」の設立精神ついて次のようなお話しされました。<br /><br />■猿丸雅之社長の話<br /><blockquote style="background-color:#e1f6dd;"><br />「私たちはメーカーとしての誇りも責任も持っています。日本の製造業が衰退し、競争力をなくしていく中で次の世代に”ものづくり”の楽しさを教えたい・・・一企業が社会全体を変えることは出来ませんが、何か会社としての活動を通して、若い世代に“ものを作ること”の楽しさを学んで欲しいという思いがありました。<br /><br />もともとこの地域は横山町、博労町という繊維問屋街の大きなところで、”カチクラ”と言われる御徒町や蔵前などの地域には、今でも若いクリエイターの方が沢山おられます。そういう方々に少しでも場を提供したいこと。そして若い世代にファスナーという生活に密着してるが、普段、何も考えずに使っているものを通して“ものを作る”ということに慣れ親しんでほしいという思いがあってこの建物を本社の横に建てました。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/ykk01.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/ykk01.jpg" alt="ykk01.jpg" border="0" width="323" height="430" /></a><br />猿丸雅之社長<br /><br />1階のここは”ワークショップ”、2階はファスナーの歴史や構造を学んで頂く。3階はもう少しプロ向きにクリエイターの方々が意見交換できるような場として、4階のスペースは皆さんたちにお貸して、レクチャーも出来るようにしています。<br /><br />多少の不安もありましたが、一昨年の9月に発足して1年4か月になりますが、非常に好評で、ワークショップもいろんな方々、いろんな年齢層の方に月4回、週1回ペースでご利用いただいています。ミシンが24台しか置けないので、すぐに埋まってしまいますが、近所の小学校の皆さんが課外授業で来ていただくとか、地方の学校からインターネットで申し込んで頂き修学旅行の野外活動コース、自由活動コースなどにも来て頂いておりますので、当初の目的の線には沿っていると思います。また主力工場のある富山県でも同じようなことをしていますので、地味な活動を通して少しでも”ものづくり”ということの楽しさを学んで頂きたいと思っています。<br /><br />私共の会社は1934年(昭和9年)創業です。吉田忠雄という現在の会長の父親が創業しました。小学校を出ただけの学歴で始めたものです。ファスナーという大変魅力のある商品・・・商品は125年経っていますが・・・この商品で我々は技術的な研鑽とかアイデア、基本的な構造は変わっていませんが、新しい製造方法も含めて、基本的な構造は変わっていませんが進化を遂げてきたつもりです。<br /><br />なかなかファッション産業、カバン産業等は日本で作られていませんので、どうしても海外での活動が多くなっていますが、その中で少しでも日本を元気にするような活動を、われわれの社会活動の一環としてやっていければと思っています」<br /></blockquote><br />■ものづくり館見学<br /><br />そして参加者一行は、1階の「ワークショップ」で、ファスナーを使ってのポーチの製作に挑戦。慣れないミシンを使っての作業に女性8名、男性8名の参加者がスタッフの細かい指導のもとに「ミシンなんて使ったことがないよ! 使うの久し振り…」なんて言う声で賑やかなこと。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/ykk02.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/ykk02.jpg" alt="ykk02.jpg" border="0" width="430" height="323" /></a><br />ポーチ作りに挑戦!!<br /><br /><a href="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/ykk04.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/ykk04.jpg" alt="ykk04.jpg" border="0" width="430" height="323" /></a><br />ポーチ作りに挑戦!!<br /><br />「出来あがりまで大体30分ぐらいですよ」とのことでしたが、一番乗りは男性! 15分足らずで完成。その後、ファスナーを使ったストラップなども作り、一時間ほどの楽しいひと時を過ごして、作品を手に手に記念撮影で「YKKものづくり館」見学を無事終了しました。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/ykk03.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/ykk03.jpg" alt="ykk03.jpg" border="0" width="323" height="430" /></a><br />巨大なファスナー(説明している方が末永亜希子さん)<br /><br /><a href="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/ykk05.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/ykk05.jpg" alt="ykk05.jpg" border="0" width="430" height="323" /></a><br />記念撮影<br /><br />そして、場所を変えて秋葉原ワシントンホテル2階の「麹蔵」にて昼食を兼ねての懇親会。「楽しいものつくりだった。今度は家族と挑戦」、「ソフィアンタワーの話題」「初めての参加者同士の交流」などがあり和気あいあいの内に13時過ぎに散会しました。<br /><br /><br /><a href="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/ykk06.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/ykk06.jpg" alt="ykk06.jpg" border="0" width="430" height="323" /></a><br />懇親会にて<br /><br />参加者のアンケートには「シンプルなファスナーの基本構造を利用して、ものづくりの楽しさを知ることができた」「ワクワクしながらのポーチ作りをしながら、モノづくりの大切さを学びました」「またこのような見学会に参加したい」などがありました。<br /><br />改めて、この機会を与えて下さった猿丸社長をはじめYKKスタッフの皆様に御礼申し上げます。有難うございました。(レポート:村田亨'64外露、山田洋子'77年外独、磯浦康二'57文新)<br /><br /> 次回の「大人の社会見学」は3月を予定しています。
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大人の見学ツアー第1回「Google日本本社訪問」レポート

■大人の見学ツアー第1回「Google日本本社訪問」日時:2016年09月29日(木)18:30〜20:00見学場所:六本木ヒルズ「Google 日本本社」講師:金谷武明さん(1995法法)(googleシニアサーチ・エバンジェリスト)内容:Google日本本社の社内見学+講師による会社解説2016年秋からの「マスコミ・ソフィア会」の新企画として、旬なトレンドの企業や、頑張っている企業を別の角度から訪問し見学しようという「大人の見学ツアー」を... <blockquote><p>■大人の見学ツアー第1回「Google日本本社訪問」<br />日時:2016年09月29日(木)18:30〜20:00<br />見学場所:六本木ヒルズ「Google 日本本社」<br />講師:金谷武明さん(1995法法)(googleシニアサーチ・エバンジェリスト)<br />内容:Google日本本社の社内見学+講師による会社解説</p></blockquote><br />2016年秋からの「マスコミ・ソフィア会」の新企画として、旬なトレンドの企業や、頑張っている企業を別の角度から訪問し見学しようという「大人の見学ツアー」を始めました。<br /><br />その「大人の見学ツアー」第1回は、六本木ヒルズのGoogle日本本社を訪ねました。<br /><br />ソフィアンでGoogleシニアサーチ・エバンジェリストの金谷武明さん(1995法法)のご厚意で30人が見学させて頂きました。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/Google1.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/Google1.jpg" alt="Google1.jpg" border="0" width="430" height="323" /></a><br />(写真説明)8面の画像を使った「Google Map」受信装置。<br /><br /> 見学できるフロアーの入り口すぐの所に大型「Google Map」受信装置があり(写真)地球儀から次第に日本列島が見えてきてTOKYOへ急降下・・・どこかで見た風景は何と上智大学の構内でした。大きいだけに凄い迫力。<br /><br /><!-- ※(写真説明)上智大学構内を散歩。メンストの辺り。--><br /><br /><a href="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/Google2.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/Google2.jpg" alt="Google2.jpg" border="0" width="323" height="430" /></a><br />(写真説明)自転車タイプの「Google Map」撮影装置<br /><br />そして、会議室でGoogleの役割や最近の活動などについて金谷さんからレクチャーを受けました。<br />金谷さんのお話では「Googleの使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」ということです。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/Google3.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/Google3.jpg" alt="Google3.jpg" border="0" width="430" height="323" /></a><br />(写真説明)会議室で金谷さんの説明を聞く<br /><br />また、「 Googleが掲げる十の事実」があり「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみんな後からついてくる」「遅いより早い方がいい」「ウエブでも民主主義は機能する」「スーツがなくても真剣に仕事は出来る」などです。なるほど、社内で出会う人たちはスーツを着ていません。<br /><br />また廊下を歩いていくと赤いランプが灯いていたり、壁紙にマンガが描いてあったり、自由な雰囲気が溢れて、世界的なユニークな会社の一端を垣間見た気がしました。<br /><br />参加者の感想は「新しい時代の先端企業の一面を知り、楽しかった」「大いに刺激をうけた」「世界と繋がって仕事をしていることが良く判った」「金谷さんのお話がとても新鮮だった」「従来の職場、会社のイメージが変わった」「時代の先端を行く企業の考え方が良く判かった」など好評でした。<br /><br />その後は、近くのレストランで金谷さんを囲んで懇親会を開き、楽しいひと時を過ごしました。(磯浦康二 '57文新)<br /><br /><a href="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/Google4.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/Google4.jpg" alt="Google4.jpg" border="0" width="430" height="323" /></a><br />(写真説明)懇親会では全員自己紹介、名刺交換などをして交流を深めました。
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LED夜景がはえる赤坂の夜・恒例の三水会懇親忘年会開催

12月の三水会は、恒例の懇親忘年会で久しぶりに出席したメンバーや現役学生さんも交え(参加者26名)和やかな雰囲気で東京赤坂の台湾料理店「点心 新葡苑」で、去る14日(水・19時)開催されました。会にはマスコミ・ソフィア会からも磯浦康二会長を始め数名が参加して楽しい会でした。▼大きな時代の流れの節目 ― 今年2016年懇親忘年会は、三水会黒水幹事の挨拶で始まりました。「今年は4月に発生した熊本地震が大きな... 12月の三水会は、恒例の懇親忘年会で久しぶりに出席したメンバーや現役学生さんも交え(参加者26名)<br />和やかな雰囲気で東京赤坂の台湾料理店「点心 新葡苑」で、去る14日(水・19時)開催されました。<br />会にはマスコミ・ソフィア会からも磯浦康二会長を始め数名が参加して楽しい会でした。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2016bonen_sansuikai0.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2016bonen_sansuikai0.jpg" alt="2016bonen_sansuikai0.jpg" border="0" width="430" height="323" /></a><br /><br /><span style="font-size:large;">▼大きな時代の流れの節目 ― 今年2016年</span><br /><br />懇親忘年会は、三水会黒水幹事の挨拶で始まりました。「今年は4月に発生した熊本地震が大きな被害をもたらしいつになく騒々しい一年であった気がします。外交・政治面でも様々なことおきました。内政では東京都知事の交代とそこから派生した小池改革での築地市場移転問題、2020年オリンピック、パラリンピックの会場問題など、これまで見えていなかったことがあぶりだされました。<br /><br />さらに外交ではトランプ新米国大統領の年明け早々に誕生に向けて日本のみならず世界がその発言を見守っています。そして、ロシア、プーチン大統領の来日と領土交渉の行方、オバマ米大統領の広島訪問、安倍総理の真珠湾訪問、天皇陛下の生前退位のご意向をめぐる議論などなど、戦後71年が過ぎゆく今、大きな時代の流れの節目になるような気がします。世界の、日本の、将来をしっかり見据えて選択し行動する事がこれまでになく大事だと感じています。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2016bonen_sansuikai1.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2016bonen_sansuikai1.jpg" alt="2016bonen_sansuikai1.jpg" border="0" width="430" height="323" /></a><br /><br />エンタテインメントでは、ポケモンGOが社会現象となり、四ツ谷や大学も描かれたソフィアンの川村元気さんがプロデュースした新海誠さんの「君の名は」が興収200億超の爆発的ヒットを飾るなど明るい話題もありました。そう、SMAP騒動も忘れては行けませんね。ただ、今年の流行語大賞はいただけない言葉がいくつかありました。来年はもっと素敵な言葉が大賞を射止めることを期待します。<br /><br />来年は今年以上に大きな変化の年になると思います。来年春にはソフィアタワーがオープンします。そんな中、世界の中で尊敬される日本であるようにソフィアンの活躍が期待され、求められるのではないでしょうか。三水会もそんな一助になれればと思い、来年も活動してまいります。」と述べた。そして今年の三水会で講演したリスト(一覧参照)配られました。<br /><br /><table border="2"><thead><tr> <th align="center">月</th><th align="center">内容</th></tr></thead><tbody><tr><th rowspan="2">1月:</th><td>「日本の航空権益と航空界の新しいトレンド」</td></tr><tr><td>遠藤大介さん(日本航空開発部商品サービス企画部・01年比較文化) </td></tr><tr><th rowspan="2">2月:</th><td>「日本の医薬品業界の抱える課題とグローバル環境での経営」</td></tr><tr><td>鳥居正男さん(当時:ベーリンガーインゲルハイムジャパン株式会社代表取締役社長、エスエス製薬第代表取締役会長、現在:ノバルティスホールディングスジャパン株式会社 代表取締役社長・66年外国語ドイツ語学科入学後、米国ロヨラ大学経営学部卒、75年上智国際学部卒)</td></tr><tr><th rowspan="2">3月:</th><td>「英語コミュニケーションのカギ:ポジティブイングリッシュの効用」</td></tr><tr><td>木村和美さん(東京外国語大学英語講師・74年外国語学部英語学科卒)</td></tr><tr><th rowspan="2">4月:</th><td>「独自の車づくりの追求~レガシィ、インプレッサ誕生物語」 </td></tr><tr><td>伊藤健さん(元富士重工、レガシィ、インプレッサ開発責任者・71年理工学部機械工学科卒)</td></tr><tr><th rowspan="2">5月:</th><td>「地震列島に生きる覚悟」</td></tr><tr><td>山本明夫さん(元NHK記者、松蔭大学教授・71年文学部新聞学科卒)</td></tr><tr><th rowspan="2">6月:</th><td>「これから世界はどうなるか?これから世界をどう理解すべきか?~多言語翻訳ビジネスの視点から」</td></tr><tr><td>上田輝彦さん(WIPグループ代表兼WIPジャパン代表取締役会長・89年法学部法律学科卒)</td></tr><tr><th rowspan="2">7月:</th><td>「これからの雑誌の生き残りはニッチマーケットにあり!」</td></tr><tr><td>十河ひろ美さん(株式会社ハースト婦人画報社「25ans」「Richesse」編集長・86年文学部新聞学科卒)</td></tr><tr><th rowspan="2">9月:</th><td>「水上機ビジネスが地方を活性化する~瀬戸内から新しいビジネスの息吹」</td></tr><tr><td>鵜木ゆみこさん(株式会社せとうちホールディングス企画本部広報部・ゼネラルマネージャー・78年文学部新聞学科卒)</td></tr><tr><th rowspan="2">10月:</th><td>「ソフィアタワーを造る~超高層ビルを支える鉄骨はどこからやってくる?」</td></tr><tr><td>竹山信夫さん(ヤマネ鉄工建設株式会社常務取役・72年理工学部機械工学科卒) </td></tr><tr><th rowspan="2">11月:</th><td>「糖質制限食の実践とその対象者」</td></tr><tr><td>マリー秋沢さん(有限会社ビューティーニーズ代表・92年比較文化学部卒)</td></tr></tbody></table><br /><br />なおこれらの講演要旨は、コムソフィア・オンラインに順次掲載されていきます。(山田洋子 77外独)<br /><br /><a href="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2016bonen_sansuikai2.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2016bonen_sansuikai2.jpg" alt="2016bonen_sansuikai2.jpg" border="0" width="430" height="323" /></a><br /><br /><a href="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2016bonen_sansuikai3.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2016bonen_sansuikai3.jpg" alt="2016bonen_sansuikai3.jpg" border="0" width="430" height="323" /></a><br />
  • Date : 2016-12-24 (Sat)
  • Category : 三水会
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大人の見学ツアー第2弾は秋葉原の「YKK株式会社」!!

「マスコミ・ソフィア会」が、今トレンドの企業を訪問し見学しようという「大人の見学ツアー」。第一回目の「Google日本本社見学」が大好評に終了したことを受けて、第2弾は、世界のファスナーのトップブランド、YKK株式会社訪問を企画いたしました。ちなみに現在のYKK㈱代表取締役社長は、経済人クラブでもおなじみの猿丸雅之さん('75外英)です。猿丸さんのご厚意もあってこの企画となりました。YKKの「ものづくり館」の... 「マスコミ・ソフィア会」が、今トレンドの企業を訪問し見学しようという「大人の見学ツアー」。第一回目の「Google日本本社見学」が大好評に終了したことを受けて、第2弾は、世界のファスナーのトップブランド、YKK株式会社訪問を企画いたしました。ちなみに現在のYKK㈱代表取締役社長は、経済人クラブでもおなじみの猿丸雅之さん('75外英)です。猿丸さんのご厚意もあってこの企画となりました。<br /><br />YKKの「ものづくり館」の見学と、YKKのものづくり哲学やファスナーの歴史、意外な用途などについてスタッフからお話を聞き、また、ファスナーを使った素敵な小物作りに挑戦もできます(写真)。今回は土曜日の午前中の開催になります。<br /><br />見学終了は丁度昼になりますので昼食をとりながら「懇親会」を行います。<br />(会場:秋葉原ワシントンホテル2階、秋葉原の人気店「麹蔵」03-5297-7878)<br />予定は午前9:50集合〜見学 12:00終了。貴重な機会です。どうぞご参加下さい。<br /><br />■第二回大人の見学ツアー<br />主催:マスコミ・ソフィア会<br />日時:2017年01月14日(土)9:50〜12:00<br />見学場所:秋葉原「YKK本社〜ものづくり館」<br />会費:会員500円 非会員1,000円 学生 500円 ※懇親会参加費 2,000円<br />※マスコミ・ソフィア会会員には、年会費4000円をお納めいただければどなたでもなれます。<br /><br />定員:30名(先着順で定員になり次第締め切ります)<br />集合場所:秋葉原駅昭和通り YKK本社裏「ものづくり館」前<br />(9時50分までにものづくり館前に集合してください) <br />ものづくり館:TEL:03-3864-2110<br />(遅れた場合は090-1037-5957磯浦までご連絡を)<br /><br /><br /><a href="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161218120556ccb.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161218120556ccb.jpg" alt="YKKミシンで縫う" border="0" width="430" height="323" /></a><br /><br /><a href="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161218120555982.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161218120555982.jpg" alt="YKKファスナーで作る" border="0" width="430" height="215" /></a><br />ミシンを使ってジョキジョキと縫えば左写真下の1本のファスナーが、あっという間に素敵な小物入れに変身。(ものづくり館1階で)<br /><br /><a href="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2016121812055867d.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2016121812055867d.jpg" alt="YKKものづくり館map500" border="0" width="430" height="489" /></a><br /><br />「ものづくり館」付近の地図<br /><br /><br />参加ご希望の方は氏名、卒年学科、 連絡先(携帯電話番号)懇親会に参加か不参加を記して、下記アドレスのマスコミ・ソフィア会にメール、またはソフィア会内マスコミ・ソフィア会あてFAXでお申し込み下さい。<br /><br />申し込み締切り:2017年1月7日」(土)(先着順)<br />定員になり次第締切ります。<br /><br />メール:info@cumsophia.jp(マスコミ・ソフィア会)<br />Fax: 03-3238-3028(上智大学ソフィア会事務局)
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三水会 2016年03月講演録:木村和美氏('74年外英)

■講演テーマ:「英語コミュニケーションのカギ:ポジティブ・イングリッシュの効用」■日 時:2016年3月16日(水) 18:30~21:00■場 所:ソフィアンズクラブ■講 師:木村 和美(きむらかずみ)さん('74年外国語学部英語学科卒)    東京外国語大学英語講師■参加者数 30名<木村 和美(きむらかずみ)さんプロフィール>’74年卒業、三菱総合研究所に勤務後、日本語学校教師などを経て、ご主人の転勤でアルゼンチン、メキシコ、... ■講演テーマ:「英語コミュニケーションのカギ:ポジティブ・イングリッシュの効用」<br />■日 時:2016年3月16日(水) 18:30~21:00<br />■場 所:ソフィアンズクラブ<br />■講 師:木村 和美(きむらかずみ)さん('74年外国語学部英語学科卒)<br />    東京外国語大学英語講師<br />■参加者数 30名<br /><br /><a href="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161211221946237.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161211221946237.jpg" alt="㈰正面RIMG20942" border="0" width="430" height="323" /></a><br /><br /><木村 和美(きむらかずみ)さんプロフィール><br /><br />’74年卒業、三菱総合研究所に勤務後、日本語学校教師などを経て、ご主人の転勤でアルゼンチン、メキシコ、アメリカで海外生活を送る。ロスアンゼルスでは、UCLA大学院の応用言語学部で英語教育学(TESL)の修士号を取得後、サンタモニカカレッジで日本語を教えるなどして7年間滞在。帰国後は、東京外国語大学、慶應義塾大学、早稲田大学、中央大学などで英語や第二言語習得などを教える。アメリカで経験・研究した英語の文化や価値観に基づくコミュニケーション術「ポジテイィブイングリッシュ」を提唱し、英語のほめ言葉が持つパワーを国内で紹介している。著書に『ポジティブ・イングリッシュのすすめ―ほめる・はげます英語のパワー」(朝日新聞社)、『英語脳養成CDブック』(マキノ版)、『英会話ヂカラをアップ:魔法のフレーズ100』(ドメス出版)、『最新ポップスで学ぶ総合英語』南雲堂)などがある。<br /><br /><span style="font-size:large;">■「英語コミュニケーションのカギ:ポジティブ・イングリッシュの効用」</span><br /><br />黒水(司会):「今日は、木村さんに英語のコミュニケーションだけでなく人間関係の発展にも役立つ『ほめる』英語を中心とした『ポジティブ・イングリッシュの効用』についてお話しいただきます。誰でも中学英語で簡単にほめられる基本パターンの紹介からほめることについての日米の文化背景の違いにもふれていただきます」<br /><br /><span style="font-size:large;">▼講師口上:</span><br /><br />木村さんは、ご主人の海外転勤にともないアルゼンチン、メキシコ、アメリカと3つの国の異文化を体験された。「私ははじめにアルゼンチンにいきましたが、インフレがひどく、政治も不安定でしたが、ヨーロッパからの移民が多く、自分たちはヨーロッパの子孫ということで、とてもプライドがあります。一方、インディオの先住民が子孫のメキシコ人は親日的で、親切にしてもらいましたが、貧富の差が大きい国です」と当時を振り返えられた。その後アメリカへ転勤されたが、「この3つの国に共通していたのは、皆話すことが大好き、議論好き、そして良いと思ったら、すぐ口に出してほめる、ということです。特に、アメリカでは、ほめることがごく自然にやりとりされています」と話をはじめられた。<br /><br /><span style="font-size:large;">▼「ほめること」の大切さ―求められる日本語思考の決別</span><br /><br />木村さんは、日本には、謙遜の美徳があり、目立ちたくない、おべっかを使っていると思われたくないという文化ですが、英語社会では、「ほめること」が英語のコミュニケーションの一つの特徴といえると指摘された。<br /><br />その例として「Judyさんと田中さんのちぐはぐな会話」(下記)という英語としてのコミュニケーションが成り立っていない事例を示された。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161211220928cdc.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161211220928cdc.jpg" alt="資料1Judyさんと田中さんのちぐはぐな会話" border="0" width="430" height="194" /></a><br />Judyさんと田中さんのちぐはぐな会話<br /><br />ネクタイを褒められた男性が、「Thank you」 と返すのが英語流のところを、「いえいえ」と日本流の謙遜した返事をしている会話である。このように日本語モードで会話していると、そこで会話が終わり、コミュニケーションはおろか、人間関係も発展していかないので、ほめることは英語モードになる一つのプロセスだそうだ。<br /><br />そこで、英語のコミュニケーションを効果的にとるのには、語彙の豊富さ、文法の知識が必要なのはもちろんだが、同時に英語のmind set マインドセット、英語の価値観・文化背景で英語を使うことも大切だと木村さんは強調された。英語力はあるのに、コミュニケーションで行き違いがあるのは、英語を使ってはいるものの、頭の中は日本語の思考、日本の価値観になっているからであるとも指摘された。<br /><br /><span style="font-size:large;">▼ポジティブ・イングリッシュの効用</span><br /><br />木村さんは、人を「ほめること」には、ポジティブな考え方や価値観を反映した英語の表現やフレーズを用いることであり、それには、相手をポジティブな目線で見ることでまずスタートするという。そしてポジティブ・イングリッシュの効用について、次の4点をあげられた。<br /><br />①会話をスムーズに、コミュニケーションを活発にする<br />②相手に自信を与える―>相手の力を引き出す<br />③自分もhappyになり、プラスとなる<br />④人間関係を推進する<br /><br />さらにポジティブ・イングリッシュの代表格の「ほめる」という意味の英語表現のバリエーションを紹介した。<br /><br />Praise(ほめる)、encourage(励ます)、recognize(認める)、appreciate(感謝する)、understand(理解する)<br /><br />●praise は英英辞典では以下のように定義されている。 to say that you admire and approve of someone or something, especially publicly<br /><br />木村さんは、英語社会では具体的にほめることとお世辞は、はっきり区別されていると強調する。<br />ほめる言葉の中でも、特に気軽に使える、小さいほめ言葉、complimentにスポットをあてられた。英語のコミュニケーションに特長的なのは、小さいほめ言葉、気軽にやりとりされるほめ言葉 それは英語でcompliment といい、英語の会話の中で重要な役割をはたしているという。<br /><br />●complimentは以下のように定義されている。 a remark that expresses admiration of someone or something flattery (お世辞): to praise someone in order to please them or get something from them, even though you do not really mean it.<br /><br /><a href="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201612112221191a1.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201612112221191a1.jpg" alt="㈭講演の様子RIMG20965" border="0" width="430" height="323" /></a><br /><br /><span style="font-size:large;">▼ほめることの効用</span><br /><br />木村さんは、ほめることの効用についてもふれられた。<br /><br />① 色々な場面での人間関係を広げ、深める<br />a.社会生活の潤滑油(social lubricant)となる。<br />社会の中の色々な営みをスムーズにさせるもの。あまり親しくない間柄、または全く知らない人の間で、ほめることは潤滑油になり、人間関係が始まるきっかけになる。<br />b.人間関係を深める (rapportを生み出す)。<br /> 既に知っている人同士でも、さらに信頼関係、心の通い合いが深まる。<br />c.組織・グループの中の結束 (solidarity) を強める。<br /><br />② 相手に自信を与える <br />a. ほめることは相手の良さ・個性に気がつくこと<br />マイナス面をプラス面と見てあげる。 <br />b. feeling of importance(重要感)を与えられる<br />c. やる気をひきだせる<br /><br />③ 自分にも良い効果がある。<br />a. 自分が信頼される。<br />b. 相手を動かすことができる。<br /><br /><span style="font-size:large;">▼「ほめる」ことは難しくない</span><br /><br />木村さんは、「ほめる」ことは決して難しいことではないと指摘された。<br /><br />① 相手の良さ・特別なことに気がつく。誰でも良いところがある。小さいことでもほめる材料になる。positive thinkingで相手を見る<br /><br />②他の人と比較しない、自分や世間の基準に合わせない<br /><br />③異なる価値観や考え方を理解しようとする。心を広くもつ。良いと思ったら口に出す(相手に伝える)<br />上記の発想で、ほめることは簡単に出来るという。<br /><br />さらに、英語では意外と簡単なフレーズでほめられるという。その例としてWolfson(1984)が行ったおもしろい調査も示された。異なる性、年令、職業のさまざまなアメリカ人の日常会話から集めた約1200のcomplimentをパターンごとに分類したところ、9つのパターンだけで全体の約97%を占めている。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161211221220ee3.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161211221220ee3.jpg" alt="資料2Complimentの9大パターン" border="0" width="430" height="322" /></a><br />Complimentの9大パターン<br /><a href="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161211221221527.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161211221221527.jpg" alt="資料3Complimentの3大パターン" border="0" width="430" height="323" /></a><br />Complimentの3大パターン<br /><br />そのデータを基に、中学生レベルの英語でも十分ほめられると強調され、日本人が簡単にほめられる、「5つの基本パターン」を提案された。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161211221352254.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161211221352254.jpg" alt="資料4ほめることは簡単" border="0" width="430" height="325" /></a><br />ほめることは簡単<br /><br />また、ほめることの上手なアメリカ人の表現(I’m proud of you! やGood try!など)や発想についても資料「ほめ上手・励まし上手なアメリカ人に学ぶ」で示された。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161211221449b28.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161211221449b28.jpg" alt="資料5ほめ上手・励まし上手なアメリカ人に学ぶ" border="0" width="430" height="323" /></a><br />ほめ上手・励まし上手なアメリカ人に学ぶ<br /><br /><span style="font-size:large;">▼「ほめる」文化背景の違い</span><br /><br />木村さんは、「ほめる」ことの文化背景の違いについても触れられた(資料⑥)。日本と欧米との文化との違いを見てみると、①表現する文化としない文化、②率直が美徳の文化と謙遜が美徳の文化、③楽しむ文化と頑張る(努力する)文化 ④メッセージを素直に受け取るのが礼儀の文化とメッセージを否定するのが礼儀の文化などの違いがある。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2016121122172025d.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2016121122172025d.jpg" alt="資料6ほめることの文化背景の違い" border="0" width="430" height="323" /></a><br />ほめることの文化背景の違い<br /><br />そしてほめることの日本の例として山本五十六海軍連合艦隊司令長官の言葉「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」を引用された。<br /><br /><span style="font-size:large;">▼英語コミュニケーションに必要な心得6ヵ条 </span><br /><br />木村さんは、日本の学校での英語教育は、文法、和訳中心の受信型で、「発信するためのもの、使うためのもの」という視点で教えられていない。「英語で発信できる」ようになる英語教育の必要性を強く訴えられた。そのための英語コミュニケーションの心得として次の6つのことをあげられた。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161211221839417.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161211221839417.jpg" alt="資料7英語コミュニケーションに必要な6カ条" border="0" width="430" height="323" /></a><br />英語コミュニケーションに必要な6カ条<br /><br />①カッコよく、英語を話そうと思わない<br />②間違っても良しとする <br />③頭の中で和文英訳しない<br />④自分の言いたいことの日本語のレベルを下げる<br />⑤相手の話から質問を見つけて会話をつなげる<br />⑥日頃からニュースや新聞で情報に触れ、英語で話題を提供できるようにする<br /><br /> 特に印象深かったのは、木村さんが、「学生に間違っても良い」というと、「いいんですか!」とびっくりする。学生は、間違いは×、間違ったら終わり、正しい英語でなくてはいけない、と思いこんでいる。でも実際のコミュニケーションでは、間違ってもそれで終わりではなく、最後に自分の言いたいことが相手に伝われば良い。間違うといやだから、むしろ、黙っている、という人が最悪のケースで、欧米では黙っていることが一番、低い評価になり、自分も結局損をするという。<br /><br />現在英語を第一言語とする人は、世界の全人口の5%に満たない。その一方、世界で英語を使う人は20億人に達する。ネイティブ崇拝を捨てて、間違えてもしょうがないと居直り、そこそこの英語でと励まされた。<br /><br /><span style="font-size:large;">▼質問コーナー</span><br /><br /><a href="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161211222229567.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161211222229567.jpg" alt="㈷質問コーナー 佐藤幹事RIMG21038" border="0" width="430" height="323" /></a><br />質問する佐藤幹事<br /><br />質問の中では、日本人の謙遜の意識やスマイル、具体的なほめる英語について等意見交換があった。木村さんは、「レストランやお店でお礼をきちんと言葉で表すことが大切で、日常生活の会話を楽しむ材料として自然に楽しんでほしい」と述べられた。また学生時代の思い出として「もっと勉強しておけばよかったと思います。UCLAに留学する際、ニッセル神父様によい推薦状を書いていただきUCLAに入学できました。今ある私は上智大学の英語学科のおかげだと思い本当に感謝をしています」と述べられた。<br /><br /><span style="font-size:large;">▼感想</span><br /><br />木村さんの話は、人柄があらわれるように、相手の存在をみとめ、ほめるという内容で、さりげない日常のことだが、日本社会においても大切なことだと思った。私自身、かつて台湾系アメリカ人経営の企業に在籍したが、ブロークンイングリッシュでもアメリカ人を部下にして、ビジネスをやっている多くのアジア系の人たちに出会った。礼儀は必要だが、日本人のように正しい英語にこだわるより、自分の意見をしっかりもつことの大切さをその時痛感したが、今回の講演は大変参考になった。一方、コムソフィア賞を受賞された鳥飼玖美子さん、つくば言語技術研究所の三森ゆりかさん等、さまざまな形で英語教育にたずさわり活躍されている卒業生の多いことを改めて実感した。最後に講師の著書もぜひ参照ください。『ポジティブ・イングリッシュのすすめ―「ほめる」「はげます」英語のパワー』(朝日新聞社・https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784022731685)(報告・1977年外独卒 山田洋子)<br /><br /><a href="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161211222231836.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161211222231836.jpg" alt="㈺懇親会RIMG21062" border="0" width="430" height="323" /></a><br />懇親会の様子<br /><br />
  • Date : 2016-12-10 (Sat)
  • Category : 三水会
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マスコミ・ソフィア会の磯浦康二会長(1957文新)ソフィア会から顕彰!! 

今年10月15日に母校10号館講堂で行われた上智大学ソフィア会秋季全国代議員会の席上で、ソフィア会の活動に貢献した15人が顕彰を受け、磯浦会長はその1人としてソフィア会の上原治也会長から顕彰状を受けました。マスコミ・ソフィア会の活動を28年間活発に継続してきたこと、ソフィア会会報「ソフィアンズナウ」の編集に関わったことなどが認められました。磯浦会長は「マスコミ・ソフィア会の活動は会員、役員幹事を始めソフィア... 今年10月15日に母校10号館講堂で行われた上智大学ソフィア会秋季全国代議員会の席上で、ソフィア会の活動に貢献した15人が顕彰を受け、磯浦会長はその1人としてソフィア会の上原治也会長から顕彰状を受けました。マスコミ・ソフィア会の活動を28年間活発に継続してきたこと、ソフィア会会報「ソフィアンズナウ」の編集に関わったことなどが認められました。磯浦会長は「マスコミ・ソフィア会の活動は会員、役員幹事を始めソフィア会、上智大学の皆さまのご協力があって続けることが出来ました。この顕彰は会の皆さまを代表して頂いたものです。今後とも会員の親睦、研鑽、母校の発展のために努力したいと思います」と受賞の喜びを語った。<br /><br /> (写真はソフィア会上原会長から顕彰杖を受ける磯浦マスコミ・ソフィア会会長)<br /><a href="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201612050921249ba.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-98.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201612050921249ba.jpg" alt="磯浦顕彰受賞" border="0" width="108" height="88" /></a><br />
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三水会 2016年02月講演録:鳥居正男氏('75年国経修)

■講演テーマ:日本の医薬品業界の抱える課題とグローバル環境での経営■日 時:2016年2月17日(水) 18:30~21:00■場 所:ソフィアンズクラブ■講 師:鳥居 正男(とりいまさお)さん('75年国際学部経営学修士課程卒)    前ベーリンガーインゲルハイムジャパン株式会社代表取締役社長■参加者数 38名    <鳥居 正男(とりいまさお)さん プロフィール>1947年生まれ。1966年外国語学部ドイツ語科入学、71年米国メリーラ... ■講演テーマ:日本の医薬品業界の抱える課題とグローバル環境での経営<br />■日 時:2016年2月17日(水) 18:30~21:00<br />■場 所:ソフィアンズクラブ<br />■講 師:鳥居 正男(とりいまさお)さん('75年国際学部経営学修士課程卒)<br />    前ベーリンガーインゲルハイムジャパン株式会社代表取締役社長<br />■参加者数 38名<br />    <br /><鳥居 正男(とりいまさお)さん プロフィール><br /><br />1947年生まれ。1966年外国語学部ドイツ語科入学、71年米国メリーランド州ロヨラカレッジ経営学部卒業後、日本ロシュ入社。75年上智大学国際学部経営学修士課程卒。日本ロシュでは社長室長、試薬部長を経て83~87年にはアメリカ、スイスのホフマン・ラ・ロシュ社に出向。89年取締役医薬本部長、92年常務取締役、93年ローヌ・プーランローラ社長、95年シェリング・プラウ社長、会長を歴任。2011年ベーリンガーインゲルハイム株式会社代表取締役社長就任、同時に傘下のエスエス製薬の会長も兼務。(2016年7月1日よりノバルティスホールディングジャパン株式会社代表取締役社長就任。なおこの講演は前職の2016年2月に行われたものです)<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201611032053096d2.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201611032053096d2.jpg" alt="10 正面RIMG20879" border="0" width="430" height="323" /></a><br /><br />■日本の医薬品業界の抱える課題とグローバル環境での経営<br /><br />講師口上:「私は、高校時代から海外志向がつよく外資系ではたらきたかったので、まず上智のドイツ語科を選びましたが、英語がうまくなかったので、ESSに入りドイツ語より英語漬けの日々で、フォーブス神父様のおかげで米国留学もしました。当時、留学が一般的ではなく帰国後の就職が不安だったので、留学前にバロン神父様にご相談し、会社の紹介をお願いしましたところ幸運にもスイスの製薬会社ロシュに入社。入社二年目に日本ロシュのスイス人役員のアシスタントに抜擢され、その方が日本ロシュの社長、その後スイス本社のNo.2にも就任された方で、本当によい方に巡り合えました」と語られた。<br />その後、鳥居さんは、日本人として初めての日本法人社長になれなかったので日本ロシュを飛び出し、3社の外資系医薬品メーカーのトップを歴任されてこられた。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161103205423571.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161103205423571.jpg" alt="2 講演の様子RIMG20801" border="0" width="430" height="323" /></a><br /><br />講演の中では、外資系企業に長年在籍された鳥居さんだが、いろいろな国の上司と部下関係の特徴についても述べられた。例えば、アメリカでは、上司との上下関係は、厳しく、フランスの場合は、複雑でどこで決定されるのかわからない等々、また、難破船でいかに船から人を減らすかというジョークも披露され、「みなさん飛び込みました(会場笑)」というと、日本人は素直に従うという話も交えられ、和やかな雰囲気で、講演は進められた。<br />鳥居さん自身、仕えた上司は13人で、国籍も8カ国とさまざまで(スイス、アメリカ、ペルー、アルゼンチン、パキスタン等々)、特に4年ほど仕えた日本人は厳しい方だったが、勉強になり感謝していますとも述べられた。<br /><br />▼企業評価が高いベーリンガーインゲルハイムジャパン<br /><br />鳥居さんは、ベーリンガーインゲルハイムジャパン株式会社代表取締役社長を務められていたので、同社の特徴について述べられた(資料1参照)。同社は、ドイツのインゲルハイムという町にあるベーリンガーファミリーが所有する株式公開していない企業で、役員、OBそして町全体が企業と密接な人間関係を築いているという。<br />会社のVISION(Value through Innovation.革新による価値の創造)と4つのVALUE・Respect(配慮)・Trust(信頼)・Empathy(共感)・Passion(情熱)を大切にする社訓も示された。人材長期育成にも投資をしている同社は、2014年 3/8週刊ダイヤモンド誌の「いい会社 わるい会社」でも紹介され、現役社員の投稿による会社ランクで働きやすい会社ランク11位と評価は高く、草食外資系企業として同社が紹介されている。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161103205529016.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161103205529016.jpg" alt="1ベーリンガーインゲルハイムP3" border="0" width="430" height="323" /></a><br />資料1.ベーリンガーインゲルハイムの紹介 <br /><br />▼世界の製薬企業の動向と日本の医薬品市場の特徴<br /><br />鳥居さんは、世界大手製薬企業の医薬品売り上げ(2014年)の資料(資料2参照)を元に特に最近話題になったギリアドの企業買収の話題から高額な薬剤や増大する治療費についても触れられながら、説明された。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2016110320553013f.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2016110320553013f.jpg" alt="2「世界大手製薬企業の医薬品売り上げ(2014年)」P6" border="0" width="430" height="323" /></a><br />資料2.世界大手製薬企業の医薬品売り上げ(2014年)<br /><br /><br />そして鳥居さんは、日本の医薬品マーケットの特徴として次の点を挙げられた。 <br />●規制産業(厚生労働省)<br />・国民皆保険制度<br />・薬価制度<br />●アメリカに次いで世界で2番目の規模<br />●ハイリスク・ハイリターン:1製品の開発に15年間、1000億円<br />●労働集約:60,000のMRが180,000人の医師を訪問<br /><br />薬価制度は、日本独特のもので、日本では承認されれば、薬価がつき、価格も決められるが、ヨーロッパでは承認されても価格が決まるまで時間がかかりすぐに発売出来ないことも多いと説明された。また、MR(MEDICAL REPRESENTATIVE)という医薬品業界独特の営業職(昔はプロバーといった)についても、病院の医局に出入りして医師とのつながりを密にするためにしのぎを削っている厳しい営業現場の様子を紹介された。<br /><br /><br />▼日本の今後の医療ニーズはどこに向かうか―進む日本の高齢化<br /><br />さらに鳥居さんは、今後の日本社会について医療の観点から内閣府の平成26年度高齢白書、総務省の資料等を元に説明をされた(資料3,4,5参照)。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2016110320553220a.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2016110320553220a.jpg" alt="3「日本の高齢化が一番進んでいる」p15" border="0" width="430" height="323" /></a><br />資料3.日本の高齢化が一番進んでいる <br /><br />日本は、高齢化が世界でも一番進んでいて、日本の健康寿命は世界一である。平均寿命と健康寿命の差の年数も示され、70歳以上で生涯医療費の約半分を占めるという統計も示された。<br />女性の平均寿命86.3歳、健康寿命73.62歳、その差12.68年、男性の平均寿命79.55歳、健康寿命70.42歳、その差9.13年。生涯医療費は2,400万円といわれるがその49%が70歳以上で発生している。死因も20世紀初頭は、感染症が多かったが、最近はいわゆる生活習慣病が増えている。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161103205533b55.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161103205533b55.jpg" alt="4「2025年には団塊世代が皆75歳以上になる」p16" border="0" width="430" height="323" /></a><br />資料4.2025年には団塊世代が皆75歳以上になる <br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161103205535703.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161103205535703.jpg" alt="5 70歳以上で生涯医療費の約半分を占める p18" border="0" width="430" height="323" /></a><br />資料5.70歳以上で生涯医療費の約半分を占める <br /><br />▼日本は世界で2番目の医薬品マーケット<br /><br />続いて鳥居さんは、「2014年の厚生労働省 医薬品産業政策の現状と課題」という資料を示しながら、日本の医療費は40兆円を超え、医薬品の市場規模は医療用医薬品が9割を占めるというデータも示された。<br /> <br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161103205800188.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161103205800188.jpg" alt="6 医療費は40兆円を超えた P19" border="0" width="430" height="323" /></a><br />資料6.40兆円を超えた日本の医療費 <br /><br />日本は世界で2番目の医薬品マーケットであり、また日本は世界で第3位の新薬創出国でもあることも話された。日本は世界で2番目の医薬品マーケットであり、また日本は世界で第3位の新薬創出国でもあることも話された。(資料7.資料8.参照)<br />さらに医薬製品別国内売上高をみた場合、外資系企業の製品が多いという。(資料9参照)<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161103205729f3d.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161103205729f3d.jpg" alt="7 日本は世界で第3位の新薬創出国p23" border="0" width="430" height="323" /></a><br />資料7.日本は世界で第3位の新薬創出国 <br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201611032057312cf.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201611032057312cf.jpg" alt="8 日本は世界で2番目のマーケット P22" border="0" width="430" height="323" /></a><br />資料8.日本は世界で2番目の医薬品マーケット<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201611032057324fe.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201611032057324fe.jpg" alt="9 2014年度製品別国内売上高 P24" border="0" width="430" height="323" /></a><br />資料9.製品別国内売上高(2014年) <br /><br />▼日本の医薬品業界の抱える課題<br /><br />鳥居さんは、日本の医薬品業界抱える課題として3つの疑問に答えるという形で説明された。<br /><br />1)儲かるのか <br />製薬企業は、新薬の研究開発費には膨大な費用がかかり利益率が年々厳しくなってきている。(資料10.参照)<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161103205734924.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161103205734924.jpg" alt="10 日本の製薬企業の研究開発費比率と利益の対売上高比率の推移 P30" border="0" width="430" height="323" /></a><br />資料10.日本の製薬企業の研究開発費比率と利益の対売上高比率の推移<br /><br />2)ジェネリック薬品の安全性については、<br />日本は世界的にみてもオリジナル薬品の使用が高く、ジェネリック薬品(後発医薬品)の使用が低い。(資料11.参照)厚生労働省は、医療費の関係からジェネリック薬品の使用を数年以内には80パーセントを目標と設定している。(資料12.参照)<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161103205735851.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161103205735851.jpg" alt="11 各国の後発医療品シェア P33" border="0" width="430" height="323" /></a><br />資料11.各国の後発医薬品シェア<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201611032059462fe.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201611032059462fe.jpg" alt="12 後発医療品の数量シェアの推移と目標P34" border="0" width="430" height="323" /></a><br />資料12.後発医薬品の数量シェアの推移と目標  厚生労働省は、医療費の関係からジェネリック薬品の使用を80パーセントに増やす施策<br /><br /> <br />3)医療関係者と医薬品メーカーとの癒着問題<br />近年業界団体での規制がたいへん厳しく、特に外資系企業の場合、日本特有の葬祭(香典)の習慣について、海外本社の理解を得るのに苦労されるという話題にも触れられた。<br /><br />そして最新の医療ニーズにも触れられ、「満たされていない医療ニーズ 治療満足度と薬剤の貢献度の相関図」(資料13参照)を示され、今後はアルツハイマーやがん治療の新薬にニーズが高いことも述べられた。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161103205948764.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161103205948764.jpg" alt="13 満たされていない医療ニーズ P38" border="0" width="430" height="323" /></a><br />資料13.満たされていない医療ニーズ 治療満足度と薬剤の貢献度の相関図<br /><br />▼“グローバル人材”は死語―日本人で世界を相手に仕事が出来る人は少ない<br /><br />最近製薬会社の老舗の武田薬品が海外からトップを迎えたということでグローバル人材ということが話題になったが、「グローバル人材という言い方は、日本特有であり、こういう言葉があること自体グローバルではないのではないのでしょうか」と鳥居さんは、切り出された。「日本人で世界を相手に仕事をできる人は100人もいない。その理由には日本の教育特に英語教育に問題がる。さらに日本のメディアの在り方についても、グローバルな視野が欠けている。テレビでもコメンテーターは批判をするだけで、情報の発信に片よりがあるのではないか」と指摘された。<br />例えばドイツでは、まず発言をして自分の意見をいわないといけない。ところが日本人は間違ったことを言ってはいけないという気持ちと英語を正しくしゃべろうとする意識が強すぎ、考えている間に、発言のタイミングを逃してしまう。世界では、なにより語学以前の自分の意見を相手に分かりやすく情熱を持って伝えるコミュニケーション力が求められる。<br /><br />▼グローバル環境で活躍できる人材が何故日本から育たないのか?<br /><br />鳥居さんは、これまでの経験から「グローバル環境で活躍できる人材が何故日本から育たないのか?」と次の点を指摘された。<br />■正解主義<br />■画一化<br />■詰め込み重視の教育で考える力を鍛えない<br />■英語力が決定的に弱い<br />■危機意識の欠如<br />■内向きで世界的な視野が無い<br />外資系に長年在籍される鳥居さんでも、海外出張はいまだに気が重いそうだ。発言できるよう必ず準備していき、できるだけ会議の最初に発言する等、努力をされているという。<br />さらに鳥居さんは、グローバル環境で活躍できる人材に求められるコアの資質としては 次の点を挙げられた。<br />■コミュニケーション力<br />■違うものに違和感を持たずに受け入れる力<br />■他人への配慮・関心・興味<br />■気持ちのゆとり<br />■タフさ<br />外資系企業は社員を大事にしないのではないか等、ネガティブな面もあるが、良い外資系企業として次のことを挙げられた。<br />■強い経営基盤がある<br />■日本の重要性を認識している<br />■ある程度任せる(すべてはあり得ない)<br />■本気でグローバルリーダー育成に取り組んでいる<br /><br />鳥居さんは、最後に外資系トップを23年間やってこられた経験から次の点をあげられた。<br />■本社との深い信頼を築く<br />約束履行<br />過度な期待を防ぐ<br />活動の透明性<br />■顧客との強い関係作り<br />■社員が仕事をする価値を感じる職場作り<br /><br />さらに海外企業のトップは、どんなに忙しくても人に対して、とても温かに接するというエピソードも交えられながら、グローバルな環境で求められるのは、「謙虚さ」であることを強調された。<br /><br />▼質問コーナー<br /><br />このコーナーでは、内外の製薬業界を取り巻くトピックから、英語の上達法についてまで多岐にわたる内容で活発な意見交換が行われた。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2016110321010992e.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2016110321010992e.jpg" alt="5 質問コーナーRIMG20871" border="0" width="430" height="323" /></a><br /><br />▼感想<br /><br />今回の講演会は、内外の医薬品業界の話題から日本人がグローバルに活躍するためのヒントにいたるまで、大変充実した内容であった。<br />特にアメリカ留学経験のある鳥居さんでもご自身、海外出張で、英語の会議はいまだに、気が重いようなことをおっしゃったが、ビジネスでグローバルに活躍するには語学力もさることながら、いかに人とのコミュニケーションをとられるかということで、非常に気を使っていらっしゃることを強く感じた。<br />鳥居さんは、2016年5月に著書『いばる上司はいずれ終わる―世界に通じる「謙虚リーダー学入門」』(プレジデント社http://president.jp/articles/-/17869 )を発行されたが、その中で「来社されたお客さまとの面談を終えると、私はできる限りエレベーターに同乗し、エントランスまでご一緒します。お客さまをお見送りするためです。ビジネスの話が終われば、その場の雰囲気はやわらぎます。エレベーターに場所が移ればなおさらです。仕事上の関係を離れて、プライベートなことも話しやすくなります」と、出版社の紹介ページにも書いておられ、ご多忙でも非常に細やかな配慮をなさる方とも感じた。<br />私の所属する外独同窓会の会長をされたおり、今年7月には別の大手薬品企業のトップに就任されたが、今後のご活躍をお祈りします。(報告:山田洋子 1977年外独卒)<br /><br />懇親会にて<br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161103210111b02.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20161103210111b02.jpg" alt="9 懇親会RIMG20884" border="0" width="430" height="323" /></a><br />
  • Date : 2016-11-03 (Thu)
  • Category : 三水会
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大人の見学ツアー第1弾「Google 日本本社」を開催!

マスコミソフィア会は、この秋より新たな新企画を立ち上げます。その名も「大人の見学ツアー」。これは今トレンドの企業をみなさんと一緒に訪問し、見学しようというものです。第一回目は「Google 日本本社 見学」。Google Inc.は、検索エンジン、クラウドコンピューティング、ソフトウェア、オンライン広告といったインターネット関連のサービスと製品を提供する世界的なアメリカ合衆国の多国籍企業です。Googleを知らなければ世... マスコミソフィア会は、この秋より新たな新企画を立ち上げます。その名も「大人の見学ツアー」。これは今トレンドの企業をみなさんと一緒に訪問し、見学しようというものです。<br /><br />第一回目は「Google 日本本社 見学」。Google Inc.は、検索エンジン、クラウドコンピューティング、ソフトウェア、オンライン広告といったインターネット関連のサービスと製品を提供する世界的なアメリカ合衆国の多国籍企業です。<br /><br />Googleを知らなければ世界の今後を理解することは困難です。今回、金谷武明さんのご厚意でGoogle日本本社の社内を見学させて頂くことになりました。見学のあと会議室で金谷さんに、Googleの役割や最近の活動などについてレクチャーして頂きます。貴重な機会です。どうぞご参加下さい。<br /><br />■第一回大人の見学ツアー<br />主催:マスコミ・ソフィア会<br />日時:2016年09月29日(木)18:30〜20:00<br />見学場所:六本木ヒルズ「Google 日本本社」<br />講師:金谷武明さん(1995法法)(googleシニアサーチ・エバンジェリスト)<br />内容:Google日本本社の社内見学+講師による会社解説<br />会費:会員500円 非会員1,000円 学生 500円<br />※マスコミ・ソフィア会会員には、年会費4000円をお納めいただければどなたでもなれます。<br /><br />定員:20名(会議室の関係で、申込み多数の場合は抽選させていただきます)<br />集合場所:六本木ヒルズ森タワー 2階スターバックス前集合<br />(注)2階オフィスロビー階のスターバックスです。同じビル内の1階(車寄せ階)にもありますのでお間違えなく!午後6時集合(オフィスに入るためセキュリティチェックがあり、まとまって入館しますので時間厳守でお願いします。遅れた場合は090-1037-5957磯浦までご連絡を)<br /><br /><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160915234000ffc.jpg" alt="大人の見学ツアー第一弾" border="0" width="209" height="225" /><br /><br /><br />※講演後に懇親会(2時間程度)を森タワー下のレストランで、金谷さんにも参加いただいて予定しております。懇親会費5000円(予定)<br /><br />参加ご希望の方は下記アドレスのマスコミ・ソフィア会にメール、またはソフィア会内マスコミ・ソフィア会あてFAXでお申し込み下さい。<br /><br />メール:info@cumsophia.jp(マスコミ・ソフィア会)<br />Fax: 03-3238-3028(上智大学ソフィア会事務局)
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三水会 2016年01月講演録:遠藤大介氏(’01比文)

■講演テーマ:「日本の航空権益と航空界の新しいトレンド」―航空会社にとって発着枠の重要性―■日 時: 2016年1月20日(水) 18:30~20:45■場 所: ソフィアンズ・クラブ■講 師: 遠藤大介さん(2001年比較文化学部卒)■参加者数:20名※この講演録は当日の同録音声から主要な箇所を文章に書き起こし加筆・修正したものです。<遠藤大介(えんどうだいすけ)プロフィール>2002年(株)日本航空(JAL)に入社。入社後は、本部関西空港... ■講演テーマ:「日本の航空権益と航空界の新しいトレンド」―航空会社にとって発着枠の重要性―<br />■日 時: 2016年1月20日(水) 18:30~20:45<br />■場 所: ソフィアンズ・クラブ<br />■講 師: 遠藤大介さん(2001年比較文化学部卒)<br />■参加者数:20名<br />※この講演録は当日の同録音声から主要な箇所を文章に書き起こし加筆・修正したものです。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160626104702362.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160626104702362.jpg" alt="㈰正面RIMG20478" border="0" width="430" height="323" /></a><br /><遠藤大介(えんどうだいすけ)プロフィール><br /><br />2002年(株)日本航空(JAL)に入社。入社後は、本部関西空港支店を皮切りに人事部総合職採用事務局、営業本部東京支店法人販売部、運航本部A300乗員部、 路線計画部、国土交通省所管の国際線発着調整事務局出向を経て、現在は開発部商品サービス企画部に在籍、主に機内食開発と飲料選定の業務にあたっている。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160626104703635.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160626104703635.jpg" alt="㈪黒水幹事紹介RIMG20512" border="0" width="430" height="323" /></a><br /><br />黒水幹事(司会)「2016年最初のテーマは『日本の航空権益と航空界の新しいトレンド』ということで、日本航空の遠藤大輔さんにご登場いただきます。遠藤さんは、JALから国土交通省所管の国際線発着調整事務局に出向され、実際に航空権益をコントロールされていたというたぐいまれなご経歴をお持ちです。現在は開発部に在籍され、搭乗したときにお世話になっている機内食、ワイン等のセレクトを直接担当されています。<br /><br />日本の航空界はここ数年、大きく様変わりしています。JAL、ANAといった2強の競争激化、LCCなどの格安航空の登場と大手航空会社の経営の行き詰まりなどがニュースとなっている。そこに横たわる「航空権益」は日本国内ばかりでなく各国との凌ぎあいをもたらす。 今回は遠藤さんが前職の国交省の委嘱業務をしていた頃の体験をもとに日本の航空権益はどうなっているかという点を中心にお話しいただきます。」<br /><br /><span style="font-size:large;">▼始まった2020年オリンピックに向けの羽田空港発着枠準備</span><br /><br /> 遠藤「私は、2001年比較文化学部卒ですが、当時は、市ヶ谷キャンパスで、四谷との交流はありませんでした。自分でパイロット志望の友人と四谷の授業によく出席し、今日ここにおられる柳本先生によくソフィアンズクラブでお話し伺っていました。」という謙遜された自己紹介で始まった。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160626104904a29.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160626104904a29.jpg" alt="㈰本日のフライトプラン" border="0" width="430" height="297" /></a><br />資料①「本日のフライトプラン」<br /><br />遠藤さんは、1)JALの経営破綻伴う新規路線制限から、2)ANA・JALの2013・2014年羽田空港発着枠配分について、さらに3)平成26年に羽田・成田の年間発着75万回と他国の比較、4)羽田空港発着枠・2020年オリンピックに向けの準備、5)スカイマーク経営破綻から、6)成田空港新滑走路建設の現状、7)福岡空港レベル3空港に向けての状況など航空業界のホットな話題に触れられた。<br /><br /><span style="font-size:large;">▼東京の都市規模から考えても少ない羽田・成田の発着回数</span><br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160626105136aeb.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160626105136aeb.jpg" alt="㈪各都市の発着回数と旅客数" border="0" width="430" height="298" /></a><br />資料②「各都市の発着回数と旅客数」<br /><br />遠藤さんは、世界の各都市の発着回数と旅客数を、資料参照しながら、日本の空港と世界の空港の状況の比較をされた。年間に飛行機が1回空港につくと1回、飛び立つと1回という数え方で、平成26年に羽田・成田の年間発着75万回になる。東京の空港は都市の規模も考えると少ない(ロンドン110万回)。 また、他の都市にくらべると国際線の数は少ないため、羽田に国際線を増やす方向である。<br /><br />航空各社の理想は、 <br />① 飛ばしたい所(空港)から<br />② 飛ばしたい所へ<br />③ 好きな時間に<br />④ 好きなだけの便数で<br />⑤ 好きな大きさの飛行機で<br />⑥ 好きな高度・ルートで<br /><br />この6条件を満たすことにある。だが、現実はこれができないので苦労をしておられ、その背景にある規制規約の仕組みについて説明をされた。具体的には、「SLOT / 発着枠」というものが存在している。<br /><br /><span style="font-size:large;">▼航空権益の塊「SLOT / 発着枠」</span><br /><br />SLOT/発着枠とは 権益(traffic right)のことで、国土交通省航空局が管理、配分(二国間協定含む)している。国際線は、国ごとに2国間の協定になっている。オープンスカイを目標として、企業、路線、便数の制限を撤廃している。背景としては海外の需要を取り込み、世界的な航空自由化に対応するためである。ただし、すいている空港に限って成り立つことである。<br /><br />それとは、別に、何時に飛行機が発着できるか等の現実的な問題は時間値(time slot)で、遠藤さんがいた国際線発着調整事務局が調整、配分している。注意すべきは 権益と時間値は全く別物であるという点である。この2つが絡みあうことで、現在の航空業界の構造は成立している。羽田、成田等、空港の拡張はしているが、現実的には、ダイヤは非常にタイトなダイヤスケジュールの中で運営されている。<br /><br /><span style="font-size:large;">▼不眠不休のネットワークプランニング</span><br /><br />遠藤さんは、航空会社のダイヤ作成の仕方を国内線のひとつの飛行機の動きを例にして具体的に説明され、混み具合によっては、すいている時間にシフトして、ダイヤを成立させていけない。1日単位でなく、1週間、半年分の何百枠というダイヤを変更させる必要がでてくる。この業務、ネットワークプランニングは不眠不休の担当が多く、たいへんな仕事であることにも触れられた。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160626105137022.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160626105137022.jpg" alt="㈫国際線発着キーワード" border="0" width="430" height="298" /></a><br />資料③「国際線発着調整キーワード」<br /><br />遠藤さんは、日本の航空法の定める混雑空港とIATAの定めるレベル3空港は別物であることを指摘された。つまりIATAのレベル3の混雑空港は、イギリスのヒースロー、ガトウィック、ドイツのフランクフルト、ミュンヘン、フランスのパリシャルルドゴール、ニースなどであり、日本国内では、成田、羽田、福岡空港がこれに入るという。<br /><br />国際線発着は、国際機関であるIATA(International Air Transport association/国際航空運送協会)がガイドラインを作成していて、国ではなく、スロットコーディネーション オフィスというインコマースの組織が管理をしている。<br />この組織は、JAL、ANA、成田、関西空港から一人という形で構成された独立したもので、航空会社の権利を代弁するものではないという。遠藤さんの場合、JALに対して連絡は一切禁じられ、各社に公平になるように、厳しい守秘義務があるそうだ。<br /><br />▼公平性、透明性、中立性が求められる国際線発着調整業務<br /><br />遠藤さんがしていた国際線発着調整業務は、IATAがレベル3混雑空港として指定している成田国際空港、東京国際空港(羽田)、福岡空港を発着する定期便(国際、国内)、レベル2混雑空港として指定している関西国際空港、新千歳国際空港を発着する国際定期便に関する発着時間枠(スロット)の調整を行っていた。<br />そして、国土交通省航空局が定める諸規制(発着回数、駐機場数など)を遵守し、 IATAガイドライン、ローカル・ガイドラインに則って、夏ダイヤと冬ダイヤに分けて調整していたという。それには⇒①公平性、透明性、中立性の高い発着枠調整の実施、②発着枠の有効活用の最大化を図る、ことを目標にした。<br /><br />▼何故空港の混雑は何故発生するのか?<br /><br />航空各社が国に何時に飛びたいかというリクエストを出しても、その通り飛べないという現実がある。<br />それは、需要(航空会社の要望)と供給(空港容量)のバランスが崩れていることによる。つまり、需要(航空会社の要望)がある特定の時間帯に集中し、供給(空港容量)が十分でないため混雑が発生し、インバランスな状態になる。<br />例えば成田空港の場合は朝、夜に国際線の発着が集中し、昼間はすいている。また滑走路の不足や荷物を受け取るターンテーブルや保安検査場がネックになる場合もある。それぞれの航空会社には、制約がある、例えば、首都圏では、米軍のもっている空域もあるので、その間をなんとかぬって行ききしているため発着能力に制限がかかる。また、新千歳空港では、自衛隊が管理しているためさまざまなルールがあるそうだ。<br /><br />最後に今急速に拡大しているLCC事業にもついても触れられた。日本の空港は、海外の人を多く呼ばないと国際化しないので、その意味では、LCCの今後の成長にも注目したいと語られた。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160626105426c1f.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160626105426c1f.jpg" alt="㈭講演の様子RIMG20535" border="0" width="430" height="323" /></a><br />講演中の遠藤氏<br /><br />▼質問コーナー<br /><br />LCC、ヨーロッパの航空会社や組織の効率化、貨物航空、税関の問題等について、質問があった。学生時代から航空会社志望で、英語を学ぶために、上智の比較文化学部に入られたことについても触れられた。<br /><br />▼感想<br /><br />航空業界は、専門的にうかがってみると、本当に国際間の問題も含め、非常に大変な業界であることを改めて認識した。東京の都市規模から考えても少ない羽田・成田の発着回数が少ないといる指摘には忸怩たる思いがした。個人的な話題だが、先日高松空港が霧のため視界不良で、飛行機は大幅に遅れ、自分の便は着陸できたが、後の便は羽田に引き返し、キャンセルとなった。乗客はもちろん、ダイヤ調整をされている、各航空会社の担当者も、大変なのだろうなと、遠藤さんの講演を思い出した。普段利用している空の旅の見方が、少し変わったような気がした。また別の機会に、航空業界のお話しもうかがってみたいと思った。<br />(まとめ ’77外独 山田洋子)<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160626105429605.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160626105429605.jpg" alt="㉀懇親会RIMG20708" border="0" width="430" height="323" /></a><br />懇親会にて<br />
  • Date : 2016-06-25 (Sat)
  • Category : 三水会
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3.11福島原発事故による放射能汚染除去の実態

3.11福島原発事故による放射能汚染除去の実態~栃木県大田原市の場合~原発から108キロ離れた我が家の「除染」木村英夫(46年経経卒)女子栄養大学生涯学習講師2014年5月に書き上げた原稿ですが、ある事情でお蔵入りにしておりました。しかし今年2016年5月11日付けの報道『給食のタケノコご飯から基準超のセシウム 宇都宮の小学校』を知って、放射能問題は厄介なものと改めて認識し、2014年の原稿に加筆して投稿させていただきます... <blockquote><p><span style="font-size:large;">3.11福島原発事故による放射能汚染除去の実態<br />~栃木県大田原市の場合~<br />原発から108キロ離れた我が家の「除染」</span><br /></p></blockquote><br /><strong>木村英夫(46年経経卒)<br />女子栄養大学生涯学習講師</strong><br /><br />2014年5月に書き上げた原稿ですが、ある事情でお蔵入りにしておりました。しかし今年2016年5月11日付けの報道『給食のタケノコご飯から基準超のセシウム 宇都宮の小学校』を知って、放射能問題は厄介なものと改めて認識し、2014年の原稿に加筆して投稿させていただきます。<br />                                          <br />3.11で大きな被害を被った福島第一原子力発電所。そこから直線距離でおよそ108km離れた我が町大田原市は、震度6強、災害救助法適用地域になりました。そしてその後の除染・・・・。<br />今回は、報道されることのない我が家の除染体験を報告いたします。<br /><br />大田原市は栃木県北部に位置し、関ヶ原以来明治維新まで、隣町の黒羽(大関)藩同様、移封もされなかった城下町でしたが、現在は県北最大の商工業都市の一つになっています。人口はおよそ75,171人、28,965世帯(平成28年5月1日現在)です。<br />福島第一原子力発電所から、一般道路経由だとおよそ142km離れ、放射線量は当初ほとんど問題視されませんでした。そしてテレビ栃木のデジタル報道でも我が家近隣の線量は低いことがわかり安心しておりました。そして我が町北部および北東部に位置する那須町や那須塩原市などの方が線量が高いとされてきました。那須塩原駅近くには2014年当時でも汚染作業のための作業基地のようなところが見られました。<br />我が町でも当初は農産物の風評被害は免れず、その対策として道の駅では早々と線量測定器が置かれ、農産物の出店前にはチェックされているので安心でした。しかし今はその痕跡も見られません。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">除染対象地測定</span></strong><br /><br />学校や公園など公共施設では今思うと早々と除染作業が行われてきたことがわかりました。しかし2012年夏頃の回覧板による市の広報誌で、除染の告知を知り、早速2012年12月に市に除染申込みをしました。そしてその申込み受領通知が届いたのは2013年3月です。その後さらに時は流れ、具体的な日時決めになったのが5月。やっと2013年6月15日に線量測定スタッフが我が家に来ました。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201606111036272e2.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201606111036272e2.jpg" alt="写真1P6159865" border="0" width="430" height="323" /></a><br />写真1「地上から0.5mで測定」<br /><br />測定は、地上から1m、0.5m、0.01mの三か所で行いますが、乳幼児がいる場合といない場合とでは測定地点の数値の判断が異なります。乳幼児がいる場合には数値が低くても除染対象地となりますが、我が家は該当なしのため通常の数値での判断でした。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160611103628d18.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160611103628d18.jpg" alt="写真2P6159861" border="0" width="430" height="323" /></a><br />写真2「1.48マイクロシーベルトを示す計測器。敷地内で高かった場所、この後、1.7まで上昇」<br /><br />「環境省では、除染実施計画を策定する地域の要件を、毎時0.23マイクロシーベルト(μSv)以上」としています。そして、思った通り、雨樋下の地面が規定値よりもはるかに高かったのです。そこは北側の広い面積の屋根から流れる雨水を受けているところです。しかし一番高いところでも面積はたったの1平米ほど。規定値が高い汚染地はミニコーンが置かれ、後日の除染のため写真が撮られました。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160611103630233.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160611103630233.jpg" alt="写真3P6159863" border="0" width="430" height="323" /></a><br />写真3「後日の除染作業の目安を示すミニコーン」<br /><br />写真では敷地内がかなりの雑草で覆われていることがわかりますが、当時は雑草や剪定枝木等は市ではゴミとしての回収を受け付けず、止む無く伸び放題にしておりました。そしてこの規制はその後まだ続き、2013年には、一軒あたり90リットルのビニール袋(市で支給)二袋のみ月1度だけの回収となりました。続く2014年からは一定の制限を加えたうえでの回収となりましたが、2016年には全く規制はなくなりました<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160611103631e44.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160611103631e44.jpg" alt="写真4P6159900" border="0" width="430" height="323" /></a><br />写真4「我が家の敷地および建造物の測定結果。赤矢印の「T4」のみが除染作業の場所」<br /><br />2011年3月からどれほど時間が経っているのか、測定が2013年、しかしまだまだ本作業までには時間がかかります。<br />この間、近隣では除染対象地区の測定をしたのは我が家の南700mほどのところにある1軒のみであり、多くの人は除染をするための測定申込み受け付けもしりませんでした。自治会長によると回覧板による市の広報誌の閲覧は概して1割ほどの住民のみとか。また、線量報道の回数も皆無に近くなり、皆さん徐々に遠い昔の話、あるいは自分には関係のないこと、などとなっているのでしょうか。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160611103949b2f.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160611103949b2f.jpg" alt="写真5P4065505" border="0" width="430" height="323" /></a><br />写真5「申請を受理した市からの受理書―2013年4月6日」<br /><br />その後2015年になると、除染測定する会社スタッフが積極的に測定し、各世帯に除染を薦めるような光景を見かけましたが、隣町のように除染作業を見かけることもなく、市役所近くの除染会社の看板も取り外されました。市民は除染に関心がないのかとの印象を受けた次第です。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">除染作業</span></strong><br /><br /> いつになったら除染作業が始まるのかと首を長くして待っていたら、晩夏ごろ電話連絡が来て、希望日を尋ねられ、2013年11月22日金曜日の朝8時過ぎからの開始と言うことになりました。当日は休みを取って朝から待機すると、作業チームが時間よりも早くやってきました。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201606111039519d3.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201606111039519d3.jpg" alt="写真6PB227132" border="0" width="323" height="430" /></a><br />写真6「作業開始前の看板設置」<br /><br />目立つように作業中の看板を出しますが、この時点でも近隣の住民は「何してるんですか?」「なに始まるのですか?」などと、市の除染作業であることをほとんど認識しておりませんでした。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2016061110395245c.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/2016061110395245c.jpg" alt="写真7PB227133" border="0" width="323" height="430" /></a><br />写真7「地表を削る作業前の線量測定」<br /><br />何センチ削ればいいのかは、削った段階で線量測定して判断し、線量が少なくなった場所で掘り下げを止めます。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160611103954794.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160611103954794.jpg" alt="写真8PB227136" border="0" width="430" height="323" /></a><br />写真8「汚染された土は袋に納められます」<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160611103956891.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160611103956891.jpg" alt="写真9PB227137" border="0" width="430" height="323" /></a><br />写真9「指定した我が家の敷地内に穴を掘ります」<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201606111041503c6.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201606111041503c6.jpg" alt="写真10PB227138" border="0" width="430" height="323" /></a><br />写真10「汚染土を掘りだした後は埋め戻されます」<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201606111041522db.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201606111041522db.jpg" alt="写真11PB227139" border="0" width="430" height="323" /></a><br />写真11「念のため線量が異常値を示さないか再度測定します」<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160611104153f6a.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160611104153f6a.jpg" alt="写真12PB227142" border="0" width="430" height="323" /></a><br />写真12「汚染土の入った袋を埋め、遮水シートをかぶせて接着します」<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160611104155b6a.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160611104155b6a.jpg" alt="写真13PB227143" border="0" width="430" height="323" /></a><br />写真13「土を入れて埋め戻しますが、後日陥没し、見かねた近隣者が補修してくれました」<br /><br />汚染された土を収めた袋は、同じ敷地内の別の場所に永久保管になります。しかし汚染土が多く、あるいは敷地内に埋める場所が無い家ではどうするのでしょう、などと思ってしまいます。<br /> 汚染土の保管場所は今のところ私しか知りませんが、次の世代にこの土地が子孫以外の人に渡って、掘り起こすことがあったなら、どうするのでしょうか、などとも思ってしまいます。<br /> それにしても、被害がもっとすごいところと比べると、幸せなんだと思い、このまま忘れてしまえ、気にするなってことなのかな?<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">3.11、その後の町の様子</span></strong><br /><br /> 市役所は2014年早くに取り壊しが始まり、数年後に再建されることになりますが、再建が決まったのは昨年27年度です。そして竣工は31年度になります。しかし町を歩くと3.11の痕跡はかろうじて見られます。そして気が付けば旧市街の大きな商店や工場跡が一般建売り住宅になったり、再建をあきらめたのか他の事情なのか廃屋のさらに地なったり、旧市街の様相が、市の都市計画も重なって大きく変わってきました。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160611104156377.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160611104156377.jpg" alt="写真14P4065491" border="0" width="323" height="430" /></a><br />写真14「市役所近くに建てられた「復興再生生瓦」のモニュメント」<br /><br /> いまだに片付かないのは我が家近くの墓地、斜面が崩れ、法面がなくなったため墓地面積が縮小し、行場のなくなった墓石が神社の近くの広場に置かれています。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160611104414777.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/20160611104414777.jpg" alt="写真15P4083792" border="0" width="430" height="323" /></a><br />写真15「墓石は徐々に少なくなってきましたが、いつになったら元の広場になるのでしょうか。2014年4月8日撮影。2016年現在は若干の墓石が残るのみとなりました」<br /><br /> 時は心身のキズを癒す最大の薬と思いますが、3.11のことは忘れた方がいいのか、その後の放射能被害のことは思い出すべきではないのか、実際に身近に体験した除染はどう語り継げばいいのか、マスメディアに採り上げられることはない事柄は小さな声でも出していかなければと思います。<br /><br />さて冒頭のタケノコ給食報道を受けて、栃木県発表の『県産農林水産物等の出荷制限と解除の状況について』を閲覧すると、日光市などのイワナ、日光市や鹿沼市、さくら市などの山菜などの他、我が町の出荷制限には次のようなものがあるのが分かりました。<br />大田原市の出荷制限:タケノコ、原木なめこ、栗、野生きのこ、野生みょうが、乾しいたけなど。<br /><a href="http://www.pref.tochigi.lg.jp/kinkyu/y00/shukkahikae.html" target="_blank" title="http://www.pref.tochigi.lg.jp/kinkyu/y00/shukkahikae.html">http://www.pref.tochigi.lg.jp/kinkyu/y00/shukkahikae.html</a><br /><br />このうちご近所から譲っていただいたタケノコを今シーズンも平気で食べていましたが、多くの人は全く知らないで食べ続けていることと思います。<br /><br /><br /><strong><span style="font-size:large;">追記</span></strong><br /><br />3.11で我が家は家財半損の被害を受け、その後被害個所を修理してもらい、一件落着と思いました。<br />しかし、昨年末、あるきっかけで床下を見る機会があり、床下にも地震の被害の痕跡があることが判明しました。礎石を支える柱と床面とに数センチの隙間が数か所できていたのです。改めて、普段見ることのないウオークインクローゼットの奥を眺めてみると、いつの間にかこちらも亀裂が生じていました。いずれも3.11直後の修理前に工務店棟梁と二人で家屋内外を見て回り、修理箇所を確認してからの工事を頼んだのですが、それ以外にも修理を必要とする箇所があるとはその時みじんも思っておりませんでした。<br /><br /> 3.11の時は家財のみ地震保険にかかっており、建物はかけていなかったのです。その後地震保険を見直し、家屋と家財に保険をかけなおしました。地震保険に入る際にお世話になった担当課長さんに電話をして保険が適用されるかどうか打診したところ、保険調査員派遣の要請をした方がよいということになりました。その依頼の際、担当スタッフに電話して話をした際、3.11から数年たった今でもその被害の申請があるとのこと。そして3.11以降数度の余震があり、そのうちのいつの地震が引き金になったかわからないと言ったところ、昨年2015年5月に震度5相当の地震があったとのこと。震度5だと、我が家の特に東側が虚弱で、物が倒れたりすることはしばしば体験しています。<br />そこで調査員派遣を依頼したところ、埼玉県から新幹線で調査員が訪れました。しかし開口一番「礎石、床下は地震保険の適応対象にはなりません」とのがっかりさせる結論。その後、家の外壁を2時間弱かけて丁寧に調査し、その結果、6か所の亀裂があるとのことでした。同行して説明を受けると、今まで気が付かなかった箇所に確かに亀裂が生じていました。外壁調査の後、室内を調査し、内装の亀裂などを確認して写真を撮り、後日報告するとのことでした。<br /> 調査の後は前回支給を受けた保険会社に内容を問合せ、重複して支払うことがないようにするとのこと。それで前回の家財保険関連の書類番号を提出が必要とのこと。幸い書類一式残しておいたため、この後の手続き、支払金受取りまではスムーズにことが進みました。<br /> そして改めて、地震保険の支払保険金の分類を見て、次のことが分かりました。全損、半損、一部損の区別も細則規定があることは理解できましたが、支給金額が三つの区分しかないのですね。50%の次の区分が5%という事実にがっかりしました。<br /><br /> 建物・家財:全損⇒地震保険金額の全額 半損⇒地震保険金額の50%<br />       一部損⇒地震保険金額の5%<br /><br /> 今回の熊本大分地震ではたくさんの方々が被災されました。謹んでお悔やみ申し上げます。被災者の方々で地震保険の支払い適用になる方は幸いです。しかし保険金が支払われても、被災以前の状態に戻すには大変な費用がかかることを私自身の体験から痛感しました。<br /> 復興までまだまだ時間がかかると思いますが、被災された方の皆様方への篤い支援と速やかな復興を祈念いたします。 <br /><br />以上6月吉日
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第29回マスコミ・ソフィア会総会・第25回コムソフィア賞授賞式(速報)

日時:2016年5月29日(日)12:00~16:00場所:上智大学四ツ谷キャンパス内:2号館 401、402号教室5月29日(日)12時00分より「第29回マスコミ・ソフィア会総会」と「第25回コムソフィア賞授賞式」が、「オールソフィアンの集い」で賑わう母校四谷キャンパスの2号館4階の401号、402号教室にて、会員約100名余の参加の下開催されました。この日の上智大学正門準備に忙しいオールソフィアンの集い会場■第29回年次総会議事 まず総会は... 日時:2016年5月29日(日)12:00~16:00<br />場所:上智大学四ツ谷キャンパス内:2号館 401、402号教室<br /><br />5月29日(日)12時00分より「第29回マスコミ・ソフィア会総会」と「第25回コムソフィア賞授賞式」が、「オールソフィアンの集い」で賑わう母校四谷キャンパスの2号館4階の401号、402号教室にて、会員約100名余の参加の下開催されました。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/IMG_1170.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/IMG_1170.jpg" alt="IMG_1170.jpg" border="0" width="430" height="323" /></a><br />この日の上智大学正門<br /><br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/IMG_1174.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/IMG_1174.jpg" alt="IMG_1174.jpg" border="0" width="430" height="323" /></a><br />準備に忙しいオールソフィアンの集い会場<br /><br /><br /><span style="font-size:large;">■第29回年次総会議事</span><br /><br /> まず総会は正午から2号館402号教室で、フリーアナウンサーの菅家ゆかりさん(1981文新)の総合司会で開催され、2015年度事業報告、会計報告、監査報告、2016年度事業計画案、予算案、人事案が提案され全会一致で原案通り可決されました。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/murata_CIMG1656.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/murata_CIMG1656.jpg" alt="murata_CIMG1656.jpg" border="0" width="430" height="323" /></a><br />村田副会長<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/isoura_CIMG1657.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/isoura_CIMG1657.jpg" alt="isoura_CIMG1657.jpg" border="0" width="430" height="323" /></a><br />磯浦会長<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/inamura_CIMG1658.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/inamura_CIMG1658.jpg" alt="inamura_CIMG1658.jpg" border="0" width="430" height="323" /></a><br />稲村会報担当<br /><br /><br />人事では、磯浦康二代表幹事(1957文新)が、3年間空席となっていた会長に就き、また加藤春一監査役(1968経経)が副会長に選任されました。<br /><br /><a href="http://cumsophia.jp/wp/wp-content/uploads/2016/06/2015活動_16事業計画.pdf">(2015年活動報告、2016年事業計画)</a>※クリックでダウンロード<br /><br /><a href="http://cumsophia.jp/wp/wp-content/uploads/2016/06/マスコミ・ソフィア会2016年総会「会計報告と予算案.pdf">(2015年度会計報告 / 2016年度予算案)</a>※クリックでダウンロード<br /><br /><a href="http://cumsophia.jp/wp/wp-content/uploads/2016/06/2016年度マスコミ・ソフィア会役員名簿.pdf">(新役員名簿)</a>※クリックでダウンロード<br /><br /><br /><span style="font-size:large;">■第25回コムソフィア授賞式</span><br /><br /> 続いて第25回コムソフィア賞授賞式が行われ、<br /><br />植木千可子さん:1981年上智大学外国語学部フランス語学科卒)<br />        早稲田大学大学院教授・アジア太平洋研究科<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/jusyo1_CIMG1665.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/jusyo1_CIMG1665.jpg" alt="jusyo1_CIMG1665.jpg" border="0" width="430" height="323" /></a><br /><br /><br />孔 健さん  :1996年上智大学大学院文学研究科新聞学博士課程修了)<br />        週刊チャイニーズドラゴン主幹・孔子研究家・世界孔子協会理事長<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/jusyo2_CIMG1670.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/jusyo2_CIMG1670.jpg" alt="jusyo2_CIMG1670.jpg" border="0" width="430" height="323" /></a><br /><br /><br />石川 えりさん:1999年上智大学法学部国際関係法学科卒<br />        認定NPO法人難民支援協会代表理事<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/jusyo3_CIMG1673.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/jusyo3_CIMG1673.jpg" alt="jusyo3_CIMG1673.jpg" border="0" width="430" height="323" /></a><br /><br /><br />の3人に、磯浦会長から賞状が手渡されました。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/jusyo0.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/jusyo0.jpg" alt="jusyo0.jpg" border="0" width="430" height="323" /></a><br /><br /><br />また副賞として、受賞者の女性2人には、マスコミ・ソフィア会会員の細川護熙元首相制作「粉引丸皿」が、孔健さんには同じ細川元首相が初めて制作した「ビールカップ」が、向山肇夫コムソフィア賞選考委員長から贈られました。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/mukoyama_CIMG1660.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/mukoyama_CIMG1660.jpg" alt="mukoyama_CIMG1660.jpg" border="0" width="430" height="323" /></a><br />向山コムソフィア賞選考委員長<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/kohiki_dish.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/kohiki_dish.jpg" alt="kohiki_dish.jpg" border="0" width="323" height="430" /></a><br />細川護熙元首相作・粉引丸皿<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/BeerCup.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/BeerCup.jpg" alt="BeerCup.jpg" border="0" width="323" height="430" /></a><br />細川護熙元首相作・ビールカップ<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/memorialPhoto.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/memorialPhoto.jpg" alt="memorialPhoto.jpg" border="0" width="430" height="323" /></a><br />左から、石川 えりさん、高祖敏明理事長、植木千可子さん、孔 健さん、早下隆士学長<br /><br /><span style="font-size:large;">■コムソフィア賞受賞記念講演とシンポジウム</span><br /><br /> 午後1時からは会場を401号教室に移して、約100人余が参加して記念講演とシンポジウム「ソフィアンが語る今日の戦争と平和」が開催されました。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/simpo2.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/simpo2.jpg" alt="simpo2.jpg" border="0" width="430" height="323" /></a><br />シンポジウム「ソフィアンが語る今日の戦争と平和」<br /><br /> 植木千可子さんは「平和のための戦争論」、孔 健さんは「中国の今後の世界での役割」、石川 えりさんは「難民から見る世界と日本」というテーマで講演されました。<br /><br />続いて、マスコミ・ソフィア会副会長の加藤春一さんがモデレーターを務めてのシンポジウムでは、3人の受賞者と「今後の日本の針路について具体的な提言と意見交換」を行いました。討論は1時間以上続き最後に3人は次のように語りました。<br /><br />石川えりさん<br />「私たちが難民とどう向き合うのかは、私たちが社会とどう向き合うのか、どういう社会が良いと思うのかということだと思う。そのためには一人一人が考えていき、難民を受け入れると思うのか、思わないのかの議論を積み上げていくことが大切と思う」<br /><br />孔健さん<br />「日本政府は日米関係だけでなく、日中関係も大事にしてくださいと言いたい」<br /><br />植木千可子さん<br />「もし、日本が戦争に参加することになるならば、それは国民が主権を持って初めての戦争ということになる。かつての戦争で国民は主権を持っていなかった。今後は私たちが決めることで、後になって、こんな筈ではなかったということが絶対にないようにしなければならない。そのことを充分に考える必要がある」<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/simpo1.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/simpo1.jpg" alt="simpo1.jpg" border="0" width="430" height="323" /></a><br /><br /><br />※上記講演録は改めて後日掲載いたします。<br /><br /><span style="font-size:large;">■懇親会</span><br /><br /> そして午後3時40分から再び402号教室に移り、約80人が参加して懇親会が行われました。<br /><br />今年は、本多義人元ソフィア会会長の乾杯のご発声でスタート。上智学院の高祖敏明理事長と上智大学の早下隆士学長も参加いただき、受賞者と記念写真を撮るなど会は大いに盛り上がりました。<br /><br />最後に参加者全員が肩を組んで「みよとこしえに春よみがえり・・・」と校歌を斉唱して午後4時40分に無事閉会いたしました。(レポート:磯浦康二 '57文新)<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/konshin0.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/konshin0.jpg" alt="konshin0.jpg" border="0" width="430" height="323" /></a><br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/konshin1_CIMG1690.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/konshin1_CIMG1690.jpg" alt="konshin1_CIMG1690.jpg" border="0" width="430" height="323" /></a><br /><br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/konshin2_CIMG1689.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/konshin2_CIMG1689.jpg" alt="konshin2_CIMG1689.jpg" border="0" width="430" height="323" /></a><br /><br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/konshin3_CIMG1694.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/konshin3_CIMG1694.jpg" alt="konshin3_CIMG1694.jpg" border="0" width="430" height="323" /></a><br /><br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/konshin4_CIMG1696.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/konshin4_CIMG1696.jpg" alt="konshin4_CIMG1696.jpg" border="0" width="430" height="323" /></a><br />
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ブックレビュー 『超企画会議』川村元気

『超企画会議』(ちょうきかくかいぎ)KADOKAWA刊 2016年4月21日発行 1,404円川村元気 (2001文新) 著5月から自作の「世界から猫が消えたなら」も映画としてロードショー公開するなど、次々と大ヒット映画をプロデュースし、国内外で高く評価されている川村元気さん。その常識を打ち破る企画力はどんな風に生まれたのか?この本を読むと、その謎が解ける気がする。『超企画会議』は、もし、ハリウッドの巨匠たちと企画会... 『超企画会議』(ちょうきかくかいぎ)<br />KADOKAWA刊 2016年4月21日発行 1,404円<br />川村元気 (2001文新) 著<br /><br /><a href="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201604241429501af.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-95.fc2.com/c/u/m/cumsophia/201604241429501af.jpg" alt="超企画会議" border="0" width="200" height="293" /></a><br /><br />5月から自作の「世界から猫が消えたなら」も映画としてロードショー公開するなど、次々と大ヒット映画をプロデュースし、国内外で高く評価されている川村元気さん。その常識を打ち破る企画力はどんな風に生まれたのか?<br /><br />この本を読むと、その謎が解ける気がする。『超企画会議』は、もし、ハリウッドの巨匠たちと企画会議をすることになったら?川村さんはどんな準備をしてどんな提案をするのか、最初から最後まで、そんな巨匠たち、ウディアレン、スピルバーグ、ティムバートンらとの空想会議の内容が書かれている。その緻密で自由すぎる内容に抱腹絶倒だ。ディカプリオもジョニーデップも会議に乱入してくるわ、で大いに楽しめる。映画好きにはたまらないし、そうでなくても、”空想も本気ですれば実現するのでは?”と思わせてくれる元気になれる一冊である。<br /><br />川村さんは、来る5月29日(日)の「オールソフィアンズフェスティバル2016」にて、基調講演(12時から12-201教室)で映画の話題、下北沢で人気のブックカフェ「B&B」上智大学店(14時から1-105教室)で本にまつわるトークショーに出演します。ご本人に会えるめったにないチャンス! お誘い合わせの上ぜひご来場下さい。(B&B上智大学店でのトークショーは事前予約が必要です。詳しくはhttp://bookandbeer.com/で近日申込開始)('83文哲 吉田 真咲)
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